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ドイツ文学演習7

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令和元年度以前入学者 ドイツ文学演習7
教員名 川尻竜彰
単位数    1 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 ドイツ文学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 オンデマンド授業。必要に応じてBlackboardにより資料や課題を配信する。
授業開始までにBlackBoardのコースID 20201932 :2020ドイツ文学演習7(川尻竜彰・前・金4) に登録し、初回授業の注意事項に従って準備をしておくこと。
授業概要 ドイツ詩を理解するために必要な基本的知識を学修する。様々な詩の約束事を実例を介しながら学んでいき、詩を味読するための基礎を作る。
授業のねらい・到達目標 詩の内容を理解するにとどまらず、形式を踏まえたうえで、形式と内容がどのように結びついているのか、そしてそれがどのような効果を与えるのかを様々な観点から考察できる。(A-3-4,A-4-4)
この科目は文理学部(学士(文学)のDP及びCP3,4に対応しています。
授業の方法 演習形式。 毎回テーマに沿った詩を取り上げ、担当者持ち回りで精読・分析していく。
履修条件 学科の履修規程による。
授業計画
1 ガイダンスおよび導入 授業の進め方について説明する。散文と韻文について。揚格と抑格について。
【事前学習】シラバスをよく読み学修計画を立てておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】配布資料を音読すること。 (0.5時間)
2 詩脚を構成する基本形である、ヤンブス、トロヘーウス、ダクテュルス、アナペーストについて学ぶ。
【事前学習】Einführung in die neuere deutsche Literaturwissenschaftの63~64ページを予習してくること。 (0.5時間)
【事後学習】グリュフィウスの „Es ist alles eitell“に出てくる単語のアクセントを辞書で調べておくこと。 (0.5時間)
3 実例としてグリュフィウスの詩を詩を読む。
【事前学習】グリュフィウスの „Es ist alles eitell“ を強弱に気をつけて読んでくること。(A-3) (0.5時間)
【事後学習】„Es ist alles eitell“を抑揚をつけて何度も音読してみること。 (0.5時間)
4 詩行の終結部(カデンツ)について。抑格で終わる女性カデンツ、揚格で終わる男性カデンツについて学ぶ。
【事前学習】テキストの64~65ページを読んでくること。 (0.5時間)
【事後学習】グリュフィウスの „Es ist alles eitell“の各行の終結部についてそのタイプを調べておくこと。 (0.5時間)
5 詩行の長さについて。詩的律動を作り出す揚格の数について学ぶ。
【事前学習】テキストの66~68ページを読んでくること。 (0.5時間)
【事後学習】グリュフィウスの „Es ist alles eitell“について、詩脚、カデンツ、揚格の数にしたがって分類しておくこと。 (0.5時間)
6 揚格の数が2~5個の詩について個々の実例を見ていく。
【事前学習】„Gefunden“(ゲーテ)、„Abschied“(アイヒェンドルフ)、„Bettlerliebe“(シュトルム)を読んでくること。(A-3) (0.5時間)
【事後学習】„Gefunden“、„Abschied“、„Bettlerliebe“を何度も音読し、揚格の数による印象の違いについて体得すること。 (0.5時間)
7 例題としてマティアス・クラウディウスの „ Abendlied“ を取り上げる。
【事前学習】„ Abendlied“を訳し、抑揚をつけて音読してくること。(A-3) (0.5時間)
【事後学習】詩脚の型、カデンツ、揚格の数にしたがって分類しておくこと。 (0.5時間)
8 例題としてゲーテの „ Heidenröslein“ を取り上げる。
【事前学習】„ Heidenröslein“を訳し、抑揚をつけて音読してくること。(A-3) (0.5時間)
【事後学習】詩脚の型、カデンツ、揚格の数にしたがって分類しておくこと。 (0.5時間)
9 ホフマン・フォン・ファラースレーベンの „ Lied der Deutschen“を取り上げる。
【事前学習】„ Lied der Deutschen“の成立の経緯を調べておくこと。(A-4) (0.5時間)
【事後学習】3番のみが国家として採用されたのはなぜか考えてみること。(A-4) (0.5時間)
10 揚格の数が6個の場合。アレクサンドリーナー、ペンタメーター、ヘクサメーターについて学ぶ。
【事前学習】テキストの69~70ページを読んでくること。 (0.5時間)
【事後学習】ウーラントの„Des Sängers Fluch“ を音読しておくこと。 (0.5時間)
11 押韻について学修する。
【事前学習】テキストの71~72ページを読んでくること。 (0.5時間)
【事後学習】今までとりあげた詩の押韻のタイプを調べておくこと。 (0.5時間)
12 アイヒェンドルフの „ Mondnacht“を読む。
【事前学習】„ Mondnacht“を訳し、抑揚をつけて音読してくること。(A-3) (0.5時間)
【事後学習】„ Mondnacht“を詩脚、カデンツ、揚格の数にしたがって分類しておくこと。 (0.5時間)
13 アイヒェンドルフの „ Mondnacht“の解釈。
【事前学習】„ Mondnacht“を自分なりに解釈してみること。(A-4) (0.5時間)
【事後学習】今までに学修した詩の約束事や形式についてまとめておくこと。 (0.5時間)
14 授業内試験とその解説を行う。
【事前学習】第1回から第13回に学んだことを整理しておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】試験終了後、自分の答案を振り返り、分からなかったところ、間違ったところ、あやふやなところを書き留めておく。(A-8) (0.5時間)
15 解説及び振り返り。答案を見て、解説を行う。間違いの傾向を指摘し、説明する。
【事前学習】試験において分からなかったところ、間違ったところ、あやふやなところを抜き出し、自ら修正しておく。(A-8) (0.5時間)
【事後学習】本科目の学修を振り返り、自分の誤り、欠点を認識し、後期の授業に備えて、ノートに反省点を書き留めておく。(A-8) (0.5時間)
その他
教科書 適宜プリントを配付します。
参考書 適宜資料を配付します。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:授業内テストは期末試験で評価する。テストはBlackboardで配信し、採点、添削ののちに返信する。(70%)、授業参画度:授業参画度は提出課題とその下調べ度合いで評価する。(30%)
オフィスアワー 授業終了時に対応する。

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