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宗教史１

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令和２年度入学者 宗教史１
令和元年度以前入学者 宗教史１
教員名 興津香織
単位数    2 学年 1･2 開講区分 文理学部
（他学部生相互履修可）
科目群 哲学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 オンデマンド型の遠隔授業（１２回）と課題研究（３回）を組み合わせる。
授業概要 日本の宗教史について、その流れと基本的な知識を学習する。宗教史１（本講義）では古代・中世を扱う。古代の宗教意識や信仰形態が神道として形作られていく様子や仏教の伝来と日本独自の仏教宗派が形成されていく過程、および神道と仏教の関係性など、日本の宗教の歴史的流れについて時代を追って学習する。それ以降の時代については宗教史２にて扱う。
授業のねらい・到達目標 日本の諸宗教について、歴史的変遷や影響関係などを含めた基本的な知識を習得し説明出来る。専門的な学習を進めていくための基礎作りのみならず、日本の宗教に対する知識を深め、様々な文化、宗教への相互理解に役立たせる。

この科目は文理学部（学士（文学））のディプロマポリシーDP1,2及びカリキュラムポリシーCP1,2に対応しています。
真・善・美・聖の探究から得られた知識と教養に基づい て，人間と社会の倫理的な 課題を理解し，説明することができる。（A-1-2）
思想・芸術・宗教の観点から，世界の現状をその歴史的背景とともに理解することができる。（A-2-2）
授業の方法 ５月１１日から８月１日までの授業実施日（１２回）に、Blackboardを通して、オンデマンド教材を配信する。視聴後に学習した内容の要約を毎回の課題として課す（コメントペーパー）。次回授業時までにBlackboardを通して提出する。
授業計画
1 序説：授業の進め方などの詳細と概要
教科書について、神社建築入門と日本宗教史年表など解説（オンデマンド授業）
【事前学習】シラバスを読み、自分の関心がどこにあるのか考えておく （1時間）
【事後学習】第二回目の授業に備えて、配付資料の日本宗教史年表の流れを頭に入れておく （2時間）
2 古代の宗教意識と信仰形態（オンデマンド授業）
【事前学習】教科書「はじめに」の部分を読んで古代の宗教意識について確認しておく （1時間）
【事後学習】古代の宗教意識と信仰形態について、教科書、配付資料、板書を熟読し、不明な点があれば調べておく （2時間）
3 神々と神話Ⅰ：日本神話前編　位置付けと天地開闢と三貴神（オンデマンド授業）
【事前学習】教科書「神々の世界」の部分を読んで不明な点を明確にしておく （2時間）
【事後学習】日本神話の位置付けと天地開闢と三貴神について教科書、配付資料、板書を熟読し、不明な点があれば調べておく （2時間）
4 神々と神話Ⅱ：日本神話後編　出雲神話と天孫降臨以降（課題研究）
【事前学習】教科書「神々の世界」の部分を読み返し、さらに疑問点があれば確認しておく （1時間）
【事後学習】日本神話の中の出雲神話と天孫降臨以降について教科書、配付資料、板書を熟読し、不明な点があれば調べておく （3時間）
5 古代の神と仏Ⅰ：仏教の伝来と展開（オンデマンド授業）
【事前学習】教科書「仏教伝来と神々」の部分を読んで不明な点を明確にしておく （2時間）
【事後学習】日本への仏教伝来について教科書、配付資料、板書を熟読し、不明な点があれば調べておく（A-1-2） （2時間）
6 古代の神と仏Ⅱ：神仏習合の諸形態（オンデマンド授業）
【事前学習】教科書「神仏習合の諸相」の部分を読んで不明な点を明確にしておく （2時間）
【事後学習】教科書、配付資料、板書を熟読し、不明な点があれば調べておく（A-2-2） （2時間）
7 国家と宗教（オンデマンド授業）
