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令和2年度入学者 | 記号論理2 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 記号論理2 | ||||
教員名 | 古田智久 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1・2 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 主としてオンデマンド型授業(録画授業配信,スライド資料配信) Blackboard ID: 20201210 |
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授業概要 | 述語論理の範囲で、論理式と論理的推論の妥当性を、タブローと自然演繹によって証明する方法を講義する。 |
授業のねらい・到達目標 | 「記号論理1」でタブローによる命題論理の証明方法を習得した後、後期開講のこの授業では、まずタブローによる述語論理の証明方法を習得する。 次いで、自然演繹による証明方法を修得する。 最終的にタブローと自然演繹を自在に使いこなすことができるようになる。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3, 4及びカリキュラムポリシーCP93, 4に対応している。 自他の主張や論証を論理的に(再)構成したり、批判的に評価したりすることができる。(A-3-2) 文献や資料の読解・解釈を通じて、あるいは、現代の思想的状況を注意深く考察することによって、哲学的問題を発見することができる。(A-4-2) |
授業の方法 | 授業内容は「記号論理1」の続きなので(教科書第2部から始める)、「記号論理1」を履修せずに「記号論理2」のみを履修する学生は、教科書『タブローの方法による論理学入門』の第1部を理解しておくこと。 授業は前回の授業で学習したことが理解できているという前提で進行する(授業中に復習のために時間を割かない)ので、必ず復習をしておくこと。 「記号論理2」は基礎からの積み重ねの授業である。前回までの授業で理解できていない部分があると、授業についていけなくなるので、復習は必須である。 授業は教科書に沿って進めていくが、自然演繹については教科書では説明されていないので、別途解説する。証明方法を解説し(講義形式)、練習問題を解いてもらう(演習形式)という作業を繰り返しながら、着実に証明方法を習得していただくことになる。 小テストのフィードバックであるが、試験後に模範解答を提示する。希望者に得点を開示する。 |
授業計画 | |
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1 |
述語論理とはいかなるものかについて、伝統的な論理学に言及しながら説明する。 授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する。 【事前学習】シラバスと教科書を事前に確認しておくこと。 (1.5時間) 【事後学習】述語論理の特徴について復習しておくこと。 (1.5時間) |
2 |
述語論理の記号言語(1)「全称 ∀」と「存在 ∃」について学ぶ。
【事前学習】テキストの52頁から55頁を読み、量化子「∀」、「∃」について理解しておくこと。 (1.5時間) 【事後学習】述語論理で使用する記号について復習しておくこと。 (2.5時間) |
3 |
述語論理の記号言語(2)論理式の定義について学ぶ。
【事前学習】テキストの55頁から60頁を読み、述語論理の記号言語と論理式の定義について理解しておくこと。 (1.5時間) 【事後学習】論理式の定義と、自由変項・束縛変項について復習しておくこと。 (2.5時間) |
4 |
日本語の文の記号化(1)基礎的な問題について学ぶ。
【事前学習】テキストの60頁から64頁を読み、日本語の文の記号化について理解しておくこと。 (1.5時間) 【事後学習】「練習6」(63−64頁)に解答しておくこと。 (2時間) |
5 |
日本語の文の記号化(2)発展的な問題について学ぶ。
【事前学習】第4回の授業の授業の内容を十分に理解しておくこと。 (1.5時間) 【事後学習】第5回の授業で指示した宿題をやっておくこと。 (2時間) |
6 |
述語論理のタブロー(1)述語論理のタブローの定義について学ぶ。
【事前学習】テキストの81頁から88頁を読み、述語論理のタブローの定義と規則について理解しておくこと。 (1.5時間) 【事後学習】「例1」(88頁)の問題を自分で解いてみること。 (2時間) |
7 |
述語論理のタブロー(2)タブローによる証明を学ぶ。
【事前学習】テキストの88頁から97頁を読み、タブローによる証明方法を理解しておくこと。 (1.5時間) 【事後学習】「練習3」(96−97頁)を自分で解答してみること。 (3時間) |
8 |
アリストテレスの三段論法
【事前学習】アリストテレスの三段論法について自分で調べておくこと。(A-4-2) (1.5時間) 【事後学習】256通りの三段論法のうち妥当な24種類について復習しておくこと。(A-4-2) (1.5時間) |
9 |
自然演繹(1)「∧」と「∨」の導入・消去について学ぶ。
【事前学習】自然演繹について、自分で調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】第9回の授業で指示した宿題をやっておくこと。 (2.5時間) |
10 |
自然演繹(2)「→」の導入・消去について学ぶ。
【事前学習】条件法記号の導入と消去について、自分で調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】第10回の授業で指示した宿題をやっておくこと。 (3時間) |
11 |
自然演繹(3)「¬」の導入・消去について学ぶ。
【事前学習】否定記号の導入と消去について、自分で調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】第11回の授業で指示した宿題をやっておくこと。 (3時間) |
12 |
自然演繹(4)「∀」の導入・消去について学ぶ。
【事前学習】全称記号の導入と消去について、自分で調べておくこと。 (1.5時間) 【事後学習】第12回の授業で指示した宿題をやっておくこと。 (2.5時間) |
13 |
自然演繹(5)「∃」の導入・消去について学ぶ。
【事前学習】存在記号の導入と消去について、自分で調べておくこと。 (1.5時間) 【事後学習】第13回の授業で指示した宿題をやっておくこと。 (2.5時間) |
14 |
練習問題を解いてもらい、模範解答を示して解説を行う。
【事前学習】自然演繹について復習し、規則を暗記しておくこと。(A-3-2) (1時間) 【事後学習】授業中に解答を示した練習問題をもう一度解いてみること。(A-4-2) (2時間) |
15 |
授業内テストとその解説
【事前学習】後期の授業で学習したことをすべて復習し、理解が十分でない部分があれば理解を完璧にしておくこと。 (2時間) 【事後学習】試験で間違えた問題を正しく解答できるようにしておくこと。 (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 丹治信春 『タブローの方法による論理学入門』 朝倉書店 1999年 |
参考書 | 授業中に適宜指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:授業内テストとして、小テストと期末テストを行い、総合的に評価する。(100%) 本授業の達成目標である「A-3-2」と「A-4-2」のいずれも、授業での学修を積み重ねた結果、本授業の最後に達成される。そして、その評価は、授業内テストによって行われる。 |
オフィスアワー | 金曜日6時限目 2号館11階古田研究室 ------------------------------------------------- 以上に記したオフィスアワーの時間と場所は、対面型の授業形式を想定して計画したものである。 後学期の授業形態も遠隔授業になったため、オフィスアワーの代わりに、メールで質問を受け付ける。 メールは、Blackboardから送信すること。 |