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ドイツ文学史講義1

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令和元年度以前入学者 ドイツ文学史講義1
教員名 関口なほ子
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 ドイツ文学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 オンデマンド型の遠隔授業(12回)と課題研究(3回)を組み合わせて実施する。
授業開始までにBlackBoardのコースID 20201835: 2020 ドイツ文学史講義1
(関口なほ子・前・火5)に登録し、初回授業の注意事項に従って準備をしておくこと。
授業概要 18世紀のドイツ文学史の潮流を概観し、主要な作家と作品を歴史的・社会背景とともに学ぶ。
授業のねらい・到達目標 1年次に学んだドイツ語圏の文学に関する知識を土台にして、3年次の専門課程への橋渡しとなる文学史の概要を理解することができる。
ドイツ文学史における専門的な事項や概念を理解し、体系に説明する能力を育成する。
文学史における問題点を現代的な視点で捉えなおすことに挑戦することができる。
この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1, DP2及びカリキュラムポリシーCP1, CP2に対応しています。
授業の方法 Blackboardをとおして学習資料・課題を配信する。受講生は参考書等も活用して課題に取り組み、期日までに提出する。
受講者は提示された事項を調べ, 取り上げた文学作品を自主的に読み、自分の意見をまとめる。
履修条件 学科の履修規定による。
授業計画
1 スタートアップ:ガイダンス(授業の進め方、到達目標、評価方法等について説明します)を受けて、各自の目標を設定する。
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解すること (1時間)
【事後学習】第2回以降の授業に備え、啓蒙主義以前の文学史について大まかな流れ・特徴を調べる(A-1-2)。 (3時間)
2 18世紀(啓蒙主義)以前の文学史の流れ(おおまかな時代背景と特徴)を時系列に概観する(A-1-2)。
【事前学習】啓蒙主義以前の文学史の特徴について疑問点をまとめる(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】講義内容を踏まえて学習内容の要点を整理し、まとめる(A-2-2)。 (2時間)
3 18世紀の文学史の全体像を俯瞰的にみる(A-2-2)。
【事前学習】参考文献等に目を通し、該当箇所に目を通しておく(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】講義内容を踏まえて学習内容の要点を整理し(A-2-2)。 (2時間)
4 啓蒙主義の時代背景と文学:「人間」をどのように位置づけているか(A-1-2, A-2-2)。
【事前学習】カント『啓蒙とは何か』冒頭部分を読み「啓蒙」とはどういう意味か考える(A-1-2)。参考文献等に目を通し、啓蒙主義について調べる(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】講義内容を踏まえて学習内容の要点を整理し、啓蒙主義の「人間観」について自分の考えをまとめる(A-2-2)。 (2時間)
5 シュトルム・ウント・ドラング:「世界像」の「変化」について(A-1-2, A-2-2)。
【事前学習】参考文献等に目を通し、該当箇所に目を通しておく(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】講義内容を踏まえて学習内容の要点を整理し、シュトルム・ウント・ドランク期のゲーテの経歴と思想を形成した要因についてまとめる(A-2-2)。 (2時間)
6 レッシング:『エミリア・ガロティ』における登場人物の描かれ方(A-1-2)。
【事前学習】『エミリア・ガロティ』を読んでおく(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】講義内容を踏まえて学習内容の要点を整理し、当該作品の形式と内容をまとめる(A-2-2)。 (2時間)
7 シュトルム・ウント・ドラング期までのゲーテの生涯と作品(A-1-2, A-2-2)
【事前学習】ゲーテの生涯についておおまかに調べておく(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】講義内容を踏まえて学習内容の要点を整理し、当該作品の文学史上の位置づけについて考える(A-2-2)。 (2時間)
8 ゲーテ:『若きヴェルターの悩み』の形式と問題設定について(A-1-2, A-2-2)。
【事前学習】『若きヴェルターの悩み』第一部を読む(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】講義内容を踏まえて学習内容の要点を整理し、シュトルム・ウント・ドランク期の文学作品に対する自分の意見をまとめる(A-2-2)。 (2時間)
9 シラー:『群盗』の背景と作品の問題設定について(A-1-2)。
【事前学習】シラーの生涯についておまかに調べておく(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】講義内容を踏まえて学習内容の要点を整理し、古典主義の概念規定をまとめる(A-2-2)。 (2時間)
10 「シュトルム・ウント・ドラング」の文学史上の概念規定について(A-1-2)。
【事前学習】シュトルム・ウント・ドラングの特徴について調べる(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】講義内容を踏まえて学習内容の要点を整理し、各自の意見をまとめる(A-2-2)。 (2時間)
11 ゲーテ:『ヴィルヘルム・マイスター』や『ファウスト』が求めたものを考える(A-1-2, A-2-2)。
【事前学習】『ヴィルヘルム・マイスター』や『ファウスト』について調べる(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】講義内容を踏まえて学習内容の要点を整理し、各自の意見をまとめる(A-2-2)。 (2時間)
12 「教養小説」:その代表的な作家と作品について(A-1-2, A-2-2)。
【事前学習】「教養小説」の言葉の意味やどのような作品があるのかについて調べる(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】講義内容を踏まえて学習内容の要点を整理し、各自の意見をまとめる(A-2-2)。 (2時間)
13 「古典主義」:背景・概念規定について(A-1-2, A-2-2)。
【事前学習】シュトルム・ウント・ドラングと古典主義の目指すものについて整理する(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】講義内容を踏まえてゲーテとシラーの問題提起に対して、各自の意見をまとめる(A-2-2)。 (2時間)
14 シラー:後期作品『ヴィルヘルム・テル』他に見られる問題設定と思想的展開について(A-1-2, A-2-2)
【事前学習】『ヴィルヘルム・テル』について調べる(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】講義内容を踏まえて学習内容の要点を整理し、レポートを修正する(A-2-2)。 (2時間)
15 これまでの復習と習得度の確認と意見交換・質疑応答
振り返りと解説(講義を振り返り、18世紀の文学史の大まかな流れと特徴を理解する)。
【事前学習】講義で興味を持った内容について、自分でも調べておく(A-1-2)。 (2時間)
【事後学習】18世紀の文学史の特徴をまとめる(A-2-2)。 (2時間)
その他
教科書 適宜資料を配布します。下記『増補ドイツ文学案内』等を活用して課題に取り組んでください。
参考書 手塚富雄・神品芳夫(著) 『増補ドイツ文学案内』 岩波文庫 1993年
保坂一夫(編) 『ドイツ文学 名作と主人公』 自由国民社 2009年
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度:課題への取り組み・提出状況・その成績(50%)
課題・レポート等についてはBlackboardを通して配布・回収します。
オフィスアワー Blackboardをとおして質問を受け付けます。

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