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教育課程論

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令和元年度以前入学者 教育課程論
教員名 栗原幸正
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 主として課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信)で実施する。

Blackboard ID:t0001703
授業概要 学習指導要領を基準として各学校で編成する教育課程の意義とその内容について理解すると共に、カリキュラムマネジメントの重要性について、授業者の公立学校の管理職の経験を元にした具体的な事例を通して理解する。
授業のねらい・到達目標 小・中学校教育及び幼児教育における教育課程の意義や編成の方法について、学習指導要領総則編の読解や教育課程(教育内容)の変遷を知ることを通して理解すると共に、学校の実情を踏まえた、現代的な教育的課題に対応するカリキュラムマネジメントの重要性について理解する。また、教育課程編成に係る考え方や方法を習得する。

到達目標
1.教育課程とは何かについて具体的に理解し、設問等に解答し、記述することができる。
2.教育課程が不易な教育的内容の定着を図るためにあるのと同時に、社会からのニーズによって編成されていることを知り、変遷の過程を説明する事ができる。
3.教育課程編成の主体である学校組織について理解を深め、教育課程編成に向けての視点を明確にできる。
4.平成29年3月告示学習指導要領についての認識を深め、説明することができる。
5.教育課程編成に重要な意味を持つ、道徳教育や現代的な課題について理解し、課題克服に向けた教育課程を編成・評価することができる。
授業の方法 ・教育課程の内容に関する講義
・具体的な教育現場での取組に関する考察
・学習評価の方法に関する演習
・現代的課題に係る小論文作成
授業計画
1 幼小中の学習指導要領概略とカリキュラム・マネジメントについての講義
【事前学習】学習指導要領解説総則編に目を通し概略をつかんでおく。 (2時間)
【事後学習】講義内容をノートにわかりやすくまとめておく。 (2時間)
2 教育課程の意義とその変遷についての講義
【事前学習】学習指導要領解説編総則にある資料に目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】学習指導要領の変遷とその背景についてノートにまとめておく。 (2時間)
3 教育課程を支える関係法規についての講義
【事前学習】学習指導要領解説編総則にある資料に目を通しておく。 (1時間)
【事後学習】関係法規について学んだことをノートにまとめる。 (3時間)
4 教育課程の具体としての学校要覧Ⅰ(学校教育目標・学校経営案)についての講義
【事前学習】母校の学校教育目標や学校経営に関係する文書を見ておく。 (1時間)
【事後学習】学校教育目標や学校経営案について、自分の考えをまとめる。 (3時間)
5 教育課程の具体としての学校要覧Ⅱ(日課表・教職員配置)についての講義
【事前学習】配付された学校要覧の関係する部分に目を通しておく。 (1時間)
【事後学習】日課表や教職員について、自分の考えをまとめておく。 (3時間)
6 校務分掌と年間指導計画についての講義
【事前学習】配付された学校要覧の関係する部分に目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】講義内容を元に、校務分掌・年間指導計画についてノートにまとめる。 (2時間)
7 カリキュラム・マネジメントについての講義
【事前学習】インターネット等で、カリキュラム・マネジメントについて調べておく。 (1時間)
【事後学習】カリキュラム・マネジメントについてノートにまとめる。 (3時間)
8 校長によるカリキュラム・マネジメントについての講義
【事前学習】校長の業務についてインターネットを用いて調べておく。 (2時間)
【事後学習】校長のカリキュラム・マネジメントについてノートにまとめる。 (2時間)
9 学習評価の現状と課題についての講義
【事前学習】小・中学校の自分の通知表を探し、内容について目を通す。 (1時間)
【事後学習】学習評価に関する課題について自分の考えをまとめておく。 (3時間)
10 学習評価演習
【事前学習】学習評価について、学習指導要領解説総則編に目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】演習を通して理解した学習評価の難しさをノートに文章でまとめておく。 (2時間)
11 特別の教科 道徳についての講義
【事前学習】学習指導要領解説編総則の関連する部分を読んでおく。 (2時間)
【事後学習】教育課程全体における道徳教育の意義をノートにまとめる。 (2時間)
12 特別支援教育と生徒指導に関する講義
【事前学習】生徒指導についてインターネット等で調べ、自分の考えをまとめておく。 (2時間)
【事後学習】特別支援と生徒指導の重要性についてについてノートにまとめる。 (2時間)
13 生活科・総合的な学習の時間についての講義
【事前学習】学習指導要領解説編総則の関連する部分を読んでおく。 (2時間)
【事後学習】生活科・総合的な学習の意義についてノートにまとめる。 (2時間)
14 「社会に開かれた教育課程」創造に向けての講義
【事前学習】学習指導要領解説編総則の関連する部分を読んでおく。 (1時間)
【事後学習】紹介された教育実践について自分の意見を小論文にまとめる。 (3時間)
15 カリキュラム評価と授業研究についての講義
【事前学習】インターネット等で、各学校で行われる授業研究の様子を掴んでおく。 (3時間)
【事後学習】授業研究の意義についてノートにまとめておく。 (3時間)
その他
教科書 文部科学省 『学習指導要領解説 総則編 (学習指導要領解説 総則編)』 東洋館出版 2018年
学習指導要領解説 総則編は必ず購入し、講義の際は携行すること。学校要覧等の講義資料については、必要に応じて印刷・配付する。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 試験(50%)、レポート:講義中に課題を提示し期間内に提出(30%)、授業内テスト:講義内容についての振り返り(10%)、授業参画度:提出物の質の高さ(10%)
主体的に講義や提出物に対応する事を期待します。
オフィスアワー 質問等については、kurihara-y@takasaki-u.ac.jpで随時対応する。

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