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令和元年度以前入学者 | 日本語音声学 | ||||
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教員名 | 田中ゆかり | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | Blackboardをベースとした遠隔授業。オンデマンド型の遠隔授業(12回)と課題研究(3回)を組み合わせる予定。 |
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授業概要 | 日本語の音のしくみを理解する。 本科目は、国語科教職必修科目のひとつである。高等学校教員(国語科)ならびに文部科学省教科書用図書検定調査審議会委員・国語小委員会部会長代理の実務経験を踏まえ、教職必修科目にふさわしい知識を提供する。 |
授業のねらい・到達目標 | 日本語の音声・音韻・リズム・アクセント・イントネーションについて概説する。音声学の基礎的な考え方について学習し、日本語音声・音韻・リズム・アクセント・イントネーションの具体的な記述と考察が、受講者各自可能な段階に到ることを目標とする。併せて、中学・高校における教科としての国語「日本語のしくみ」「表記」についての教授ならびに日本語教育における日本語音声指導ができるようになることを到達目標とする。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。 なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3およびカリキュラムポリシーCP3に対応している。 ・日本文学・日本語学研究を中心としながら、仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-2) |
授業の方法 | シラバス内の履修条件を確認の上、履修希望者は、前期第1回授業開始(5月11日)前までにBlackboardに自己登録のこと。 コース番号とコース名は 「20201464 : 2020日本語音声学(田中ゆかり・前・木1)」の通り。 「20201465 : 2020日本語音声学(田中ゆかり・後・木1)」の通り。 5月11日から8月1日までの授業実施日(12回)に、Blackboardを通して、配布資料と動画等からなるオンデマンド教材を配布・配信する。 この授業は、時間割上は木曜日1限に開講されるものである。オンデマンド型ではあるが、各回開講曜日中に受講のこと。 受講生は、受講前に配布資料教材をダウンロードしておくこと。指定した教科書と配布資料を見ながら、動画教材を視聴し、学修すること。 毎回、配布資料または動画教材を通じ、課題とその提出方法を示す。各回課題の提出方法と締め切りは授業内で示す。 各回課題のフィードバックは、課題が課された回の翌週の授業をめどに課題フィードバック教材として配布資料または動画教材として配布・配信を行う。掲示板を用いることもある。 授業内テストによる定着度の確認は、第12回の時間割通りの開講時間に実施する予定。実施の方法などについては、授業内で知らせる。 |
履修条件 | 日本語音声学は、前後期に同じ内容の科目を開講していますが、学生証番号による履修時期の指定があります。 学生証番号が奇数の学生は、前期開講科目を履修してください。 学生証番号が偶数の学生は、後期開講科目を履修してください。 学生証番号によって前後期いずれに指定されている場合も、前期開講科目第1回までにBlackboardの自己登録を完了してください。学生証番号によって指定された開講時期のコースへの自己登録をしてください。 【注意:偶数=後期履修予定者も5月11日までに後期科目コースへの自己登録が必要です】 前期開講科目のコース名は「2020日本語音声学(田中ゆかり・前・木1)」、後期開講科目のコース名は「2020日本語音声学(田中ゆかり・後・木1)」です。 学生証番号で指定された開講時期科目が学年配当の学科必修科目と重複するなどによって困難な場合は、学生証番号で指定されたコース内に「履修時期変更について」という案内を格納しますので、それに従ってください。なお、国文学科所属の学生は、学科必修科目との重複はないので、変更は認めません。 科目等履修生・研究生がこの科目の履修を希望する希望する場合は、希望する開講時期のBbコースに自己登録を済ませたのち、すみやかにコース内の「ツール」→「Eメール」機能を用いて連絡をしてください。その際、科目等履修生または研究生である旨明記してください。 履修希望者数によっては、教職必修科目という性質上、上位学年の学生を優先した人数調整を行う可能性があります。 前期開講科目第2回までに、前後期開講科目とも、それぞれのコース上に履修許可者名簿をBlackboardに掲出する等して知らせる予定です。 |
