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令和元年度以前入学者 | 社会科・公民科教育法Ⅱ | ||||
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教員名 | 杉森知也 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | ①主として同時双方向型授業(Zoomによるライフ授業+オンデマンド+課題研究を組み合わせる) Blackboard ID: 20203903 |
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授業概要 | 生徒理解に基づきながら適切に授業を設定するための基礎的な方法の理解と、模擬授業と批評会の往還を通して授業改善に取りくむ姿勢と方法を獲得する。 なお、高校での教員経験をもとに、社会科系の授業計画を作成していくための基礎的知識と実践力を育成する。 |
授業のねらい・到達目標 | (1)生徒の実態を踏まえた授業設計の重要性とその方法論を把握することができる。 (2)社会科(公民科を含む)教育で効果的なICTの活用や教材開発の方法を理解し、授業に活かすことができる。 (3)実践的な授業を想定して授業計画をたて、適切な学習指導案を作成することができる。 (4)模擬授業とその振り返りを通して、授業の多様な見方に触れるとともに、これを授業改善に活かす意義を理解することができる。 (5)授業実践を研究する方法や意味を理解して、自己の成長につなげようとすることができる。 |
授業の方法 | (1)プレゼンテーションの方法 オンデマンド資料、Zoom (2)授業形態 学習指導案の作成と教材研究の方法等については、オンデマンド教材でおこなう。これに基づいて、各自で学習指導案と教材を作成し、模擬授業に臨む。模擬授業と批評会は、6名程度のグループで実施する。模擬授業は40分で実施し、批評会は基本的に20分程度おこなう。授業者以外が批評会の司会を担当し、出された指摘をまとめて、次回の授業開始時までにレポートとして提出する。 (3)課題の提出方法とフィートバックの方法 課題の提出は、すべてBlackboardでおこなう。模擬授業のフィードバックは、Zoomで原則的に全体に対しておこなう。提出された課題についてのフィードバックは、全体に対しておこなうが、個別のフィードバックが必要な提出物があれば、個別におこなう。 |
履修条件 | 社会科・公民科教育法Ⅰを修得済み、または履修してること。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス: 「良い授業」を振り返る(オンデマンド)
【事前学習】中学校・高校で受けた「良い」授業のエッセンスは何か振り返って考える。 (2時間) 【事後学習】講義をもとに、「良い」授業の要件を整理し、次回の授業で提出する。 (2時間) |
2 |
授業の設計①: 学習集団と教材の種類(オンデマンド)
【事前学習】模擬授業で活用できる「教材」を考える。 (2時間) 【事後学習】授業で配布するプリントを完成させる。 (1時間) |
3 |
授業の設計②: ICTの活用で何が変わるか(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】ICTとは何か、インターネット等で調べる。 (1時間) 【事後学習】授業で扱ったアプリの使用法を授業時に指示されたウェブサイトを閲覧し、さらに深く調べること。可能であれば、アプリをダウンロードして活用する。 (2時間) |
4 |
授業の設計③: 板書計画とノート指導(オンデマンド)
【事前学習】中学校や高校の黒板の大きさと、教室の大きさを調べる。どのようなノートやプリントに「作成する意欲」が沸いたか思い起こしておく。 (2時間) 【事後学習】復習しやすいノート・プリントとはどのようなものか、自分なりに整理する。 (2時間) |
5 |
学習指導案の書き方①: 単元指導計画と学習指導案(オンデマンド)
【事前学習】単元指導計画と学習指導案の違いを調べる。 (1時間) 【事後学習】模擬授業をおこなおうとする単元・1時間分の授業の範囲を考える。 (2時間) |
6 |
学習指導案の書き方②: 生徒理解と評価規準(オンデマンド)
【事前学習】評価規準とは何か、インターネット(特に、国立教育政策研究所)で調べる。 (2時間) 【事後学習】模擬授業をおこなおうとする単元・1時間分の授業の範囲を深める。 (2時間) |
7 |
模擬授業と批評会①: 発声と体の向き(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】授業担当者は、学習指導案と使用教材等を準備する。他のメンバーは、模擬授業の箇所を予習する。 (4時間) 【事後学習】模擬授業と批評会・フィードバックをもとに、学習指導案の見直しをおこなう。 (2時間) |
8 |
中間評価(課題学習: アンケートの実施)
