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令和2年度入学者 | 社会調査入門 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 社会調査入門 | ||||
教員名 | 中瀬剛丸 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信) |
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授業概要 | この授業では、社会調査とは何か、どのようなことをするのか、何が分かるのかなど、社会調査の基本的事項について学びます。担当教員は、マス・メディア企業での世論調査やマーケティング調査の実務経験があり、その経験を踏まえて、企業や行政機関で利用されている調査方法やデータの活用の重要性を解説します。<「社会調査士コース」の必修7科目の1科目> |
授業のねらい・到達目標 | <知識><技能> 社会事象や問題の性質に合わせデータや文献を収集し,それに即して現代社会の多層性・多様性を論理的・批判的に思考することができることを授業のねらいとします。 また社会学の枠組みや方法に即し社会事象や問題を観察・検討するだけでなく、問題を発見・理解し、適切な解決策を提案することができることを授業のねらいとします。 <能力> 上記の<知識><技能>の習得を経て、以下の<能力>を育むことを目標とします。 目に見えない社会事象や問題の性質を可視化する道具としての社会学理論や社会調査の重要性を説明することができること。(A-3-1: 論理的・批判的思考力) 多様なメディアによって形作られる現代社会におけるわたしたちの日常生活の中の諸課題について,社会学理論や社会調査を用いて発見することができること。(A-4-1: 問題発見・解決力) この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP3、DP4及びカリキュラムポリシーCP3、CP4に対応しています。 |
授業の方法 | Blackboardに資料や課題をアップして、それをもとに学修を進めます。課題やレポートについては、複数の事例を取り上げて、評価できる点や不十分な点をコメント・解説します。なお、8月中の授業の課題は早めに取り組めるようにします。 |
授業計画 | |
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1 |
授業の進め方や成績評価の説明 社会調査はどう使われているか(A-3-1) 【事前学習】身近な社会調査の実例を調べる。 (1時間) 【事後学習】ビジネスや行政の業務遂行にデータがどのように使われているかを把握する。 (3時間) |
2 |
社会調査の歴史と意義(A-3-1)
【事前学習】チャールズ・ブースの貧困調査の概要を調べる。 (1時間) 【事後学習】社会調査の意義について整理し、自分の考えをまとめる。 (3時間) |
3 |
多様な調査方法(A-3-1)
【事前学習】量的調査と質的調査の違いについて調べる。 (1時間) 【事後学習】調査方法の長所・短所を把握し、わかりやすく整理する。 (3時間) |
4 |
数字で語る、数字を解釈する(統計的研究)(A-4-1)
【事前学習】大学生の就職率の調査データを調べる。 (1時間) 【事後学習】統計的研究の利点を把握し、どのような目的の調査に適しているかをまとめる。 (3時間) |
5 |
事例で語る、事例を解釈する(事例研究)(A-4-1)
【事前学習】インタビュー調査で分かることを整理する。 (1時間) 【事後学習】事例研究の利点を把握し、どのような目的の調査に適しているかをまとめる。 (3時間) |
6 |
調査を実施する前に(先行研究、先行調査の探索)(A-3-1)
【事前学習】「大学生の意識」に関する調査の実例を探す。 (1時間) 【事後学習】先行研究、先行調査の探し方を把握し、わかりやすく整理する。 (3時間) |
7 |
調査の企画から実施まで(A-3-1)
【事前学習】自分で調査したいテーマを考える。 (1時間) 【事後学習】調査の企画から実施までの流れを把握し、わかりやすく整理する。 (3時間) |
8 |
社会調査の具体例(世論調査、国勢調査、公的統計)(A-4-1)
【事前学習】国勢調査の概要について調べる。 (1時間) 【事後学習】各種の世論調査の中から自分が興味関心を持ったデータを整理してまとめる。 (3時間) |
9 |
社会調査の具体例(マーケティング・リサーチ)(A-4-1)
【事前学習】マーケティング・リサーチの実例について調べる。 (1時間) 【事後学習】調査目的の違いを把握し、留意点を整理する。 (3時間) |
10 |
社会調査の具体例(インタビュー調査、フィールドワーク)(A-4-1)
【事前学習】フィールドワークの実例を調べる (1時間) 【事後学習】インタビュー調査の特徴や利点、適した調査テーマについて整理してまとめる。 (3時間) |
11 |
社会調査の具体例(参与観察、非参与観察)(A-4-1)
【事前学習】参与観察の実例を調べる。 (1時間) 【事後学習】参与観察の特徴や利点、適した調査テーマについて整理してまとめる。 (3時間) |
12 |
社会調査の具体例(国際比較調査)(A-4-1)
【事前学習】若者意識の国際比較の実例を調べる。 (1時間) 【事後学習】国際比較調査で得られる知見の特徴や留意点について整理してまとめる。 (3時間) |
13 |
量的調査と質的調査の相補関係(A-4-1)
【事前学習】インタビュー調査の留意点について調べる。 (1時間) 【事後学習】量的調査と質的調査の長所、短所を整理し、わかりやすくまとめる。 (3時間) |
14 |
ビッグデータの時代(A-4-1)
【事前学習】ビッグデータの活用の実例を調べる。 (1時間) 【事後学習】調査データの重要性を把握し、自分の考えをまとめる。 (3時間) |
15 |
調査倫理と社会調査のこれから(A-3-1)
【事前学習】個人情報保護の必要性について調べる。 (1時間) 【事後学習】15回の授業で得られた知見を整理し、わかりやすくまとめる。 (3時間) |
その他 | |
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教科書 | 大谷信介・後藤範章・小松洋・木下栄二 『新・社会調査へのアプローチ』 ミネルヴァ書房 2013年 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:課題レポート(3回)(30%)、授業参画度:毎回の授業内課題(70%) Blackboardを通じて毎回の授業で出す課題によって授業参画度を評価します。それとは別にBlackboardを通じて課題レポートを3回設定します。 以上を踏まえ、A-3-1(論理的・批判的思考力)、A-4-1(問題発見・解決力)の修得状況を評価します。 |
オフィスアワー | Blackboardやメールでの対応とします。質問の方法等は、配信の中で指示します。 |
備考 | 初回講義開始までに、当該授業のBlackboardのコース登録を行うこと |