授業計画 | |
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1 |
授業の進め方や到達目標について説明する。
【事前学習】シラバス概要の確認した上で遠隔授業受講の準備を整えておく(Bb自己登録の完了、教材のダウンロード、教科書の購入など) (2時間) 【事後学習】遠隔授業の受講方法や授業の進め方などを確認しておく。 (2時間) |
2 |
音声学の基礎となる音声と音韻(音素)という概念を学び、それらを表記するための2種類の記号である国際音声記号と音素記号について学ぶ。
【事前学習】遠隔授業受講の準備を整えておく(Bb自己登録の完了、教材のダウンロード、教科書の購入など) (2時間) 【事後学習】配付資料に基づき日本語の仮名レベルにおける音声記号と音素記号をマスターする (3時間) |
3 |
言語音声を発するための器官の名称と働きについて学ぶ、発音のメカニズムを知る。
【事前学習】教科書pp.2-4を読む (2時間) 【事後学習】ノート・配付資料と教科書pp.2-4を読み復習する (3時間) |
4 |
単音を構成する母音と子音の違いについて学ぶ。併せて、母音を記述する際に重要な三つの観点を学び日本語の母音を記述・分類する。
【事前学習】教科書pp.5-7ならびにpp.12-13を読む (2時間) 【事後学習】ノート・配付資料と教科書pp.12-13読み復習する (3時間) |
5 |
子音を記述する重要な三つの観点について学ぶ。
【事前学習】教科書pp.15-21を読む (2時間) 【事後学習】ノート・配付資料と教科書pp.15-21を読み復習する (3時間) |
6 |
子音記述の観点に照らし、日本語の子音を記述・分類する。
【事前学習】教科書pp.15-21を読む (2時間) 【事後学習】ノート・配付資料と教科書pp.15-21を読み復習する (3時間) |
7 |
日本語の清音・濁音・半濁音について学ぶ。
【事前学習】教科書pp.15-21を読む (2時間) 【事後学習】ノート・配付資料と教科書pp.15-21を読み復習する (3時間) |
8 |
異音とは何かを学んだ上で、具体例を基に条件異音とは何かを学ぶ。
【事前学習】教科書pp.22-27を読む (2時間) 【事後学習】ノート・配付資料と教科書pp.22-27を読み復習する (3時間) |
9 |
具体例を基に自由異音について学び、異音とローマ字表記の関係性を学ぶ。
【事前学習】教科書pp.22-27を読む (2時間) 【事後学習】ノート・配付資料と教科書pp.22-27を読み復習する (3時間) |
10 |
具体例を基にリズムに関連する拍・音節・フットという概念を学ぶ。
【事前学習】教科書pp.33-54を読む (2時間) 【事後学習】ノート・配付資料と教科書pp.33-54を読み復習する (3時間) |
11 |
イントネーションとアクセントの違いと日本語のアクセントについての基本を学ぶ。
【事前学習】教科書pp.56-62を読む (2時間) 【事後学習】ノート・配付資料と教科書pp.56-62を読み復習する (3時間) |
12 |
定着度の確認(授業内試験)
【事前学習】前回までの全体な復習 (4時間) 【事後学習】定着度の確認の内容をノート・配布資料・教科書で確認する (3時間) |
13 |
定着度の確認の解説と研究課題についての解説
【事前学習】定着度の確認で出題された箇所についてノート・配布資料・教科書で確認する (2時間) 【事後学習】定着度の確認の解説を聞き、正答できなかったところを復習し、研究課題にとりくむ (3時間) |
14 |
第13回で示された研究課題に取り組む
【事前学習】研究課題に取り組む (2時間) 【事後学習】研究課題に取り組む (3時間) |
15 |
研究課題の提出と全体のふりかえり
【事前学習】研究課題の作成と提出 (4時間) 【事後学習】この科目についての全体的なふりかえりを行う (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 田中真一著・窪薗晴夫監修 『日本語の発音教室』 くろしお出版 2,000円 1999年 |
参考書 | 授業中に適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(30%)、授業参画度:研究課題を含む(70%) |
オフィスアワー | 授業時に知らせる。 |
備考 | 履修条件ではないが、日本語学入門1・2を修得済みであることが望ましい。 |