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令和元年度以前入学者 | 考古学特講3 | ||||
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教員名 | 濱田晋介 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | オンデマンド型の遠隔授業(12回)と課題研究(3回)を組み合わせる。 |
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授業概要 | 明治期からはじまった弥生文化の研究を紹介し、これまでの考古学の研究法と戦前の弥生文化研究がどのように進められてきたのか、具体的な事例を用いて解説していく。 |
授業のねらい・到達目標 | (1)弥生文化の研究の歴史を紹介し、弥生文化の概要を理解することができる。考古資料による弥生時代の社会・政治・文化に関する分析方法を理解することができる。弥生文化を説明することができる。 (2)世界諸国の歴史、経済、文化、政治などの背景を理解し、国際社会が直面している問題を人文学の視点から説明することができる。(Aー2ー3) 物事を既存の知識にとらわれることなく、人文学的根拠に基づいて論理的・批判的に考察し、説明することができる。(Aー3ー3) この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの2、3に対応しています。 |
授業の方法 | 授業はBlackboard(以下Bb)を利用する。初回講義開始までにBlackBoardのコース登録をすること。受講者への連絡はBlackBoardの“連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること。各自Bbを利用できる環境を整えるとともに、課題研究(主に文字によるレポート)を行えるように、パソコンやキーボード入力のタブレット端末を用意しておくのが望ましい(スマートフォンだと長文作成は困難)。 教科書の項目にそって授業を進めていくが、適宜、発掘資料の写真・図面を用いて講義する。また、次回以降の関連論文を事前に紹介するので、その予習に基づいて授業を進める。 授業の理解度を確認するため、数次にわたって授業内テストを行なう。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス 授業の進め方と内容 を解説し、考古学ではどのような分析を行って社会を復原していくかを解説する。オンデマンド授業)。(Aー3ー3)
【事前学習】Bbに掲載しているプリント1あるいは、参考書「1.本書を読みにあたって」を事前に読んでこれからの授業の進め方を理解しておくこと (2時間) 【事後学習】今回の授業のノートをもとに、参考書の重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間) |
2 |
弥生時代研究の現在の到達点 — 弥生時代像 — について、現在の弥生文化の理解を具体的な事例を紹介し、解説していく(オンデマンド授業)。(Aー2ー3)
【事前学習】Bbに掲載しているプリント2あるいは、参考書「2.弥生文化研究の現在の到達点」を読んで授業内容の予習をしておくこと (2時間) 【事後学習】今回の授業のノートをもとに、参考書の重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間) |
3 |
初期の歴史理解 — 皇国史観と考古学 — について、研究方法をもとに具体的な事例を紹介し、解説していく(オンデマンド授業)。(Aー3ー3)
【事前学習】参考書「3.初期の敵視理解」を読んで授業内容の予習をしておくこと (2時間) 【事後学習】今回の授業のノートをもとに、参考書の重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間) |
4 |
黎明期の三つの発掘 — 大森・向ヶ岡・駒込— について、三つの発掘が与えた研究上の意義について解説していく(オンデマンド授業)。(Aー3ー3)
【事前学習】参考書「4.黎明期の三つの発掘」を読んで授業内容の予習をしておくこと (2時間) 【事後学習】今回の授業のノートをもとに、参考書の重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間) |
5 |
弥生民族論争 — 戦前の人類学・考古学研究 —について、弥生文化を担った民族の理解を解説していく(オンデマンド授業)。(Aー3ー3)
【事前学習】参考書「5.弥生民族論争」を読んで授業内容の予習をしておくこと (2時間) 【事後学習】今回の授業のノートをもとに、参考書の重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間) |
6 |
弥生式土器文化の内容 — 石器と金属器 — について、弥生文化における石器・金属器の在り方を、具体的な事例を紹介し、解説していく(オンデマンド授業)。(Aー3ー3)
