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令和元年度以前入学者 | データベース構築演習1 | ||||
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教員名 | 谷口郁生 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コンピュータ科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | オンデマンド型の遠隔授業(12回)と課題学習(3回)を組み合わせる。 |
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授業概要 | AI、ビッグデータ、そしてIoTなど、私たちは最新の情報技術によって様々なサービスを享受しています。今や情報技術なくして日常生活は成り立ちません。その一方で情報技術を悪用して不正アクセスやシステムへの攻撃、そして個人情報や機密情報が漏洩するなど、サイバー犯罪の事案も後を絶ちません。様々な情報システムの基盤を支えるデータベースシステムは、表向き目に見える形でそのサービスが提供されているわけではありませんが、私たちの社会に果たす役割とその結果として及ぼす影響としては、重要且つ甚大なものがあると言えます。従って、この授業では、情報セキュリティの根幹を為すデータベースに関する基礎知識を修得することを目的とし、講義を通じてデータベースに馴れ親しみ、最終的にはORACLE MASTER Bronze SQL基礎I等の資格試験に合格する実力を身に着けることを目指します。 |
授業のねらい・到達目標 | 【授業のねらい】メディア・ラボにて,マルチメディア教材を活用し,「データベース構築」で修得したデータベースの概念やSQL言語等のデータベースに関する基礎知識を前提に,実際に簡単なSQL文を作成しデータベースへのアクセスを行います。 【到達目標】小規模なデータベースの設計・構築・管理に必要なSQLを既存のデータベースへのアクセスを通じて確認します。 この科目は文理学部のディプロマポリシーDP3,DP4,DP5及びカリキュラムポリシーCP1,CP7に対応しています。 |
授業の方法 | コンピュータを利用した実習を中心とする。 なお,学内共通LMS(学習管理システム)の Blackboardを利用する。 5月11日から8月1日までの授業実施日(12回)に、Blackboardを通じてオンデマンド教材を配信する(1回につき、15分程度×3) 受講生はその教材を視聴し、各自学修する。 また、各回で指定した課題を解き、期日(特に指定がない場合は翌週の講義まで)に所定の方法で提出すること。そして課題の解答例は翌週以降順次提供するので、再度確認し、復習すること。 オンデマンド教材や課題等について質問や不明な点等がある場合は、Blackboardの掲示板機能を通じて「質問」あるいは他の履修者も含めて「議論」する場を提供する。 第1回目では,授業計画,授業方法,評価方法等についてガイダンスを行う。 第2回目以降は,データベースを操作するための言語であるSQLについて,実際にデータベースにアクセスして演習を通じて学ぶ。 尚,演習で使用するデータベースは,Windows OS環境でOracle Database 11g R2とする。またSQL実行環境としてはSQL*PlusとSQL Developerを使用する。 学期末試験については、Blackboardのテスト機能を利用してオンライン試験を行う。 |
履修条件 | コンピュータ・情報リテラシーの履修,または同等の知識を有すること。実習機器台数に限りがあるため,受講者数の調整を行う場合がある。詳細についてはコンピュータセンターによる履修案内や掲示などで確認すること。 |
授業計画 | |
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1 |
文理学部コンピュータシステムの利用方法についての確認(オンデマンド授業) この授業の内容や,授業の進め方,そして評価方法等についての説明 【事前学習】文理学部の教育用アカウントについて確認し,Blackboardにアクセス出来ることを確認しておくこと (30分) 【事後学習】Blackboardに掲示した資料を確認すること (30分) |
2 |
データベースの概念(オンデマンド授業) -リレーショナルデータベースとは何か 【事前学習】リレーショナルデータベースとは何か,また他のデータベースとの違いについて調べてくること (30分) 【事後学習】配布したテキストの「はじめに」を読んでおくこと (30分) |
3 |
SELECT文によるデータの検索(オンデマンド授業) -基本的なSELECT文,算術式とNULL値,リテラル文字列について 【事前学習】配布したテキストで「1.SQL SELECT文を使用したデータの検索」を読んでおくこと (30分) 【事後学習】授業中に指示した演習課題を行い,Blackboardで学習内容確認の小テストを受験しておくこと (30分) |
4 |
データの制限とソート(並び替え)(オンデマンド授業) -WHERE句の使用した条件式,ORDER BY句を使用したソート 【事前学習】配布したテキストで「2.データの制限とソート」読んでおくこと (30分) 【事後学習】授業中に指示した演習課題を行い,Blackboardで学習内容確認の小テストを受験しておくこと (30分) |
