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化学

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令和２年度入学者 化学
令和元年度以前入学者 化学１
教員名 本波裕美
単位数    2 学年 1～4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 課題研究（Blackboardを通じた学習資料配信）
初回講義開始までにBlackBoardのコース登録をすること。受講者への連絡はBlackBoardの“連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること。
授業概要 身の回りの物質の特性とそれらの利用について説明する。物質の特性は構成元素の種類によって変わることについて講義する。また身近に見られる自然現象を理解するために必要な化学の原理、化学変化について講義する。
授業のねらい・到達目標 ①身の回りの物質を例に、物質の特性は構成元素の種類によって変わることについて説明することができる。
②身近に見られる自然現象を例に、物質の化学変化について説明することができる。

この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。

なお，新カリキュラム（令和２年度以降の入学者）では，この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP3～DP5 及びカリキュラムポリシーCP3～CP5 に対応しています。
・仮説に基づく課題や問題を提示し，客観的な情報を基に，論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1)
・事象を注意深く観察して，解決すべき問題を認識できる。(A-4-1)
・新しいことに挑戦する気持ちを持つことができる。(A-5-1)
授業の方法 Blackboardを通して授業テーマに沿った資料および小テストの問題（もしくは課題）を提示する。
小テスト（課題）の解答は期日（翌週）までに提出すること。小テスト（課題）の採点結果は提出後フィードバックします。
小テストで理解できなかった設問については、再度学習し解答を完成させて再提出すること。
14回目の授業では課題をレポート形式で提出すること。
授業計画
1 授業の概要とねらい、到達目標、授業の進め方、評価方法について説明する。
【事前学習】当科目のシラバスを読み内容を理解しておく。原子とは何か調べておく。 （1時間）
【事後学習】第２回以降の授業に備え、授業のテーマの化学の用語をノートにまとめておく。 （1時間）
2 元素の起源、元素の種類、周期表
【事前学習】周期表から何がわかるのか調べておく（A-3)。 （1時間）
【事後学習】元素の起源、元素の名前と元素記号、周期表と原子番号の関係をまとめる（A-3)。 （2時間）
3 常温で気体となる元素とその化合物の特性
【事前学習】空気より軽い気体および重い気体の種類を調べておく（A-3)。 （1時間）
【事後学習】空気より軽い気体および重い気体の種類と特性をまとめる(A-3)。 （2時間）
4 金属の特性と利用－１　古代から利用されてきた金属のうち金、銀の特性と利用
【事前学習】金と銀の特性を調べておく（A-3)。 （2時間）
【事後学習】金、銀の特性とそれらの利用をまとめる(A-3)。 （2時間）
5 金属の特性と利用－２　古代から利用されてきた金属のうち銅、鉄、水銀、鉛の特性と利用
【事前学習】銅、鉄、水銀、鉛の特性を調べておく（A-3)。 （2時間）
【事後学習】銅、鉄、水銀、鉛の特性とそれらの利用をまとめる(A-3)。 （2時間）
6 分光法を用いて発見された元素の種類と特性
【事前学習】打ち上げ花火の色と金属イオンの種類を調べておく(A-3)。 （1時間）
【事後学習】分光法の原理および分光法を用いて発見された元素の種類と特性をまとめる(A-3)。 （3時間）
7 電気分解による元素の発見、電気分解の利用
【事前学習】電気分解の原理を調べておく(A-3)。 （2時間）
【事後学習】電気分解を用いて発見された元素の種類と特性をまとめる(A-3)。 （2時間）
8 酸性溶液、塩基性溶液の特性とそれらの利用
【事前学習】蒸留水のpHを測るとなぜ弱酸性を示すのか調べておく(A-4)。 （2時間）
【事後学習】酸性溶液と塩基性溶液の特性をまとめる(A-4)。 （2時間）
9 自然界で見られる酸化還元反応、生活に利用されている酸化還元反応(A-4)
【事前学習】錆びるとはどういう現象なのか調べておく(A-4)。 （2時間）
【事後学習】酸化還元反応の例をまとめる(A-4)。 （2時間）
10 燃焼による物質の変化
【事前学習】プロパンガスが燃えると何に変化するのか調べておく(A-3)。 （1時間）
【事後学習】気体・液体・固体の物質を例に燃焼によってどのような物質に変化するのかまとめる(A-3)。 （2時間）
11 物質の溶解度と温度・圧力の関係
【事前学習】海水を煮詰めていくと最初に現れる（析出する）物質は何か調べておく(A-4)。 （1時間）
【事後学習】固体や気体が水に溶ける量は温度や圧力によって変わることについてまとめる(A-4)。 （3時間）
12 物質の状態変化
【事前学習】二酸化炭素を液化するために必要な温度と圧力を調べておく(A-3)。 （1時間）
【事後学習】物質の状態変化について温度と圧力の関係をまとめる(A-3,A-4)。 （3時間）
13 水の化学的特性
【事前学習】水が最も重くなる温度は何℃か調べておく（１気圧のとき）(A-3)。 （1時間）
【事後学習】水の特性についてまとめる(A-3,A-4)。 （3時間）
14 授業内試験と解説
【事前学習】第２回～第１３回の授業内容を復習し、疑問点について調べノートにまとめる(A-4)。 （5時間）
【事後学習】疑問点に対し理解したことをノートにまとめる(A-4)。 （3時間）
15 学習内容の整理とまとめ（これまでの授業の復習と疑問点の解説）
【事前学習】これまでの授業内容および小テストで解決できなかった問題をノートにまとめる(A-3,A-4)。 （3時間）
【事後学習】第２回～第１３回の小テストの解答を完成させる(A-3,A-4)。 （2時間）
その他
教科書 なし。
参考書 竹内敬人 『人物で語る化学入門』 岩波新書 2010年
本書はノーベル化学賞を受賞した科学者の自伝および業績について、化学の基礎的知識が理解できるように解説されている。また科学者が自然科学に関する諸現象をどのように捉え化学的問題の発見に至ったのか、さらにそれらの発見が人々の生活にどのように利用されてきたのかを本書から学ぶことができる。講義の内容とも関連しているので購読を勧めます。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:小テスト（100%）(100%)
小テストは授業の理解を深めるため毎回の授業において行います。理解できなかった設問については、復習において再度設問の解答を完成させることでA-3、A-4の達成度を判定します。また14回目では、これまでの授業において疑問に思ったことや興味を持ったことについて、自らテーマを設定し、調べた内容をまとめレポート提出とします。この学習によって化学の基礎知識を深めることを重視しています。基礎的な化学知識に基づいて自然科学に関する諸現象やさまざまな事象に潜む化学的な問題を発見し説明することができることを確認することでA-4の達成度を判定します。
オフィスアワー Blackboardを通じて。

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