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令和2年度入学者 | 哲学基礎講読2 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 哲学基礎講読2 | ||||
教員名 | 鈴木生郎 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 1・2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | オンライン形式(8回)と課題研究(7回)を組み合わせて授業を行います。Blackboard ID: 水曜2限 20201194 |
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授業概要 | 本授業では、文献を精読し、内容をまとめ発表するための基本的な訓練を行います。 |
授業のねらい・到達目標 | この授業では、現代の哲学書を精読することで、次の能力を養成することを目指します。 (1) 資料を正確に読み、まとめることができる。(A-4-1、A-6-1) (2) わからない部分について、調査することができる(A-5-1) (3) 内容について、自分の意見を述べることができる。(A-7-1, A-8-1) この科目は文理学部(学士文学)のDP及びCP4, 5, 6, 7, 8, に対応しています。 ・文献や資料の読解・解釈を通じて,哲学の代表的な問題を理解し,説明することができる。(A-4-1) ・人間の生き方や現代社会のあり方を問い直す意欲を持つことができる。(A-5-1) ・他人の意見が自分の意見とは異なっていても,それを尊重しながら聞く姿勢を示すことができる。(A-6-1) ・学修活動において,より良い成果を上げるために,お互いを尊重しながら協働することができる。(A-7-1) ・自分の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる。(A-8-1) |
授業の方法 | この授業では、飯田隆『虹と空の存在論』を教科書として使用します。授業は次のように進めます。 (可能な限り、前期から継続して受講してください。) (1) 本書の各節ごとに担当者を割り当て、レジュメを作成してメールで提出していただきます。(課題研究) (2) 次回に内容を解説し、議論します。さらに調べるべき部分については、リサーチとして調査をしていただきます。(オンライン形式) (3) 学期の最後には、本書の議論を一つまとめた上で、自身の考えを述べるレポートを作成していただきます。(希望者には、レポートの添削を行います。) みなさんの積極的な参加を期待しています。 |
授業計画 | |
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1 |
前期の復習と後期授業の進め方、レジュメの作り方の復習
【事前学習】前記の内容を復習しておくこと (2時間) 【事後学習】担当の準備を進めること。 (2時間) |
2 |
32:出来事の見えとしての虹から対象個体としての虹へ、33:現象的存在と実体的存在、34:物体の色は現象的存在でありうるか?、35アンスコムの問い(A-4-1、A-5-1)(課題研究)
【事前学習】担当者はレジュメを作成し提出、その他の人は該当箇所を読み疑問を確認すること (2時間) 【事後学習】扱った箇所の内容を復習し、簡単ににまとめておくこと (2時間) |
3 |
レジュメの発表と解説。内容に関するディスカッション。(A-6-1)(オンライン形式)
【事前学習】レジュメをすべて読み、自身の疑問点などをまとめておくこと (2時間) 【事後学習】扱った箇所の内容を復習し、簡単ににまとめておくこと (2時間) |
4 |
36:「知覚には知覚的思いがこめられている」、37:大森知覚論は無限背進を含むか?、38:知覚されるのは物体だけではない、39:なぜ虹の見えが実体的存在に同化されるのか?(A-4-1、A-5-1)(課題研究)
【事前学習】担当者はレジュメを作成し提出、その他の人は該当箇所を読み疑問を確認すること (2時間) 【事後学習】扱った箇所の内容を復習し、簡単ににまとめておくこと (2時間) |
5 |
レジュメの発表と解説。内容に関するディスカッション。(A-6-1)(オンライン形式)
【事前学習】レジュメをすべて読み、自身の疑問点などをまとめておくこと (2時間) 【事後学習】扱った箇所の内容を復習し、簡単ににまとめておくこと (2時間) |
6 |
40:対象個体としての虹と存在論的錯覚、41:虹と月ふたたび、42:現象的存在は対象個体ではありえない、43:知覚の副詞説、44:知覚の対象と様態(A-4-1、A-5-1)(課題研究)
【事前学習】担当者はレジュメ・リサーチを行い、その他の人は該当箇所を読み疑問を確認すること (2時間) 【事後学習】扱った箇所の内容を復習し、簡単ににまとめておくこと (2時間) |
7 |
レジュメの発表と解説。内容に関するディスカッション。(A-6-1)(オンライン形式)
【事前学習】レジュメをすべて読み、自身の疑問点などをまとめておくこと (2時間) 【事後学習】扱った箇所の内容を復習し、簡単ににまとめておくこと (2時間) |
8 |
45:虹の存在はその知覚と独立である、46:虹、光、熱、47:虹を聞く、48:虹でない虹?、49:知覚される世界から客観的実在へ、50:ライプニッツにおける虹(A-4-1、A-5-1、A-6-1)(課題研究)
【事前学習】担当者はレジュメ・リサーチを行い、その他の人は該当箇所を読み疑問を確認すること (2時間) 【事後学習】扱った箇所の内容を復習し、簡単ににまとめておくこと (2時間) |
9 |
レジュメの発表と解説。内容に関するディスカッション。(A-6-1)(オンライン形式)
【事前学習】レジュメをすべて読み、自身の疑問点などをまとめておくこと (2時間) 【事後学習】扱った箇所の内容を復習し、簡単ににまとめておくこと (2時間) |
10 |
51:空とは何か、52:空の果てしなさ、53:空は、大部分からっぽの空間である、54:空の上の空?、55:空があるとどうして分かるのか?、56:「同じ空」(A-4-1、A-5-1)(課題研究)
【事前学習】担当者はレジュメ・リサーチを行い、その他の人は該当箇所を読み疑問を確認すること (2時間) 【事後学習】扱った箇所の内容を復習し、簡単ににまとめておくこと (2時間) |
11 |
レジュメの発表と解説。内容に関するディスカッション。(A-6-1)(オンライン形式)
【事前学習】レジュメをすべて読み、自身の疑問点などをまとめておくこと (2時間) 【事後学習】扱った箇所の内容を復習し、簡単ににまとめておくこと (2時間) |
12 |
57:空はどこから始まるのか?、58:空は大気と同じではない、59:青空を見るとき、われわれは空気を見ている、60:夕焼けと夕焼け空、61:生命が絶滅しても夕焼けは赤いか?62: 夜空を見る(A-4-1、A-5-1)(課題研究)
【事前学習】担当者はレジュメ・リサーチを行い、その他の人は該当箇所を読み疑問を確認すること (2時間) 【事後学習】扱った箇所の内容を復習し、簡単ににまとめておくこと (2時間) |
13 |
レジュメの発表と解説。内容に関するディスカッション。(A-6-1)(オンライン形式)
【事前学習】レジュメをすべて読み、自身の疑問点などをまとめておくこと (2時間) 【事後学習】扱った箇所の内容を復習し、簡単ににまとめておくこと (2時間) |
14 |
63: 月の空、火星の空、64:気象学と哲学。レポートの準備をする(A-4-1、A-5-1、A-7-1、A-8-1)(課題研究)
【事前学習】レポートの書き方について確認しておくこと (2時間) 【事後学習】課題に従ってレポートを作成すること (4時間) |
15 |
これまでの内容のまとめと質疑応答(オンライン形式)
【事前学習】これまでの内容についての疑問点を確認しておくこと (1時間) 【事後学習】授業内容についてまとめておくこと。 (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 飯田隆 『虹と空の存在論』 ぷねうま舎 2019年 第1版 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業参画度(50%) 授業参画度は、レジュメ発表およびリサーチによって評価します。 |
オフィスアワー | メールでご連絡ください。 |