【事前学習】参考書「6.弥生式土器文化の内容」を読んで授業内容の予習をしておくこと (2時間) 【事後学習】今回の授業のノートをもとに、参考書の重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間) |
7 |
原始農業探求の方法 — 圧痕、唐古遺跡、登呂遺跡 — について、どのように推測していったか、具体的な事例を紹介し、解説していく(オンデマンド授業)。(Aー3ー3)
【事前学習】参考書「7.原始農業探求の方法」を読んで授業内容の予習をしておくこと (2時間) 【事後学習】今回の授業のノートをもとに、参考書の重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間) |
8 |
原始農業をめぐって — 山内清男と森本六爾 — について、研究する上で守るべきルールを、具体的な事例を紹介し、解説していく(オンデマンド授業)。(Aー3ー3)
【事前学習】参考書「8.原始農業をめぐって」を読んで授業内容の予習をしておくこと (2時間) 【事後学習】今回の授業のノートをもとに、参考書の重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間) |
9 |
土器編年研究とその方法 — 縄文土器男と弥生土器 — について、どのように研究されてきたのか。具体的な事例を紹介し、解説していく(オンデマンド授業)。(Aー3ー3)
【事前学習】参考書「9.土器の編年研究」「10.土器の研究方法」を読んで授業内容の予習をしておくこと (2時間) 【事後学習】今回の授業のノートをもとに、参考書の重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間) |
10 |
弥生式文化の枠組み — 日本遠古之文化 — について、現在の基礎となる弥生文化の理解の形成過程を、具体的な事例を紹介し、解説していく(オンデマンド授業)。(Aー3ー3)
【事前学習】参考書「11.弥生式文化の枠組み」を読んで授業内容の予習をしておくこと (2時間) 【事後学習】今回の授業のノートをもとに、参考書の重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間) |
11 |
「ミネルヴァ論争」と弥生文化東漸論について、弥生文化の波及がどのように考えられてきたのか、具体的な事例を紹介し、解説していく(オンデマンド授業)。(Aー3ー3)
【事前学習】参考書「12.「ミネルヴァ論争」「13.弥生式文化東遷論」」を読んで授業内容の予習をしておくこと (2時間) 【事後学習】今回の授業のノートをもとに、参考書の重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間) |
12 |
戦前の唯物史観 ー社会構造と階級ーについて、弥生文化と階級の形成過程を主題に、具体的な事例を紹介し、解説していく(オンデマンド授業)。(Aー3ー3)
【事前学習】参考書「14.戦前の唯物史観」を読んで授業内容の予習をしておくこと (2時間) 【事後学習】今回の授業のノートをもとに、参考書の重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (2時間) |
13 |
第3〜5回のうち、2つのテーマを関連づけてその内容をレポートにまとめて提出する(課題研究)。(Aー3ー3)
【事前学習】指示された内容のレポートを作成・提出する。 (3時間) 【事後学習】今回の授業のノートをもとに、参考書の重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (1時間) |
14 |
第6〜9回のうち、2つのテーマを関連づけてその内容をレポートにまとめて提出する(課題研究)。(Aー3ー3)
【事前学習】指示された内容のレポートを作成・提出する。 (3時間) 【事後学習】今回の授業をもとに、理解の不足している部分を振り返り、整理しておくこと (1時間) |
15 |
第10〜12回のうち、2つのテーマを関連づけてその内容をレポートにまとめて提出する(課題研究)。(Aー2ー3)
【事前学習】指示された内容のレポートを作成・提出する。 (3時間) 【事後学習】今回の授業をもとに、参考書の重要箇所を押さえ、内容を深めておくこと (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 浜田晋介 『弥生文化読本』 六一書房 2018年 第1版 参考書の入手方法については初回に知らせる。それまで購入しないこと。3回目までには入手してください。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(100%) 第13回目〜第15回目までのレポートを3点を「レポート」として、その内容を上記の%で評価します。 |
オフィスアワー | Blackboard通じて質問・回答する。 |