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令和元年度以前入学者 | 漢文学2 | ||||
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教員名 | 林教子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 主として同時双方向(Zoomによるライブ中継)で行うが、課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信・課題提出)も併用する。Zoomによる同時双方向型12回と、課題研究3回を予定している。 毎時間の学習資料配信と課題提出もBlackboardを通じて行うので、まずはBlackboardに登録すること。 第1回授業のガイダンス資料は授業日の3日前までにBlackboardの「教材」項目に配信しておくので必ず確認しておくこと。 BlackboardのID 20201467 |
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授業概要 | 日本の文化や日本人の言語生活のルーツの一つとして、漢文学がどのようにかかわってきたかを具体的に知る。 本時授業では、教科書として指定した『漢文資料を読む』(日本語ライブラリー・朝倉書店。以下「テキスト」とする)を使って、漢文訓読の基礎を学びながら簡単な練習問題に取り組む。次に、基本的な漢文法の演習と易しい漢詩文の読解を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | 江戸期までは学問といえば漢学であったことを認識しながら、漢文が日本文化および文学に与えた影響を、テキスト演習や作品読解を通して理解するのが授業のねらいである。また、簡単な白文を自力で読解することも到達目標とする。 この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。 なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士)のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP2に対応している。 ・日本文学・日本語学研究を学びながら、それらと深く関わる世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,自己の世界観をもって説明できる。(A-2-2) |
授業の方法 | 1)第1回目から12回目はZoomを用いて、漢文訓読の基礎や簡単な漢文法を講義方式で行う。これと並行して、可能な限り学生同士の意見交換や質疑応答も取り入れる。 ・この間、必要な学習資料の配信や各授業の課題(宿題)提出はBlackboardを使用する。課題(宿題)の提出期限は、原則として翌週の授業日までとする。 ・各授業の学習資料は、授業日の3日前までにBlackboardの「教材」に配信しておくので、必ず確認する。 ・毎時間、講義と各自の学習活動、学生同士の意見交換(グループワークを含む)、全体の共同学習を適宜組み合わせて行う。 2)課題研究の3回分は、「学期末課題レポートの作成」・「授業振り返りのまとめ」・「図書紹介の作成」にあてる。 また、Blackboardの「掲示板」を通して「質疑応答」や「学生間の意見交換」の機会を提供する。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス―Zoom接続テスト。シラバスの説明 「漢字」・「漢文」・「漢文訓読」とは何か (同時双方向型) 【事前学習】Blackboardに配信した学習資料「漢文学について」を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】第1回課題(宿題):「演習・基本構造①」に解答し、翌週の授業日までに提出する。 (2時間) |
2 |
テキスト第1講 漢文訓読とその方法(同時双方向型)
【事前学習】テキスト第1講p9までを読み要点をまとめる。課題1・2「画竜点睛」を要約する。 (2時間) 【事後学習】第2回課題(宿題):「演習・基本構造②」に解答し、翌週の授業日までに提出する。 (2時間) |
3 |
テキスト第2講 漢文助字の訓法①「置き字」(同時双方向型)
【事前学習】テキストpp14~15「漢文における品詞」「置き字」を読む。課題2・1を要約する。 (2時間) 【事後学習】第3回課題(宿題):「演習・置き字」に解答し、翌週の授業日までに提出する。 (2時間) |
4 |
テキスト第2講 漢文助字の訓法②「返読文字」(同時双方向型)