5 |
単一行関数--(1)(オンデマンド授業) -文字関数,数値関数,そして日付関数について 【事前学習】配布したテキストで「3.単一行関数を使用した出力のカスタマイズ」を読んでおくこと (30分) 【事後学習】授業中に指示した演習課題を行い,Blackboardで学習内容確認の小テストを受験しておくこと (30分) |
6 |
単一行関数--(2)(課題学習授業) -データ型の変換と一般関数および条件式について 【事前学習】配布したテキストで「4.変換関数と条件式の使用方法」を読んでおくこと (30分) 【事後学習】授業中に指示した演習課題を行い,Blackboardで学習内容確認の小テストを受験しておくこと (30分) |
7 |
グループ関数--(1)(オンデマンド授業) -グループ関数のタイプと構文,GROUP BY句の使用について 【事前学習】配布したテキストで「5.グループ関数を使用した集計データのレポート」を読んでおくこと (30分) 【事後学習】授業中に指示した演習課題を行い,Blackboardで学習内容確認の小テストを受験しておくこと (30分) |
8 |
グループ関数--(2)(課題学習授業) -HAVING句の使用について 【事前学習】HAVING句を使用したグループの制限について確認しておくこと (30分) 【事後学習】授業中に指示した演習課題を行い,Blackboardで学習内容確認の小テストを受験しておくこと (30分) |
9 |
表の結合--(1)(オンデマンド授業) -結合のタイプ(含SQL:1999構文),自然結合とUSING句の使用した表の結合について -自己結合とON句の使用した表の結合について 【事前学習】SQL:1999構文について確認しておくこと (30分) 【事後学習】授業中に指示した演習課題を行い,Blackboardで学習内容確認の小テストを受験しておくこと (30分) |
10 |
表の結合--(2)(課題学習授業) -非等価結合,外部結合と内部結合,デカルト積について 【事前学習】配布したテキストで「6.複数の表のデータの表示」を読んでおくこと (30分) 【事後学習】授業中に指示した演習課題を行い,Blackboardで学習内容確認の小テストを受験しておくこと (30分) |
11 |
副問合せと集合演算子(オンデマンド授業) 【事前学習】配布したテキストで「7.副問合せによる問合せの解決方法」と「8.集合演算子の使用方法」を読んでおくこと (30分) [事後学習]授業中に指示した演習課題を行い,Blackboardで学習内容確認の小テストを受験しておくこと (30分) |
12 |
DML文とデータの操作--(1)(オンデマンド授業) -INSERT文とデータの追加,UPDATE文とデータの更新,DELETE文とデータの削除について 【事前学習】配布したテキストで「9.データの操作」を読んでおくこと (30分) 【事後学習】授業中に指示した演習課題を行い,Blackboardで学習内容確認の小テストを受験しておくこと (30分) |
13 |
DML文とデータの操作--(2)(オンデマンド授業) -TRUNCATE文とデータの切捨て,コミットとロールバック,読取り一貫性について 【事前学習】データベース・トランザクションについて確認しておくこと (30分) 【事後学習】授業中に指示した演習課題を行い,Blackboardで学習内容確認の小テストを受験しておくこと (30分) |
14 |
DDL文と表の管理(オンデマンド授業) -スキーマ・ユーザとスキーマ・オブジェクトの管理,データ型と制約について (30分) 【事前学習】配布したテキストで「10.DDL文を使用した表の作成及び管理」を読んでおくこと 【事後学習】授業中に指示した演習課題を行い,Blackboardで学習内容確認の小テストを受験しておくこと (30分) |
15 |
これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める(オンデマンド授業) 【事前学習】配布したテキストで「11.その他のスキーマ・オブジェクト」を読んでおくこと (30分) 【事後学習】データベースの概念やSQL言語によるデータベースの実際の操作手順について総復習すること (30分) |
その他 | |
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教科書 | 使用せず |
参考書 | ・データベース・ソフトウェアを含め,日本オラクル社のOracle Academy提供の教材を無償配付する ・e-Learningにて適宜SQL実習環境と練習問題とを提供する |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(50%)、授業参画度(50%) 授業内テスト,授業参画度等による総合的評価とする。授業内テストは,中間試験,期末試験,小テスト,オンライン試験及び実技試験等を合わせて評価する。授業参画度は,Blackboardのオンデマンド教材の視聴状況と課題の提出状況等で評価する。 |
オフィスアワー | 授業中に連絡する |
備考 | e-mailは授業中に連絡する |