【事前学習】これまでの授業の取り組み、方法の課題等を考える。 (3時間) 【事後学習】アンケートへの回答を踏まえて、次回以降の取り組みに活かす。 (2時間) |
9 |
模擬授業と批評会②: 生徒への目線(Zoomによる双方向型授業) 【事前学習】授業担当者は、学習指導案と使用教材等を準備する。他のメンバーは、模擬授業の箇所を予習しておくこと 【事後学習】模擬授業と批評会・フィードバックをもとに、学習指導案の見直しをおこなう 【事前学習】授業担当者は、学習指導案と使用教材等を準備する。他のメンバーは、模擬授業の箇所を予習する。 (3時間) 【事後学習】模擬授業と批評会・フィードバックをもとに、学習指導案の見直しをおこなう。 (2時間) |
10 |
模擬授業と批評会③: 発問を精選することの重要性(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】授業担当者は、学習指導案と使用教材等を準備する。他のメンバーは、模擬授業の箇所を予習する。 (3時間) 【事後学習】模擬授業と批評会・フィードバックをもとに、学習指導案の見直しをおこなう。 (2時間) |
11 |
模擬授業と批評会④: チョークの使い方(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】授業担当者は、学習指導案と使用教材等を準備する。他のメンバーは、模擬授業の箇所を予習する。 (3時間) 【事後学習】模擬授業と批評会・フィードバックをもとに、学習指導案の見直しをおこなう。 (2時間) |
12 |
模擬授業と批評会⑤: 板書を見直す(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】授業担当者は、学習指導案と使用教材等を準備する。他のメンバーは、模擬授業の箇所を予習する。 (3時間) 【事後学習】模擬授業と批評会・フィードバックをもとに、学習指導案の見直しをおこなう。 (2時間) |
13 |
模擬授業と批評会⑥: 生徒の「つぶやき」を拾うということ(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】授業担当者は、学習指導案と使用教材等を準備する。他のメンバーは、模擬授業の箇所を予習しておくこと (3時間) 【事後学習】模擬授業と批評会・フィードバックをもとに、学習指導案の見直しをおこなう (2時間) |
14 |
模擬授業の実践を振り返る(課題学習)
【事前学習】自己と他者双方、出された課題を踏まえて、自分が担当した箇所の学習指導案を修正する。 (2時間) 【事後学習】修正作業をさらに進める(個別にフィードバックが必要な場合は、Eメールで事前に教員にもらう)。 (1時間) |
15 |
まとめ: 社会科を通して生徒にどのような力を育むのか(Zoomによる双方向型授業)
【事前学習】社会科・公民科を通してどのような力を育みたいのか、そのためにどのような授業や指導が必要なのかを考える。 (3時間) 【事後学習】授業で書いたものをもとに、さらに内容を深める。 (4時間) |
その他 | |
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教科書 | 文部科学省 『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 社会編(平成29年7月)』 東洋館出版社 2018年 文部科学省 『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 公民編(平成30年7月)』 東京書籍 2019年 『新編新しい社会 公民(東書 公民929 AB版)』 東京書籍 宮本憲一、宇野重規ほか 『高校政治・経済 新訂版(政経312 A5版)』 実教出版 2018年 その他、資料は適宜、配布する。 |
参考書 | 授業時に、適宜、紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:学習指導案と批評会報告書の質で評価する(40%)、授業参画度:模擬授業および批評会におけるグループへの寄与で評価する(30%)、模擬授業の質で評価する(30%) 学習指導案の記載内容と模擬授業で見られた課題については、各回の最後に全体に対してフィードバックをおこなう。 |
オフィスアワー | 数度、実施するZoom相談会(授業時間内で設定)、およびBlackboardの掲示板で質問を受け付ける。メールだと個別でとどまるので、授業に関する質問は、すべて掲示板でのみ受け付ける。 |
備考 | (1)模擬授業を担当する回は、特に遅刻・欠席は認められない。必要があれば、事前に他のメンバーと発表順を入れ替えるなどを調整しておくこと。 (2)各回におこなうグループメンバーからの批評内容や教員からのフィードバックについては、模擬授業担当者以外も自分のこととして引き取り、15回目の授業で提出する修正版の学習指導案に活かすこと。 (3)受講生の機器等準備状況や社会状況の変化によって、授業の形態や授業方法・計画を変更する可能性がある。その際は、事前に授業方針を告知しながら実施する。 |