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令和元年度以前入学者 | 哲学演習5 | ||||
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教員名 | 長綱啓典 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信) |
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授業概要 | この授業では、17世紀イギリスの哲学者ジョン・ロックの主著のひとつ、『人間知性論』(1690年)を日本語訳でゆっくりと読んでいきます。本書はいわゆる経験論の代表的著作であり、本書に対して同時代のドイツの哲学者ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツがいわゆる合理論の立場から批判を加えたという哲学史的な経緯があります。本授業の主な目的は、ロックの議論そのものの展開を精密に追いながら、ロック自身が直面していた哲学的問題を明らかにすることです。その作業の助けになる範囲内で、ライプニッツによるロック批判を教員が紹介します。 |
授業のねらい・到達目標 | 1.哲学の術語を見つけ、その意味を事典等で調べることができる。 2.哲学書の内容を文脈ごとに要約し、他者に説明することができる。 3.他者の説明に対して妥当な質問をすることができる。 4.自身の研究課題を見つけることができる。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3,5,6,7,8及びカリキュラムポリシーCP3,5,6,7,8に対応しています。 ・自他の主張や論証を論理的・批判的に考察して,既存の見解を問い直すことができる(A-3-3)。 ・自らの思想的課題に取り組むために必要な情報を収集し,それを分析して用いることができる(A-5-2)。 ・さまざまな人とコミュニケーションをとり,傾聴力と発表力に基づいて,合理的な議論を推進することができる(A-6-2)。 ・さまざまな集団活動において,より良い成果を上げるために,指導者として他者と協働し,作業を行う姿勢を示すことができる(A-7-2)。 ・自分の学修経験を振り返り分析して,今後の改善計画を立てることができる(A-8-2)。 |
授業の方法 | 毎回、担当者ひとりを決めます。 担当者は担当箇所についてレジュメを用意します(期日までにBlackboard上にアップすること)。 受講者はBlackboardの掲示板機能を用いて、レジュメについて質疑応答をします。 以上の作業を通して、当時の哲学的問題を浮かび上がらせると同時に、受講者自身の研究課題も明確にしていきます。 なお、レジュメおよび質問について、教員から講評をすることによってフィードバックします。 |
授業計画 | |
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1 |
イントロダクション 『人間知性論』の成立と概要の説明 【事前学習】教科書の解説を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】『人間知性論』の概要を説明できるようにしておくこと (2時間) |
2 |
『人間知性論』第一巻第一章一~三について発表(A-3,A-5. A-6,A-7)および質疑(A-3,A-6,A-7)
【事前学習】上記の講読範囲を読んでおくこと(A-3,A-5) (2時間) 【事後学習】質疑の内容を振り返り、議論のポイントを説明できるようにしておくこと(A-8) (2時間) |
3 |
『人間知性論』第一巻第一章四~五について発表(A-3,A-5. A-6,A-7)および質疑(A-3,A-6,A-7)
【事前学習】上記の講読範囲を読んでおくこと(A-3,A-5) (2時間) 【事後学習】質疑の内容を振り返り、議論のポイントを説明できるようにしておくこと(A-8) (2時間) |
4 |
『人間知性論』第一巻第一章六~八について発表(A-3,A-5. A-6,A-7)および質疑(A-3,A-6,A-7)
【事前学習】上記の講読範囲を読んでおくこと(A-3,A-5) (2時間) 【事後学習】質疑の内容を振り返り、議論のポイントを説明できるようにしておくこと(A-8) (2時間) |
5 |
『人間知性論』第一巻第二章一~四について発表(A-3,A-5. A-6,A-7)および質疑(A-3,A-6,A-7)
【事前学習】上記の講読範囲を読んでおくこと(A-3,A-5) (2時間) 【事後学習】質疑の内容を振り返り、議論のポイントを説明できるようにしておくこと(A-8) (2時間) |
