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令和元年度以前入学者 | 英米文学演習1 | ||||
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教員名 | 前島洋平 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信) *(CHIPSでの履修登録に加え)初回授業時までにBlackboardで本科目の登録を済ませること) |
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授業概要 | エミリー・ブロンテ (Emily Bronte, 1818-1848) が書いた唯一の小説にして不朽の名作と名高い Wuthering Heights (1847)を題材に、文学作品の分析の仕方を学ぶ。 |
授業のねらい・到達目標 | 作品の精読とディスカッションを通して、小説における語り手の役割を分析できるようになることを目指す。 英文学科生であれば一度は読んでおかねばならない作品であるから、読んだ対象が原作であれば一層の充実感を得ることができる。また、作品内容に関する議論を通して小説を読む楽しさを発見できる。 他の受講者と意見交換をしながら一定のレベルのプレゼン資料を作り上げることができるようになる。 ◆この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3、DP4、DP5、及び、カリキュラムポリシーCP3、CP4、CP5、に対応している。 なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部英文学科(学士(文学))のディプロマポリシーDP3,4,5 及びカリキュラムポリシーCP3,4,5に対応している。 ・既存の知識にとらわれることなく、言語現象や歴史的事象を論理的・批判的に説明することができる(A-3-2)。 ・英語学・英語圏文学に潜む問題を発見し、専門的知識に基づいて説明することができる(A-4-2)。 ・新しい問題に取り組む意識を持ち、そのために必要な情報を収集することができる(A-5-2)。 |
授業の方法 | Blackboardを仮想の教室とした、グループによる発表と受講者によるディスカッション形式。 ◆手順は以下の通り。 1. 発表担当グループ(原則3人,1回の授業につき2グループが担当, グループ分けと発表順は初回授業時に周知)は「ハンドアウト」(主として「原作からの引用」「(作者の生涯や作品発表時の社会背景などの)作品外の情報」「受講者に考えてもらいたい質問」など)と「説明文」(ハンドアウトの内容に関する詳しい発表原稿)を火曜日午前0時までに担当教員にメールで送る。 2. 担当教員は上記1を毎週火曜日の午前10時40分にBlackboardの掲示板に掲載する。 3. 受講者は上記2に目を通したうえで、翌日(水曜日)午前10時40分までに、「質問に対する意見」「感想」「疑問点」を掲示板に書き込む。(Twitterのように、他の受講者からの意見や感想に対する自分の意見を書いてもよい。ただし、他者を傷つけるようなコメントは厳禁。) 4. 掲示板への書き込みとは別に、受講者は必要事項を記入したリアクションペーパーを水曜日午前10時40分までに担当教員にメールで送る。 5. 水曜日午前10時40分以降(準備ができ次第)、すべてをまとめた総括を担当教員がBlackboardに掲載するので、各自で内容を確認する。 【発表担当グループは、語学的(英語)ならびに文学的(内容)アプローチの点から資料を作成する。受講者への質問は、なるべく作品理解が深まるような性質のものが望ましい】 |
履修条件 | (1)英文学科2年生で所定の手続きを踏んでいること。 (2)総授業数の3分の2以上の参加が可能であること。 (3)予習に膨大な時間をさけること。 (4)レポート作成に際しては、コピペなどの卑しい行為を慎み、参考文献をもとに自力で完成させる覚悟(忍耐力)を持っていること。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション:授業の進め方、資料の作り方、エミリー・ブロンテに関する基礎知識、グループ分け
【事前学習】作者エミリー・ブロンテについて調べておくこと (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめておくこと (1時間) |
2 |
Wuthering Heights Vol.I Chap.I【プレゼンとディスカッション(A-4)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
3 |
Wuthering Heights Vol.I Chap.II【プレゼンとディスカッション(A-4)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
4 |
Wuthering Heights Vol.I Chap.III【プレゼンとディスカッション(A-4)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
5 |
Wuthering Heights Vol.I Chap.IV【プレゼンとディスカッション(A-4)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
6 |
Wuthering Heights Vol.I Chap.V【プレゼンとディスカッション(A-4)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
7 |
Wuthering Heights Vol.I Chap.VI【プレゼンとディスカッション(A-4)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
8 |
Wuthering Heights Vol.I Chap.VII【プレゼンとディスカッション(A-4)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
9 |
Wuthering Heights Vol.I Chap.VIII【プレゼンとディスカッション(A-4)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
10 |
Wuthering Heights Vol.I Chap.IX【プレゼンとディスカッション(A-4)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
11 |
Wuthering Heights Vol.I Chap.X【プレゼンとディスカッション(A-4)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
12 |
Wuthering Heights Vol.I Chap.XI【プレゼンとディスカッション(A-4)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
13 |
Wuthering Heights Vol.I Chap.XII【プレゼンとディスカッション(A-4)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
14 |
Wuthering Heights Vol.I Chap.XIII【プレゼンとディスカッション(A-4)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
15 |
Wuthering Heights Vol.I Chap.XIV【プレゼンとディスカッション(A-4)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直して課題に取り組むこと(A-3) (5時間) |
その他 | |
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教科書 | Emily Bronte, Wuthering Heights, Oxford University Press, 2009 ISBN: 9780199541898 |
参考書 | 廣野由美子 『「嵐が丘」の謎を解く』 創元社 2001年 廣野由美子 『謎解き「嵐が丘」』 松籟社 2015年 川口喬一 『「嵐が丘」を読む』 みすず書房 2007年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:第15回授業から1週間以内(8月25日午前10時40分まで)に提出(50%)、授業参画度:Blackboard(掲示板)でのディスカッションの貢献度、毎授業終了後24時間以内(毎週水曜日午前10時40分まで)に提出するリアクションペーパーの内容に応じた授業参画度(30%)、プレゼンテーション資料(20%) ◆毎回の授業後24時間以内に提出するリアクションペーパーには、発表グループへの評価、英語や作品解釈に関する質問などを記入する。これは受講者の予習の程度や内容理解の深度を図るもので、成績評価の方法の授業参画度に該当する。 |
オフィスアワー | メールで質問を随時受け付ける。 |
備考 | 受講希望者は授業開始(5月11日)までにBlackboard(連絡事項)の指示を読み、所定の手続きを済ませておくこと。 |