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日本文学史4

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令和元年度以前入学者 日本文学史4
教員名 赤井紀美
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 主としてオンデマンド型授業(PowerPointに音声を付けた動画を配信)

Blackboard ID: 20201444
授業概要 昭和文学の代表的な作家と作品および文芸思潮の流れについて学ぶ。
授業のねらい・到達目標 昭和文学の流れについて、基礎的な知識の習得を目指す。その際、文学の歴史だけではなく、文学が生じた文化的社会的背景も併せて概観することで、時代の動きのなかで文学がどのような位置にあったのかを理解することをねらいとする。
政治や経済、文化のなかで文学という領域を相対化し、単線的ではなく立体的な「文学史」の把握を通じて、論理的・批評的な思考が出来るようになる。
昭和文学の特性と時代背景を理解することで、現代にまでつながる政治や経済、文化などの諸問題とその現状について説明できるようになる。
この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。

なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士)のディプロマポリシーDP1,2及びカリキュラムポリシーCP1,2に対応している。
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて、自己の倫理観をもって、日本文学・日本語学研究、ひいては人文学の役割や、倫理的な課題に向き合うことができる。(A-1-2)
・日本文学・日本語学研究を学びながら、それらと深く関わる世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,自己の世界観をもって説明できる。(A-2-2)
授業の方法 各授業日の前日までに授業動画を配信する。動画はOne Drive、YouTubeにアップする。詳細は各回ごとにBlackboardに授業概要書を掲示するのでそちらを確認すること。
動画を視聴し、提示された課題を期限に従い提出すること。
授業動画のほかに映画などの映像資料を視聴してもらう場合もある。
授業計画
1 ガイダンス(接続テスト)
【事前学習】シラバスを確認し、昭和期の大まかな歴史の流れを調べる。 (2時間)
【事後学習】近世と近代の文化的な差異と連続性について理解し、文学の流れを整理する。 (2時間)
2 関東大震災と文学
【事前学習】関東大震災について調べる。 (2時間)
【事後学習】震災が文学に与えた影響について理解する。 (2時間)
3 マルキシズムとモダニズム
【事前学習】前時に配布された課題作品を読む。 (2時間)
【事後学習】昭和初期の文学の動向を整理する。 (2時間)
4 大衆文学とメディア
【事前学習】前時に配布された資料を読む。 (2時間)
【事後学習】大衆文学とそれが生じたメディアや社会の状況について理解する。 (2時間)
5 文芸復興と「文藝映画」
【事前学習】前時に配布された資料を読む。 (2時間)
【事後学習】文芸復興期の動きについて映画や演劇との関わりについて整理する。 (2時間)
6 転向文学
【事前学習】前時に配布された課題作品を読む。 (2時間)
【事後学習】転向文学について整理する。 (2時間)
7 戦時下の文学
【事前学習】前時に配布された課題作品を読む。 (2時間)
【事後学習】戦時下の文学の動きについて整理する。 (2時間)
8 戦後ジャーナリズムの隆盛
【事前学習】戦後史を確認する。 (2時間)
【事後学習】時代の流れとメディアの変化を理解する。 (2時間)
9 無頼派と戦後派
【事前学習】前時に配布された課題作品を読む。 (2時間)
【事後学習】戦後の文学の動きを整理する。 (2時間)
10 第三の新人
【事前学習】前時に配布された課題作品を読む。 (2時間)
【事後学習】第三の新人の特徴を理解する。 (2時間)
11 中間小説と「文芸メロドラマ」
【事前学習】前時に配布された資料を読む。 (2時間)
【事後学習】中間小説という領域を整理し、映画やテレビとの関連を確認する。 (2時間)
12 「政治の季節」と文学
【事前学習】安保闘争などの政治的な動きを確認する。 (2時間)
【事後学習】政治運動と文学の関わりについて整理する。 (2時間)
13 内向の世代
【事前学習】前時に配布された課題作品を読む。 (2時間)
【事後学習】内向の世代の特徴を理解する。 (2時間)
14 高度経済成長期以後の文学
【事前学習】前時に配布された課題作品を読む。 (2時間)
【事後学習】高度経済成長期以後の文学の動きを理解する。 (2時間)
15 まとめ
【事前学習】第1回から第14回の内容を復習してくる。 (2時間)
【事後学習】学修した内容の整理をし、授業理解の到達度を確認する。 (2時間)
その他
教科書 主にプリントを配布する。詳細は授業時に指示する。
参考書 授業時に適宜指示する。
成績評価の方法及び基準 レポート(60%)、授業参画度:授業参画度は課題の提出状況および回答の内容によって評価する。(40%)
オフィスアワー 質問は基本的にメールで受け付ける。必要があれば同時双方向型ツールを用いた受講者全体のセッションも設ける。

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