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令和元年度以前入学者 | 社会科・地理歴史科教育法Ⅱ | ||||
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教員名 | 宇野彰人 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 同時双方向型 |
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授業概要 | 社会科・地歴科授業の実態や、今日的な課題及び新教育課程の趣旨について、教員経験や小中高の社会科・地歴科の授業を教育行政・研究会の立場から数多く観察しアドバイスしてきた経験を生かして、生徒に「見方・考え方」を働かせて地域的特色を捉えさせ、地図技能を高め、「主体的・対話的で深い学び」を促す授業の在り方を実践的に学ぶ。 |
授業のねらい・到達目標 | 様々な地図・地図帳を活用した授業をシミュレートし,実際に地域の観察・調査を行いながら授業力を高め、単元の指導計画を作成する。 ⑴様々な地図・地図帳を適切に読図し、略地図の描図ができる。(A-2) ⑵居住する地域のフィールドワークを行い、持続可能な発展を念頭に野外における地域の観察・調査の指導ができる。(A-4) ⑶求められる資質能力や生徒の主体性を促す指導、新しい評価といった「目標」と「指導」と「評価」の一体化を図った指導計画を作成できる(A-4・6) この科目は文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP2、DP4,DP6及びカリキュラムポリシーCP2,CP4,CP6に対応しています。 |
授業の方法 | ⑴電子地図(地理院地図・Google Maps・Google Earth・世田谷区HPハザードマップ:事前にPCやiPhone等に取り込んでおくこと)や地図帳の基本図・主題図を活用して地理的事象の分布や地域的特色の読図・描図を行う。 ⑵受講者各自が居住地の簡単なフィールドワークを行い、観察・調査の結果をプレゼンする。 ⑶単元の指導計画の構成や書き方をグループやペアワーク等で調査・考察し作成する。作成した指導計画の相互評価を行う。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンスと「Ⅰ地図との対話」⑴電子地図・地図帳の活用例
【事前学習】中・高で地図帳を用いた授業を振り返り、発表できるようにしておく (1時間) 【事後学習】新学習指導要領を読み、地理的分野の目標を再確認しておく (1時間) |
2 |
Ⅰ地図との対話⑵略地図を描いて捉える世界像・日本像
【事前学習】地図帳から模写するのふさわしい地図を選定する (1時間) 【事後学習】略地図をフリーハンドで短時間で描けるように練習する (1時間) |
3 |
Ⅰ地図との対話⑶地図帳の構成と使い方の指導…色と記号(文字・線・地図記号)
【事前学習】地図帳に一通り目を通して、ページ構成やどんな地図が掲載されているか調べ、発表できるようにしておく (1時間) 【事後学習】楽しい地図帳活用について考え、発表できるようにしておく (1時間) |
4 |
Ⅰ地図との対話⑷一般図(基本図)から読み取る地域の特色と授業①「九州地方」
【事前学習】新学習指導要領解説を読み、地図帳の「九州地方」の一般図から何を読み取らせるか考え発表できるようにしておく (1時間) 【事後学習】「九州」の指導のイメージマップを作成する (1時間) |
5 |
Ⅰ地図との対話⑸一般図(基本図)から読み取る地域の特色と授業②「中部地方」
【事前学習】新学習指導要領解説を読み、地図帳の「中部地方」の一般図から何を読み取らせるか考え、発表できるようにしておく。 (1時間) 【事後学習】「中部地方」の指導のイメージマップを作成する (1時間) |
6 |
Ⅰ地図との対話⑸一般図(基本図)から読み取る地域の特色と授業③東北地方」
【事前学習】新学習指導要領解説を読み、地図帳の「東北地方」の一般図から何を読み取らせるか考え、発表できるようにしておく (1時間) 【事後学習】「東北地方」の指導のイメージマップを作成する (1時間) |
7 |
Ⅱ「主体的・対話的で深い学び」を促す「地域の観察・調査」の授業改革⑴様々な地図から読み取る地域の特色と課題設定(下高井戸駅周辺を例に)
【事前学習】新学習指導要領解説を読み「地域調査の手法」の目標等を理解する (1時間) 【事後学習】各自の居住する地域を様々な地図から眺める (1時間) |
8 |
Ⅱ「主体的・対話的で深い学び」を促す「地域の観察・調査」の授業改革⑵課題解決のための調査の方法と計画の立案(自地域)
【事前学習】新学習指導要領解説を読み「地域調査の手法」で生徒に培う力を理解する。単元の指導の流れを理解する (1時間) 【事後学習】自地域の観察・調査の準備 (1時間) |
9 |
Ⅱ「主体的・対話的で深い学び」を促す「地域の観察・調査」の授業改革⑶現地調査①
【事前学習】持ち物、野外調査時の注意点などを整理する。 (1時間) 【事後学習】プレゼンの準備をする (2時間) |
10 |
Ⅱ「主体的・対話的で深い学び」を促す「地域の観察・調査」の授業改革⑷現地調査②
【事前学習】必要に応じて追調査を行う (1時間) 【事後学習】観察・調査の結果をまとめる (1時間) |
11 |
Ⅱ「主体的・対話的で深い学び」を促す「地域の観察・調査」の授業改革⑸プレゼンテーションと相互評価
【事前学習】プレゼンと報告書提出の準備 (1時間) 【事後学習】自己評価を行う (1時間) |
12 |
Ⅲ指導計画の作成⑴指導計画の内容構成(グループ・ペアワーク)
【事前学習】単元の指導計画の模範例を収集する (1時間) 【事後学習】目標・指導・評価の書き方を理解する (1時間) |
13 |
Ⅲ指導計画の作成⑵新しい評価の趣旨と評価規準
【事前学習】評価の3観点の暗記と趣旨の理解 (1時間) 【事後学習】単元・各時間の評価規準を作成する (2時間) |
14 |
Ⅲ指導計画の作成⑶目標と指導と評価の一体化
【事前学習】作成中の指導計画を見直し、課題を明らかにしておく (1時間) 【事後学習】プレゼンの準備 (1時間) |
15 |
Ⅲ指導計画の作成⑷プレゼンテーションと相互評価
【事前学習】プレゼンの準備 (1時間) 【事後学習】自己評価の提出 (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 帝国書院編集部編 『中学校社会科地図帳』 帝国書院 2016年 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(60%)、授業参画度:グループワークやプレゼンの積極性、内容等(30%)、自己評価・相互評価(10%) |
オフィスアワー | メール等を用いて行う |