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令和元年度以前入学者 | 古文書・古記録学2 | ||||
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教員名 | 渡邊浩史 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | オンデマンド型の遠隔授業 Blackboard ID:20201405 |
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授業概要 | 前期で学んだ古文書の基礎知識を生かし、その応用編として古文書が実際にどのように機能しているかを複数の文書群から学ぶ。具体的には、まず東寺百合文書を利用して播磨国矢野荘の正和四年悪党事件を通してそこでやりとりされた文書がどのように機能したのかを学ぶ。次に桜井家文書を利用して、武士団が戦国から江戸時代初期の動乱の時代を如何に生き延びていったのかを学ぶ。その上でその過程を後世に記憶するために作成された家伝を一つの古記録として学ぶ。 |
授業のねらい・到達目標 | この科目は文理学部(学士(文学)のDP及びCP3,4,6に対応しています。 <知識> 前期に身につけた様式・機能に関する知識と古文書読解の基礎力を利用して、複数の文書がどのように機能するかについての知識を身につける事が出来る。 卒業論文作成のための基本的な古文書学的知識を身につける事が出来る。 |
授業の方法 | 遠隔授業ではテキストとプリントと平行してBlack boardを用いて資料と音声にて授業を行う。適宜課題の小レポートを課すので、必ず提出するように。 ※受講者は、初回の講義開始前までにBlackboardのコース登録をすること。受講者への連絡はBlackboardの「連絡事項」欄に掲示するので随時確認すること。 |
授業計画 | |
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1 |
播磨国矢野荘とその正和四年悪党事件について
【事前学習】事前に国史大事典などで矢野荘について調べておくこと (2時間) 【事後学習】授業で学習したことを自分で整理しておくこと (2時間) |
2 |
嘉元四年十一月七日 六波羅下知状を中心に
【事前学習】事前にプリントの当該部分を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】授業で学習したことを自分で整理しておくこと (2時間) |
3 |
正和二年九月十二日 寺田範兼重藤名地頭職等譲状を中心に
【事前学習】事前にプリントの当該部分を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】授業で学習したことを自分で整理しておくこと (2時間) |
4 |
正和四年七月 日 摂津国御家人安威勝王丸代覚忍重申状案を中心に
【事前学習】事前にプリントの当該部分を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】授業で学習したことを自分で整理しておくこと (2時間) |
5 |
(正和四年)九月六日 一山一寧挙状、正和四年十一月 日 南禅寺領別名雑掌覚真申状案・南禅寺領別名悪党人交名案を中心に
【事前学習】事前にプリントの当該部分を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】授業で学習したことを自分で整理しておくこと (2時間) |
6 |
正和四年十一月六日 後宇多法皇院宣案、正和四年十一月十一日 前伊予守春衡奉書案を中心に
【事前学習】事前にプリントの当該部分を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】授業で学習したことを自分で整理しておくこと (2時間) |
7 |
正和四年十一月廿二日 六波羅御教書案、(正和五年)二月廿三日 東寺長者御教書案を中心に
【事前学習】事前にプリントの当該部分を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】授業で学習したことを自分で整理しておくこと (2時間) |
8 |
桜井家文書について
【事前学習】事前にテキストの当該部分を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】授業で学習したことを自分で整理しておくこと (2時間) |
9 |
戦国時代の桜井家 桜井左近の時代を中心に
【事前学習】事前にテキストの当該部分を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】授業で学習したことを自分で整理しておくこと (2時間) |
10 |
戦国時代の桜井家 桜井武兵衛の時代を中心に
【事前学習】事前にテキストの当該部分を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】授業で学習したことを自分で整理しておくこと (2時間) |
11 |
江戸時代の桜井家 越前藩家臣として
【事前学習】事前にテキストの当該部分を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】授業で学習したことを自分で整理しておくこと (2時間) |
12 |
江戸時代の桜井家 桜井武兵衛と松平忠直
【事前学習】事前にテキストの当該部分を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】授業で学習したことを自分で整理しておくこと (2時間) |
13 |
我等はしりめくり之覚 家伝の形成
【事前学習】事前にテキストの当該部分を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】授業で学習したことを自分で整理しておくこと (2時間) |
14 |
我等はしりめくり之覚 家伝の機能
【事前学習】事前にテキストの当該部分を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】授業で学習したことを自分で整理しておくこと (2時間) |
15 |
まとめとして 文書群としてとらえること
【事前学習】1~14回の内容をよく復習すること (3時間) 【事後学習】これまでの授業内容をよく復習し理解を深めること (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 神奈川県立歴史博物館 『神奈川県立歴史博物館コレクション展図録『桜井家文書-戦国武士がみた戦争と平和-』』 神奈川県立歴史博物館 2019年 第1版 博物館の図録ではあるが文書が全てカラー写真で採録され釈文も収録されている。解説も充実しており、古文書を学ぶための格好の入門書である。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 試験(90%)、レポート:授業中レポート(10%) 試験が評価の中心ではあるが、授業終了後に提出する小レポートを加味して評価を決定する。 |
オフィスアワー | 授業終了時 |