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令和元年度以前入学者 | 国際経済論2 | ||||
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教員名 | 今野広紀 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 音声挿入型オンデマンド教材のBlackboard上での配信により実施する。 Blackboard ID: 水曜3限→20200233 |
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授業概要 | 現代の経済社会では情報通信技術の急速な進歩や交通輸送手段の発展によって,国境を越えてひと,モノ,カネ,そして情報が行き交う状況にある。そして,こうした状況は様々な経済法則に沿っていることもまた事実である。本講義では様々な経済法則と国際的な経済情勢を紹介しながら,世界経済を考えるうえで欠かせない視点を学ぶ機会を与える。本講義を通じて,国際的な経済取引で起こる様々な現象に対する解釈や解決方法を修得することができる。 |
授業のねらい・到達目標 | ・リカードの比較優位論とヘクシャー・オリーンの比較優位論を説明することができる。 ・部分均衡分析,および一般均衡分析による貿易政策を説明することができる。 ・日本の貿易の実態と世界の貿易体制について説明することができる。 ・開放経済下での財政・金融政策とその効果について説明することができる。 この科目は文理学部のディプロマポリシーDP2,DP3,DP4,及びカリキュラムポリシーCP2,CP3,CP4に対応しています。 ・世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状を概説できる(A-2-1)。 ・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる(A-3-1)。 ・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる(A-4-1)。 |
授業の方法 | 授業実施日にBlackboardを通して,オンデマンド教材を配信する(45分)。受講生はその教材を視聴し,学修すること。また,Wordファイル形式で配信される課題を解き,翌々週の講義終了時までにBlackboardを通して提出すること。課題の解答のヒントは課題提示時に示す。 なお,Blackboardの掲示板機能により質問と議論の機会を提供する。 |
履修条件 | 特になし |
授業計画 | |
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1 |
国際経済学,国際貿易論,国際マクロ経済学,国際金融論の講義内容とその位置づけについて学ぶ(オンデマンド授業)。
【事前学習】教科書序章を読み,国際経済学で学ぶことを整理しておくこと。 (1時間) 【事後学習】国際経済学で学ぶ予備知識についてまとめておくこと。 (3時間) |
2 |
リカードの比較優位論について学び,各国間で起こる貿易摩擦の解決策について議論する(オンデマンド授業)。
【事前学習】教科書第1章を読み,リカードの比較優位論のメカニズムをまとめておくこと。 (1時間) 【事後学習】第1回小レポート(リカードの比較優位論とはどういうものか)を書き,翌週提出すること。 (3時間) |
3 |
ヘクシャー・オリーンの比較優位論について学び,各国間で起こる貿易摩擦の解決策について議論する(オンデマンド授業)。
【事前学習】教科書第2章を読み,ヘクシャー・オリーンの比較優位論のメカニズムをまとめておくこと。 (1時間) 【事後学習】第2回小レポート(ヘクシャー・オリーンの比較優位論とはどういうものか)を書き,翌週提出すること。 (3時間) |
4 |
規模の経済とそれによって引き起こされる独占的競争について学ぶ(オンデマンド授業)。
【事前学習】教科書第3章を読み,マーシャルの外部経済,収穫逓増的生産技術の存在についてまとめておくこと。 (1時間) 【事後学習】規模の経済はなぜ独占的競争を引き起こす可能性があるのかまとめておくこと。 (3時間) |
5 |
貿易政策における部分均衡分析と一般均衡分析について学ぶ(オンデマンド授業)。
【事前学習】教科書第4章を読み,部分均衡分析と一般均衡分析についてまとめておくこと。 (1時間) 【事後学習】貿易政策における部分均衡分析と一般均衡分析の違いについてまとめておくこと。 (3時間) |
6 |
部分均衡分析による貿易政策の効果と一般均衡分析による貿易政策の効果について学ぶ(オンデマンド授業)。
【事前学習】教科書第4章を読み,関税,輸入制限,輸出補助金について調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】第3回小レポート(部分均衡分析による関税政策の効果とは何か)を書き,翌週提出すること。 (3時間) |
7 |
日本の貿易の実態について学ぶ(オンデマンド授業)。
【事前学習】教科書第5章を読み,日本の貿易の実態について調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】日本の貿易の特徴についてまとめておくこと。 (3時間) |
8 |
世界の貿易体制とその動向について学ぶ(オンデマンド授業)。
【事前学習】教科書第5章を読み,GATTをはじめ,世界の貿易体制について調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】第4回小レポート(地域経済統合への動きが世界経済に与える影響とは何か)を書き,翌週提出すること。 (3時間) |
9 |
国際収支統計と為替レートの決定メカニズムについて学ぶ(オンデマンド授業)。
【事前学習】教科書第6章を読み,国際収支統計の分類項目について調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】第5回小レポート(為替レートの決定メカニズムを説明する)を書き,翌週提出すること。 (3時間) |
10 |
開放経済下のマクロモデル(財市場)について学ぶ(オンデマンド授業)。
【事前学習】教科書第7章を読み,財市場のマクロモデルについて調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】財市場のマクロモデルのメカニズムについてまとめておくこと。 (3時間) |
11 |
開放経済下のマクロモデル(IS曲線)について学ぶ(オンデマンド授業)。
【事前学習】教科書第7章を読み,IS曲線について調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】第6回小レポート(IS曲線のメカニズムを説明する)を書き,翌週提出すること。 (3時間) |
12 |
開放経済下のマクロモデル(貨幣市場)について学ぶ(オンデマンド授業)。
【事前学習】教科書第8章を読み,貨幣市場のマクロモデルについて調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】貨幣市場のマクロモデルのメカニズムについてまとめておくこと。 (3時間) |
13 |
開放経済下のマクロモデル(LM曲線)について学ぶ(オンデマンド授業)。
【事前学習】教科書第8章を読み,LM曲線について調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】第7回小レポート(LM曲線のメカニズムを説明する)を書き,翌週提出すること。 (3時間) |
14 |
開放経済下での財政・金融政策とその効果について学ぶ(オンデマンド授業)。
【事前学習】教科書第9章を読み,財政・金融政策について調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】第8回小レポート(財政・金融政策のメカニズムを説明する)を書き,翌週提出すること。 (3時間) |
15 |
国際通貨制度と日本の「円」の位置づけについて学ぶ(オンデマンド授業)。
【事前学習】教科書第10章を読み,変動相場制について調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】円高ドル安に伴う国内経済への影響についてまとめておくこと。 (3時間) |
その他 | |
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教科書 | 多和田 眞 『コンパクト国際経済学 (コンパクト経済学ライブラリ)』 新世社 2010年 第1版 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:A-3-1,A-4-1の基準に基づく,計8回のレポート内容によって理解度を判定し,評価する。(80%)、授業参画度:A-3-1,A-4-1の基準に基づく,オンデマンド教材の視聴状況と計8回のレポート提出状況,オンデマンド教材の視聴状況によって判定し,評価する。(20%) |
オフィスアワー | 質問はメール(t0001716@stu.chs.nihon-u.ac.jp)で直接,質問者に対して回答する。 |