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英語学演習1

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令和元年度以前入学者 英語学演習1
教員名 吉良文孝
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 英文学科
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 課題研究(Blackboardを通じた学習資料を配信)
授業概要 ことばの世界には、言語普遍の大原則があります。言語学者D. Bolingerのいう「かたち(表現形式)が異なれば、必ず意味に違いがある」というものです。例えば、語彙レベルでいえば、たとえば、「警察官」と「おまわりさん」を耳にした場合、両者に対して受ける印象(ニュアンス)には違いがあります。本演習では、ことばの織りなす(意味という)細かな「ひだ」の一本一本を味わうことになります。同時に、英語英文学専攻の学生が当然知っていなければならない知識・素養を身につけ、また、英語(とりわけて英語学関連の英語)を読むということはどういうことなのかを実感するような授業となります。
授業のねらい・到達目標 英語未来時表現に関する専門的な知識を身につけることができます。と同時に、当該領域の英語を読むことによって、「英語そのものをしっかりと読む」ということの意味合いを実感し、そこで得られた英語読解力がさらなる英語学関連領域の専門書・論文を読む際に応用することができます。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3、DP4、DP5、及び、カリキュラムポリシーCP3、CP4、CP5、に対応しています。
授業の方法 演習形式(輪読)です。上記の「ねらい」と「到達目標」を達成するための好著であるG. LeechのMeaning and the English Verbをアトランダムに指名し、輪読します。具体的には、同署の第4章の「英語未来時表現」を読みます。例えば、It will rain tomorrow.とは言えても、*It rains tomorrow.とは言えません(willの使用が義務的)。しかし、これがひとたび条件節内で用いられると、一般には、*If it will rain tomorrow, the game will be cancelled.とは言えないとされます(willの使用は不可)。なぜでしょうか。本演習では、教科書をしっかりと読みこなすとともに、関連するさまざまなトッピクスにも話がおよびます。本授業の事前・事後学習は,合わせて1時間の学習を目安とします。
履修条件 なし。
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する)
【事前学習】教科書§86の熟読。 (1時間)
【事後学習】第1回目で話した内容(モダリティ)、ならびに配付プリントについてのまとめと整理。 (1時間)
2 断定と確信のなさ(1)(A-3-2, A-4-2, A-5-2)
【事前学習】配付プリントの熟読。 (1時間)
【事後学習】配付プリントのまとめと整理。 (1時間)
3 断定と確信のなさ(2)(A-3-2, A-4-2, A-5-2)
【事前学習】配付プリントの熟読。 (1時間)
【事後学習】配付プリントのまとめと整理。 (1時間)
4 willとshall(1)(A-3-2, A-4-2, A-5-2)
【事前学習】教科書§87、§88の熟読。 (1時間)
【事後学習】§87、§88のまとめと整理。 (1時間)
5 willとshall(2)(A-3-2, A-4-2, A-5-2)
【事前学習】教科書§89の熟読。 (1時間)
【事後学習】§89のまとめと整理。 (1時間)
6 willとshall(3)(A-3-2, A-4-2, A-5-2)
【事前学習】教科書§91、§92の熟読。 (1時間)
【事後学習】§91、§92のまとめと整理。 (1時間)
7 be going to(1)(A-3-2, A-4-2, A-5-2)
【事前学習】§92、§93の熟読。 (1時間)
【事後学習】§92、§93のまとめと整理。 (1時間)
8 be going to(2)(A-3-2, A-4-2, A-5-2)
【事前学習】教科書§94、§95の熟読。 (1時間)
【事後学習】§94、§95のまとめと整理。 (1時間)
9 be going to(3)(A-3-2, A-4-2, A-5-2)
【事前学習】教科書§96、§97の熟読。 (1時間)
【事後学習】§96、§97のまとめと整理。 (1時間)
10 willとbe going to比較 (A-3-2, A-4-2, A-5-2)
【事前学習】配付プリントの熟読。 (1時間)
【事後学習】配付プリントのまとめと整理。 (1時間)
11 現在進行形(1)(A-3-2, A-4-2, A-5-2)
【事前学習】教科書§98の熟読。 (1時間)
【事後学習】§98のまとめと整理。 (1時間)
12 現在進行形(2)(A-3-2, A-4-2, A-5-2)
【事前学習】教科書§99の熟読。 (1時間)
【事後学習】§99のまとめと整理。 (1時間)
13 現在進行形(3)(A-3-2, A-4-2, A-5-2)
【事前学習】教科書§100の熟読。 (1時間)
【事後学習】§100のまとめと整理。 (1時間)
14 現在進行形(4)(A-3-2, A-4-2, A-5-2)
【事前学習】教科書§101の熟読。 (1時間)
【事後学習】§101のまとめと整理。 (1時間)
15 前学期の総まとめ(will/be going to/現在進行形)
【事前学習】配付プリントの熟読。 (1時間)
【事後学習】配付プリントのまとめと整理。 (1時間)
その他
教科書 G.Leech/澤田治美編注, Meaning and the English Verb, ひつじ書房, 2011, 3 edition
江川泰一郎 『英文法解説(改訂三版)』 金子書房 1991年 第3版
上記の他に、適宜、配付プリントを用意します。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 試験(50%)、授業参画度(50%)
授業参画度は,授業態度(課題内容・活動への取り組み)等で評価します。
オフィスアワー 吉良研究室(7312)にて、火曜日・水曜日・木曜日。

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