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令和元年度以前入学者 | 英文法1 (共通) | ||||
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教員名 | 吉良文孝・山岡洋 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 課題研究(Blackboardを通じた学習資料を配信) |
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授業概要 | 英語英文学を専攻する学生が当然知っていなければならない英文法の知識・素養を身につけるために、既に常識化してると思われるような文法現象をいくつかとりあげ、学校英文法の、いわば、「洗い直し」の作業を行ないます。英文法(ことば)に対して向き合う態度とはどういうことなのかを実感できるような授業にします。 |
授業のねらい・到達目標 | われわれは、何を意識するでもなく日々の生活において「ことば」を使っています。ことばは、いわば、空気のような存在です。空気のような存在ですが、いざその仕組み、成り立ちを説明するとなると一筋縄ではいかないような神秘的で複雑な問題をはらんでいます。この神秘的で複雑な(しかし、それでいて極めて単純で美しい)ことばの理(ことわり)が「文法」です。複雑で、神秘的なことばの理に触れ、それを実感することができます。それが本講座のねらいであり、到達目標です。この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3、DP4、及び、カリキュラムポリシーCP3、CP4、に対応しています。 |
授業の方法 | 講義・演習形式併用。講義形式ですが、こちらからの一方的な講義にならないように、学生諸君が著名な著書論文(の一部)を輪読するという演習形式を一部とり入れます。それによって、英語学関連の文献をしっかりと読むということはどういうことなのかを知り、また、普段いかに英語をいい加減に読んできたのかを痛感することになるでしょう。ハンドアウトを配付し、それをもとにして講義を展開します。また、授業中に、適宜、参考文献などを紹介します。 |
履修条件 | なし。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する)。
【事前学習】教科書の「はしがき」を熟読し、ことばの機能について考える。 (2時間) 【事後学習】前学期配付プリントによって前学期の学修内容についての理解を深める。 (2時間) |
2 |
時制(Tense)とは何か。(その1)(A-3-1, A-4-1)
【事前学習】配付プリントの(当該学修範囲の)熟読・理解。 (2時間) 【事後学習】「時制」の概念と「時」の概念について整理・理解する。 (2時間) |
3 |
時制(Tense)とは何か。(その2)(A-3-1, A-4-1)
【事前学習】配付プリントの(当該学修範囲の)熟読・理解。 (2時間) 【事後学習】3つの文法レベルからみた時制概念について整理・理解する。 (2時間) |
4 |
時(Time)とは何か。(A-3-1, A-4-1)
【事前学習】配付プリントの(当該学修範囲の)熟読・理解。 (2時間) 【事後学習】「時」(Time)について整理・理解する。 (2時間) |
5 |
相(Aspect)とは何か。(A-3-1, A-4-1)
【事前学習】配付プリントの(当該学修範囲の)熟読・理解。 (2時間) 【事後学習】「相」(Aspect)について整理・理解する。 (2時間) |
6 |
時制と時と相の関係について。(A-3-1, A-4-1)
【事前学習】配付プリントの(当該学修範囲の)熟読・理解。 (2時間) 【事後学習】時制と時と相の関係について整理・理解する。 (2時間) |
7 |
時制に関する著作論読。(Quirk et al.(1985)を輪読(その1))(A-3-1, A-4-1)
【事前学習】Quirk et al.(1985)の当該輪読箇所の徹底的な予習。 (2時間) 【事後学習】「時間指示レベル」の観点から見た時制の整理・理解。 (2時間) |
8 |
時制に関する著作論読。(Quirk et al.(1985)を輪読(その2))(A-3-1, A-4-1)
【事前学習】Quirk et al.(1985)の当該輪読箇所の徹底的な予習。 (2時間) 【事後学習】「意味レベル」の観点から見た時制の整理・理解。 (2時間) |
9 |
時制に関する著作論読。(Quirk et al.(1985)を輪読(その3))(A-3-1, A-4-1)
【事前学習】Quirk et al.(1985)の当該輪読箇所の徹底的な予習。 (2時間) 【事後学習】「文法レベル」の観点から見た時制の整理・理解。 (2時間) |
10 |
進行相とは何か。(その1)(A-3-1, A-4-1)
【事前学習】配付プリントの(当該学修範囲の)熟読・理解。 (2時間) 【事後学習】Vendler(1967)の枠組みから見た(動詞分類とその)進行形の意味についての整理・理解。 (2時間) |
11 |
進行相とは何か。(その2)(A-3-1, A-4-1)
【事前学習】配付プリントの(当該学修範囲の)熟読・理解。 (2時間) 【事後学習】状態動詞(stative verbs)の進行形が表わす意味について整理・理解する。 (2時間) |
12 |
進行相とは何か。(その3)(A-3-1, A-4-1)
【事前学習】配付プリントの(当該学修範囲の)熟読・理解。 (2時間) 【事後学習】活動動詞(activity verbs)の進行形が表わす意味について整理・理解する。 (2時間) |
13 |
進行相とは何か。(その4)(A-3-1, A-4-1)
【事前学習】配付プリントの(当該学修範囲の)熟読・理解。 (2時間) 【事後学習】達成動詞(acomplishment verbs)の進行形が表わす意味について整理・理解する。 (2時間) |
14 |
進行相とは何か。(その5)(A-3-1, A-4-1)
【事前学習】配付プリントの(当該学修範囲の)熟読・理解。 (2時間) 【事後学習】瞬間動詞(momentary verbs)の進行形が表わす意味について整理・理解する。 (2時間) |
15 |
本講座の学習内容に関する総まとめ。
【事前学習】前学期配付プリントの内容を全体的に復習する。 (2時間) 【事後学習】前学期学習内容の総整理と理解。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 江川泰一郎著 『英文法解説(改訂三版)』 金子書房 1991年 第3版 吉良文孝 『ことばを彩る1 テンス・アスペクト』 研究社 2018年 適宜、プリントを配付します。 |
参考書 | 授業中に、適宜、紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(50%)、授業参画度(50%) 授業参画度は、授業態度(発言・活動への取り組み)等で評価します。 |
オフィスアワー | 吉良研究室(7312)にて、火曜日・水曜日・木曜日。 |