検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和元年度以前入学者 | 教職実践演習(中・高) | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 杉森知也 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | ①主として同時双方向型授業(Blackboardを介したワークシートによる課題研究+Zoomによるライブ中継の組み合わせ) Blackboard ID: 20203864 |
---|---|
授業概要 | 教育実習および学生生活を省察し、自らの教職への志向を再確認する。また、教員、学校関係者評価委員長などの経験をもとに、学校教育や教師の成長の課題を踏まえて授業をおこなう。 |
授業のねらい・到達目標 | 1. 学生時代の振り返りを通して、今後の自己成長に必要なことを見出すことができる。 2. 個人ワークやグループディスカッションを通して、教育実習等の経験の振り返りをおこない、それぞれの経験を共有化することができる。 なお、本年度に限り、教育実習を受けられなかった学生がいめ場合は、代替としての研究授業を実施する(履修者の状況によって授業は組み替える可能性がある)。 3. これらの活動を通して、自己の教職観を再確認・修正することができる。 ※本年度は、教育実習期間短縮者・教育実習未実施者も混在する可能性がある。また、本講義実施中に教育実習が入る学生が多いと思われる。履修学生の状況を把握しながら進める必要があるため、このシラバスは「基本的な概略」と考えて欲しい。変更がある場合は、Blackboardを介して都度、伝達する。 |
授業の方法 | (1)プレゼンテーションの方法 ワークシート作業、グループワークとディベートを中心におこなう (2)授業形態 振り返りの個人ワーク・グループワーク、グループディスカッション、プレゼンテーション、模擬授業 (3)課題の提出方法、フィードバックの方法 課題の回収は、すべてBlackboardでおこなう。フィードバックは原則として全体に返すが、個別のフィードバックが必要な提出物があった場合には、個別にフィードバックする。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
ガイダンス: 本講の目的と概要(Zoomによる双方向型)
【事前学習】教職履修カルテを読み返す。教科書・プリントなど教育実習で使用した教材などを整理する。 (2時間) 【事後学習】講義をもとに、研究授業で使用したものなど不足している資料をおぎなう。 (2時間) |
2 |
GIGAスクール構想(オンデマンド授業)
【事前学習】ICT教育の利点と課題について、インターネットで調べておく。 (2時間) 【事後学習】第四次産業革命・Society5.0下で必要とされる「能力」について考えを深める。 (2時間) |
3 |
ICT教育で何ができるか、何が変わるか(課題学習)
【事前学習】出された課題に関する下調べをする。 (2時間) 【事後学習】授業をもとに、今後の授業のあり方で何が変わるのか、まとめておく。 (2時間) |
4 |
模擬研究授業(教育実習未実施者対象: Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】授業担当者は、指導案を作成してメンバーで共有する。生徒役は、該当箇所について予習する。 (2時間) 【事後学習】授業を踏まえて、共有された課題を各自で引き取り、自身の指導案修正版に活かす。 (2時間) |
5 |
学生時代を振り返る(課題学習)
【事前学習】大学の授業・正課外で得られたことと「悔い」が残ったことを洗い出すため、教職履修カルテと成績表を準備し、見直す。 (2時間) 【事後学習】グループワークを踏まえて、教員として仕事をするのに不足している点を理解し、それをどのように補えるか考える。また、「うまくできなかったこと」から「できるようになった・改善できるようになった」経験をピックアップし、そのためにどのような努力・工夫をしたのか、多くエピソードを書きだす。 (2時間) |
6 |
研究授業を再現する①: 文系教科(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】当日の授業担当者は、指導案・教材データを用意して授業に持参する。それ以外は、該当箇所について予習する。 (2時間) 【事後学習】全体でのフィードバックをもとに、自分の指導案の修正作業に反映できるものは反映させる。 (2時間) |
7 |
研究授業を再現する②: 社会科、公民科、地理歴史科(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】当日の授業担当者は、指導案・教材データを用意して授業に持参する。それ以外は、該当箇所について予習する。 (2時間) 【事後学習】全体でのフィードバックをもとに、自分の指導案の修正作業に反映できるものは反映させる。 (2時間) |
8 |
研究授業を再現する③: 保健体育科または理数系教科(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】当日の授業担当者は、指導案・教材データを用意して授業に持参する。それ以外は、該当箇所について予習する。 (2時間) 【事後学習】全体でのフィードバックをもとに、自分の指導案の修正作業に反映できるものは反映させる。 (2時間) |
9 |
教育実習を振り返る①: 研究授業の指導案を振り返る(課題学習)
【事前学習】研究授業の指導案データをもとに、授業で工夫した点、生徒の反応等を振り返り、プレゼンテーションできるよう準備する。 (2時間) 【事後学習】研究授業後に指摘されたことを参考に、指導案の修正作業を始める。 (2時間) |
10 |
教育実習を振り返る②: 研究授業の指導案をプレゼンテーションする(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】研究授業の指導案・教材データを使ってグループごとにプレゼンテーションできるように準備する。 (2時間) 【事後学習】本時の活動を振り返り、学習指導案の改訂版に活かす。 (2時間) |
11 |
教育実習を振り返る③: 研究授業の指導案を修正する(課題学習)
【事前学習】研究授業の指導案について、生徒への発問、指示、指導方法と手順、時間配分、生徒の反応を思い返しつつ修正点を明らかにする。 (2時間) 【事後学習】学習指導案の修正作業を完了させる。 (2時間) |
12 |
学級運営方針を設定する(オンデマンド授業)
【事前学習】中学校1年生のクラス担任になったことを想定して、どのようなクラス目標を設定するか考える。 (2時間) 【事後学習】オンデマンド教材に基づいて、「学級通信」を作成する。 (2時間) |
13 |
学級運営方針を達成するために(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】前時で設定した学級運営方針を達成するための具体的な手立て、指導上の留意点を考え、プレゼンテーションできるよう準備する。 (2時間) 【事後学習】前時と本時の活動を踏まえて、最終案を提出する。 (2時間) |
14 |
質疑応答(課題学習とメールによる質問受付)
【事前学習】これまでの授業の諸活動(自らの振り返りと、他の学生との意見交換等)を通して自己の授業観・教職観がどのように変化したかに注意しながら、考察を深める。 (2時間) 【事後学習】次週のプレゼンテーションの準備をする。 (4時間) |
15 |
自らの教職観をアウトプットする(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】プレゼンテーションの準備を完了する。 (2時間) 【事後学習】アウトプットしたものを踏まえて、自分の不足をどう補うか、短期的・中期的・長期的目的を設定する。 (2時間) |
その他 | |
---|---|
教科書 | なし |
参考書 | F・コルトハーヘン/武田信子監訳 『教師教育学-理論と実践をつなぐリアリスティック・アプローチ-』 学文社 2010年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:課題研究レポート・ワークシート、研究授業の学習指導案(改訂版)、最終課題の内容で評価する。(50%)、授業参画度:模擬授業、ディスカッションなどの場面での協力姿勢で評価する。(50%) |
オフィスアワー | 質問は、メールで随時受け付ける。メールアドレスは、授業時に伝える。 |
備考 | 1. 教育実習中には、授業を構築する際に指導されたことや工夫、生徒の様子など様々な情報を入手しておくこと。振り返りには、事細かくこうした情報を丁寧に拾いながらおこなう必要がある。 2. この授業でさまざまな資料を駆使して振り返る作業をおこなうことを想定して、実習中に出来事を記載したメモなどを紛失しないようデータの保持につとめること。 |