【事前学習】テキストpp15~16「返読文字」を読む。課題2・1と「項羽本義」を要約する。 (2時間) 【事後学習】第4回課題(宿題):「演習・返読文字」に解答し、翌週の授業日までに提出する。 (2時間) |
5 |
テキスト第2講 漢文助字の訓法③「再読文字」 (同時双方向型)
【事前学習】テキストpp16~17 「再読文字」を読む。課題2・1と「項羽本義」と比較する。 (2時間) 【事後学習】第5回課題(宿題):「演習・再読文字」に解答し、翌週の授業日までに提出する。 (2時間) |
6 |
テキスト第3講 漢文表現の訓法①「否定」(同時双方向型)
【事前学習】テキストp22「否定」を読む。p27「練習問題3」を解いて要約する。 (2時間) 【事後学習】第6回課題(宿題):「演習・否定」に解答し、翌週の授業日までに提出する。 (2時間) |
7 |
テキスト第3講 漢文表現の訓法②「部分否定と全部否定」(同時双方向型)
【事前学習】テキストp29「練習問題3」と「おくのほそ道」を比較する。 (2時間) 【事後学習】第7回課題(宿題):「演習・部分否定と全部否定」に解答し、翌週の授業日までに提出する。 (2時間) |
8 |
テキスト第3講 漢文表現の訓法③「疑問と反語」(同時双方向型)
【事前学習】テキストp23「疑問と反語」を読む。p44課題5・2「『論語』顔淵」を要約する。 (2時間) 【事後学習】第8回課題(宿題):「演習・疑問と反語」に解答し、翌週の授業日までに提出する。 (2時間) |
9 |
テキスト第3講 漢文表現の訓法④「受身」「使役」(同時双方向型)
【事前学習】テキストp24「受身」「使役」を読む。配信した学習資料「『論語』学而」を要約する。 (2時間) 【事後学習】第9回課題(宿題):「演習・受身と使役」に解答し、翌週の授業日までに提出する。 (2時間) |
10 |
テキスト第4講 日本漢文の体系 学期末課題レポート「日中の静夜思」について説明(同時双方向型) 【事前学習】テキストpp30~33を読み、配信した学習資料「音読み・訓読み」を確認する。 (2時間) 【事後学習】第10回課題(宿題):李白「静夜思」に関する課題のコメントを、翌週の授業日までにBlackboardの「掲示板」に投稿する。 (2時間) |
11 |
テキスト第6講 漢詩を読む(同時双方向型)
【事前学習】テキストpp46~49を読む。p50課題6・1の漢詩の内容を確認する。 (2時間) 【事後学習】第11回課題(宿題):漢詩文・漢文法の学習の総括を書き、翌週の授業日までに提出する。 (2時間) |
12 |
テキスト第8講 日本漢文を読む 「和刻本」を見る(同時双方向型) 【事前学習】テキストpp62~65を読む。p68課題8・3「不出門」の内容を確認する。 (2時間) 【事後学習】第12回課題(宿題):p114課題14・1「『論語』学而」に関するコメントを、翌週の授業日までに「掲示板」に投稿する。 (2時間) |
13 |
「日中の静夜思」に関する課題研究(課題研究型)
【事前学習】「静夜思」に関する論文および学習資料を読む。 (2時間) 【事後学習】「静夜思」に関する日中の異同をまとめる。 (2時間) |
14 |
李白の「静夜思」をめぐって-中国での本文と解釈を視野に入れて 「図書紹介」の作成(課題研究型) 【事前学習】「静夜思」に関する論文および学習資料をまとめる。 (2時間) 【事後学習】論文の要旨と、論旨に対する見解を600字程度にまとめ、翌週の授業日までに提出する。「図書案内」を作成し、翌週の授業日までにBlackboardの「掲示板」に投稿する。 (2時間) |
15 |
「図書紹介」の確認と授業の総括 (課題研究型) 【事前学習】自分の「図書紹介」を投稿するとともに、他の学生の「図書紹介」を確認する。 (2時間) 【事後学習】「図書紹介」の感想と、「授業の振り返り」をまとめる。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 沖森卓也、齋藤文俊、山本真吾 『『漢文資料を読む』 (日本語ライブラリー)』 朝倉書店 2019年 第6版 テキストは、どの版でも構いません。 |
参考書 | 加藤徹 『『白文攻略 漢文法ひとり学び』』 白水社 2013年 古田島洋介、湯城吉信 『『漢文訓読入門』』 明治書院 2011年 江連隆 『『漢文語法ハンドブック』』 大修館書店 1997年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(80%)、授業参画度(20%) レポート:各授業の課題宿題、学期末の課題レポートの合計(80%) 授業参画度:Blackboardの「掲示板」への投稿、「図書紹介」(20%) |
オフィスアワー | 掲示板やメールで対応します。 |