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令和元年度以前入学者 | 研究ゼミ2 | ||||
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教員名 | 片倉健博 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 中国語中国文化学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | オンデマンドを中心に課題研究(Blackboardなどを通じて必要資料を配信する)と同時双方向を適宜取り入れる。 Blackboard ID:20201641 後期木曜2限 |
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授業概要 | 中国古典通俗文学(清代まで)に関する研究。 白話で書かれた文芸作品を読解し、作品の構造や作品の生まれた時代背景などを探る。 |
授業のねらい・到達目標 | 白話文学の発展過程を説明し、形成過程を分析することができるようになる。 自分の興味をもった白話作品について他者に説明し、他者と協力して作品を鑑賞できるようになる。 学修活動において、積極的に他者と連携して協働し、学びの効果を高めることができる(A-7-2)。 自分の学修状況の振り返りを継続的に行い、分析することができる(A-8-2)。 この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの7,8に対応しています。 |
授業の方法 | ゼミ生による演習方式。 課題の提出方法、フィードバック方法等については、授業開始時に提示する。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とする。 |
履修条件 | 自主創造の基礎1・2、中国学入門1~4、中国語1~14の全ての単位および、原則として研究ゼミ1の単位を修得済みであること。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:授業のテーマや到達目標および授業方法についての説明(オンデマンド) 中間報告(1):夏休み中に自分で調べたテーマについて報告し、討論する(A-7-2)(A-8-2)。 【事前学習】報告用レジュメを作成する。 (2時間) 【事後学習】授業で指摘された問題点をふまえ、レジュメを修正する(A-7-2)(A-8-2)。 (2時間) |
2 |
中間報告(2):夏休み中に自分で調べたテーマについて報告し、討論する(A-7-2)(A-8-2)。(同時双方向)
【事前学習】報告用レジュメを作成する。 (2時間) 【事後学習】授業で指摘された問題点をふまえ、レジュメを修正する(A-7-2)(A-8-2)。 (2時間) |
3 |
長編白話小説の生成(1):三国劇と『三国志平話』と『三国志演義』(オンデマンド)
【事前学習】三国劇と『三国志平話』と『三国志演義』の概要を確認する。 (2時間) 【事後学習】構成と文体の違いをおおまかに説明できるようにする。 (2時間) |
4 |
長編白話小説の生成(2):水滸戯と『大宋宣和遺事』と『水滸伝』(オンデマンド)
【事前学習】水滸戯と『大宋宣和遺事』と『水滸伝』の概要を確認する。 (2時間) 【事後学習】構成と文体の違いをおおまかに説明できるようにする。 (2時間) |
5 |
長編白話小説の生成(3):『大唐三蔵取経詩話』と『西遊記』(オンデマンド)
【事前学習】『大唐三蔵取経詩話』と『西遊記』の概要を確認する。 (2時間) 【事後学習】構成と文体の違いをおおまかに説明できるようにする。 (2時間) |
6 |
長編白話小説の生成(4):『水滸伝』と『金瓶梅』(オンデマンド) 2次創作について 【事前学習】『金瓶梅』の概要とテキストについて確認する。 (2時間) 【事後学習】『金瓶梅詞話』と張竹坡本の違いを説明できるようにする。 (2時間) |
7 |
長編白話小説の展開(1):挿話と腰斬(オンデマンド) 『水滸伝』容與堂本・郁郁堂本・金聖歎本 【事前学習】受講者同士で協力して現存する『水滸伝』のテキストの先行研究を調べ、報告用のレジュメを作成する(A-7-2)。 (2時間) 【事後学習】『水滸伝』の回数の異なるテキストごとの違いを大まかにまとめる(A-8-2)。 (2時間) |
8 |
長編白話小説の展開(2):文簡本と文繁本(オンデマンド) 『水滸伝』の複数の版本の同一場面の原文を読解し、表現の違いを確認する。 【事前学習】原文の指定された箇所の訳文を作成する。 (2時間) 【事後学習】版本ごとの違いを自分の言葉でまとめる。 (2時間) |
9 |
長編白話小説の展開(3):『資治通鑑』に依拠する挿話と関索説話の位置(オンデマンド) 『三国志演義』周曰校本・劉龍田本・毛宗崗本 【事前学習】『三国志演義』の挿話に関する先行研究を読み、報告用のレジュメを作成する。 (2時間) 【事後学習】『三国志演義』の現存テキストの特徴についておおまかにまとめる。 (2時間) |
10 |
長編白話小説の展開(4):金聖歎と毛宗崗 序を読む(オンデマンド) 序から評者・編者の意図を読み取り、分析する(A-8-2)。 【事前学習】金聖歎について調べる。 (2時間) 【事後学習】中国白話小説における序の作用や評者・編者の役割について自分の考えをまとめる。 (2時間) |
11 |
長編白話小説の展開(5):金聖歎と毛宗崗 評を読む(オンデマンド) 評から評者・編者の意図を読み取り、討論する(A-7-2)。 【事前学習】自分で読んでみて面白かった評をレジュメにまとめる。 (2時間) 【事後学習】中国白話小説における評の作用や評者・編者の役割について自分の考えをまとめる。 (2時間) |
12 |
戯曲と小説の連関:『三国志演義』と『草廬記』(オンデマンド) 『三国志演義』、『草廬記』、『東呉記』を題材に、物語の形成過程を分析する。 【事前学習】『草廬記』、『東呉記』の概要を確認する。 (2時間) 【事後学習】関関係にありそうな戯曲と小説を探す。 (2時間) |
13 |
清代宮廷演劇と明代伝奇:「蘆花蕩」故事の展開(オンデマンド) 長編作品は既存作品を用いてどのように展開していったのかを考える。 【事前学習】「蘆花蕩」について調べ、指定された箇所を訳す。 (2時間) 【事後学習】現存する京劇や地方劇の「蘆花蕩」の概要を調べてまとめる。 (2時間) |
14 |
学生報告(1):卒業論文のテーマ発表(1)(同時双方向) 卒業論文で扱うテーマを報告し、討論する(A-7-2)(A-8-2)。 【事前学習】卒業論文で扱うテーマについて調べ、報告できるようにレジュメを作成する。 (2時間) 【事後学習】討論をふまえ、テーマ選定の妥当性を考え、卒業論文の構想を練る。 (2時間) |
15 |
学生報告(2):卒業論文のテーマ発表(2)(同時双方向) 卒業論文で扱いたいテーマを報告し、討論する(A-7-2)(A-8-2)。 【事前学習】卒業論文で扱うテーマについて調べ、報告できるようにレジュメを作成する。 (2時間) 【事後学習】討論をふまえ、テーマ選定の妥当性を考え、卒業論文の構想を練る。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 授業で講読するテキストは、プリントで配布する。 |
参考書 | 小松謙 『「現実」の浮上―「せりふ」と「描写」の中国文学史』 汲古書院 2007年 小松謙 『「四大奇書」の研究』 汲古書院 2010年 大塚英志 『物語消費論改 (アスキー新書)』 アスキー・メディアワークス 2012年 その他、必要な工具書・参考書は適宜授業で紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業参画度(50%) 授業参画度には、レジュメや発表の成績等が含まれる。 |
オフィスアワー | 授業の前後、および金曜日の昼休み。 |