【事前学習】教科書「仏教思想の基底」の部分を読んで不明な点を明確にしておく （2時間）
【事後学習】仏教と国家との関係性について教科書、配付資料、板書を熟読し、不明な点があれば調べておく（A-1-2） （2時間）
8 山と里の宗教（オンデマンド授業）
【事前学習】教科書「諸信仰の重層」の部分を読んで不明な点を明確にしておく （2時間）
【事後学習】平安時代の仏教について教科書、配付資料、板書を熟読し、不明な点があれば調べておく（A-2-2） （2時間）
9 古代から中世へ（オンデマンド授業）
【事前学習】教科書「実践思想としての仏教」の部分を読んで不明な点を明確にしておく （2時間）
【事後学習】平安末期の仏教について教科書、配付資料、板書を熟読し、不明な点があれば調べておく（A-1-2） （2時間）
10 鎌倉仏教（オンデマンド授業）
【事前学習】教科書「王法と仏法」の部分を読んで不明な点を明確にしておく （2時間）
【事後学習】鎌倉時代の仏教について教科書、配付資料、板書を熟読し、不明な点があれば調べておく（A-2-2） （2時間）
11 中世の神と仏Ⅰ：神道と仏教（オンデマンド授業）
【事前学習】教科書「神仏と中世の精神」の部分を読んで不明な点を明確にしておく （2時間）
【事後学習】仏家神道について教科書、配付資料、板書を熟読し、不明な点があれば調べておく（A-1-2） （2時間）
12 中世の神と仏Ⅱ：中世の神道（オンデマンド授業）
【事前学習】教科書「神道理論と根源の探究」の部分を読んで不明な点を明確にしておく （2時間）
【事後学習】伊勢神道と吉田神道について教科書、配付資料、板書を熟読し、不明な点があれば調べておく（A-2-2） （2時間）
13 戦国時代から近世へ（オンデマンド授業）
【事前学習】教科書「新仏教の定着と進展」の部分を読んで不明な点を明確にしておく （2時間）
【事後学習】戦国時代の諸宗教について教科書、配付資料、板書を熟読し、不明な点があれば調べておく（A-1-2） （2時間）
14 総括：これまでのふりかえりおよび復習により授業の理解を深める（課題研究）
【事前学習】古代から戦国時代へと続く日本宗教の歴史的変遷を復習して自分でまとめてみる（A-1-2） （3時間）
【事後学習】日本宗教の古代から戦国時代までの諸宗教の関係性や主立った宗派について整理し、まとめてみる（A-2-2） （3時間）
15 これまでの学修を踏まえて、自分の関心や疑問点などを明確にする（課題研究）
【事前学習】第一回から第十四回まで学んできた日本宗教の流れを確認し説明できるようにすること（A-1-2） （3時間）
【事後学習】これまでの学修を踏まえて、自分の関心がどう変化したか、どこを深めていきたいか考えてみる （2時間）
その他
教科書 末木文美士 『日本宗教史 （岩波新書）』 岩波書店 2006年 第1版
参考書 清水正之 『日本思想全史 （ちくま新書）』 筑摩書房 2014年 第1版
成績評価の方法及び基準 レポート:課題研究において三回分作成する（各1000字程度）(30%)、授業内テスト:授業内テストは全講義内容の中から出題する用語説明（最終回実施予定）(30%)、授業参画度:授業参画度はオンデマンド教材の視聴状況とコメントペーパーの記入により評価(40%)
レポートにより「世界の現状を理解し，説明する力（A-2-2）」を評価する
授業内テストは授業最終日、全講義内容の中から出題する論述形式にて理解度を確認し「世界の現状を理解し，説明する力（A-2-2）」を評価する
授業参画度のコメントペーパーの記入を通じて日本宗教の視点から見た「豊かな知識・教養 に基づく高い倫理観（A-1-2）」を評価する
オフィスアワー Blackboardを通しての質疑応答かコメントペーパーへの対応を次週以降に授業内や配付資料上で行う。

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