6 |
『人間知性論』第一巻第二章五について発表(A-3,A-5. A-6,A-7)および質疑(A-3,A-6,A-7)
【事前学習】上記の講読範囲を読んでおくこと(A-3,A-5) (2時間) 【事後学習】質疑の内容を振り返り、議論のポイントを説明できるようにしておくこと(A-8) (2時間) |
7 |
『人間知性論』第一巻第二章六~八について発表(A-3,A-5. A-6,A-7)および質疑(A-3,A-6,A-7)
【事前学習】上記の講読範囲を読んでおくこと(A-3,A-5) (2時間) 【事後学習】質疑の内容を振り返り、議論のポイントを説明できるようにしておくこと(A-8) (2時間) |
8 |
『人間知性論』第一巻第二章九~十一について発表(A-3,A-5. A-6,A-7)および質疑(A-3,A-6,A-7)
【事前学習】上記の講読範囲を読んでおくこと(A-3,A-5) (2時間) 【事後学習】質疑の内容を振り返り、議論のポイントを説明できるようにしておくこと(A-8) (2時間) |
9 |
『人間知性論』第一巻第二章十二~十四について発表(A-3,A-5. A-6,A-7)および質疑(A-3,A-6,A-7)
【事前学習】上記の講読範囲を読んでおくこと(A-3,A-5) (2時間) 【事後学習】質疑の内容を振り返り、議論のポイントを説明できるようにしておくこと(A-8) (2時間) |
10 |
『人間知性論』第一巻第二章十五~十六について発表(A-3,A-5. A-6,A-7)および質疑(A-3,A-6,A-7)
【事前学習】上記の講読範囲を読んでおくこと(A-3,A-5) (2時間) 【事後学習】質疑の内容を振り返り、議論のポイントを説明できるようにしておくこと(A-8) (2時間) |
11 |
『人間知性論』第一巻第二章十七~十八について発表(A-3,A-5. A-6,A-7)および質疑(A-3,A-6,A-7)
【事前学習】上記の講読範囲を読んでおくこと(A-3,A-5) (2時間) 【事後学習】質疑の内容を振り返り、議論のポイントを説明できるようにしておくこと(A-8) (2時間) |
12 |
『人間知性論』第一巻第二章十九~二十について発表(A-3,A-5. A-6,A-7)および質疑(A-3,A-6,A-7)
【事前学習】上記の講読範囲を読んでおくこと(A-3,A-5) (2時間) 【事後学習】質疑の内容を振り返り、議論のポイントを説明できるようにしておくこと(A-8) (2時間) |
13 |
『人間知性論』第一巻第二章二十一~二十二について発表(A-3,A-5. A-6,A-7)および質疑(A-3,A-6,A-7)
【事前学習】上記の講読範囲を読んでおくこと(A-3,A-5) (2時間) 【事後学習】質疑の内容を振り返り、議論のポイントを説明できるようにしておくこと(A-8) (2時間) |
14 |
『人間知性論』第一巻第二章二十三について発表(A-3,A-5. A-6,A-7)および質疑(A-3,A-6,A-7)
【事前学習】上記の講読範囲を読んでおくこと(A-3,A-5) (2時間) 【事後学習】質疑の内容を振り返り、議論のポイントを説明できるようにしておくこと(A-8) (2時間) |
15 |
『人間知性論』第一巻第二章二十四~二十八について発表(A-3,A-5. A-6,A-7)および質疑(A-3,A-6,A-7)
【事前学習】上記の講読範囲を読んでおくこと(A-3,A-5) (2時間) 【事後学習】質疑の内容を振り返り、議論のポイントを説明できるようにしておくこと(A-8) (2時間) |
その他 | |
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教科書 | ジョン・ロック著、大槻春彦訳 『人間知性論(一)』 岩波文庫 1972年 第1版 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(20%)、授業参画度(80%) 授業参画度の評価基準は以下の通りです。 ・担当者によるレジュメの出来によって「論理的・批判的思考力」(A-3)、「挑戦力」(A-5)を評価します。 ・担当者に対する質問のレベルによって「論理的・批判的思考力」(A-3)、「コミュニケーション力」(A-6)、「協働力」(A-7)を評価します。 ・担当者による応答のレベルによって「論理的・批判的思考力」(A-3)、「コミュニケーション力」(A-6)、「省察力」(A-8)を評価します。 レポートによって「論理的・批判的思考力」(A-3)、「挑戦力」(A-5)、「省察力」(A-8)を評価します。 |
オフィスアワー | 火曜日、水曜日、木曜日のお昼休みに質問等を受け付けます。 |