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令和元年度入学者 | 道徳教育の理論と方法 | ||||
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教員名 | 藤平 敦 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 半期 | 履修区分 | 必修 |
授業概要 | 道徳の意義や原理等を踏まえ、学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育及びその要となる道徳科の目標や内容、指導計画等を理解するとともに、教材研究や学習指導案の作成、模擬授業等を通して、実践的な指導力を身に付ける。 |
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授業のねらい・到達目標 | 授業のねらいは「道徳の理論」と「道徳の指導法」の2つを理解することを主目的とする。 到達目標 ◎「道徳の理論」 1 道徳の本質(道徳とは何か)を説明できる。 2 道徳教育の歴史や現代社会における道徳教育の課題(いじめ・情報モラル等)を理解できる。 3 子供の心の成長と道徳性の発達について理解できる。 4 次期学習指導要領に示された道徳教育及び道徳科の目標及び主な内容を理解できる。 ◎「道徳の指導法」 1 学校における道徳教育の指導計画や教育活動全体を通じた指導の必要性を理解できる。 2 道徳科の特質を生かした多様な指導方法の特徴を理解できる。 3 道徳科における教材の特徴を踏まえて、授業設計に活用することができる。 4 授業のねらいや指導過程を明確にして、道徳科の学習指導案を作成することができる。 5 道徳科の特性を踏まえた学習評価の在り方を理解できる。 6 模擬授業の実施とその振り返りを通して、授業改善の視点を持つことができる。 |
授業の方法 | 毎回の授業は、次の1~4の流れで行う。 1前回の復習(約10分) 2講義:(スライド等を用いて)各回のテーマについての説明と最新の情報提供等(約20~30分) 3グループディスカッション&発表(約40~50分) 4振り返り(10分 毎回提出) 前半の授業では、「中学校特別の教科道徳(道徳科)」の理論的な理解を中心とする。 「学習指導要領解説」を踏まえつつ、各回のテーマについてのグループディスカッション&発表を行う。 後半の授業は、受講者各自が模擬授業を行うために必要な授業の基礎・基本について学習する。 なお、受講生の人数等に応じて、発表や模擬授業のスタイルを臨機応変に変えることがある。 |
授業計画 | |
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1 |
【事前学習】「あなたは、なぜ道徳教育が必要なのだと思いますか?」に答えられるように、自分の考えを整理する。 【講 義】道徳教育の歴史のについて理解するとともに、道徳の本質(道徳とは何か)について考える。 【事後学習】「道徳教育とは何か」について、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 |
2 |
【事前学習】「あなたはいじめの問題の何が問題だと思いますか?」に答えられるように、自分の考えを整理する。 【講 義】いじめ・情報モラル等の道徳的な課題について考えるとともに、子供の心の成長と道徳性の発達について考える。 【事後学習】子供の心の成長と道徳性の発達について、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 |
3 |
【事前学習】「学校教育における道徳教育の役割とは?」に答えられるように、自分の考えを整理する。 【講 義】「学習指導要領」に示された道徳教育及び道徳科の目標について理解する。 【事後学習】学校教育における道徳教育の意義と役割について、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 |
4 |
【事前学習】「あなたは、なぜ、学校教育に道徳教育が必要だと思いますか?」に答えられるように、自分の考えを整理する。 【事後学習】「学習指導要領」に示された道徳教育及び道徳科の主な内容(1~9)について理解する。 【講 義】道徳科の主な内容(1~9)について、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 |
5 |
【事前学習】「あなたが小学校時代に受けてきた道徳教育で印象に残っていることは何ですか?」に答えられるように整理する。 【講 義】「学習指導要領に示された道徳教育及び道徳科の主な内容(10~18)について理解する。 【事後学習】道徳科の主な内容(10~18)について、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 |
6 |
【事前学習 】「あなたが中学校時代に受けてきた道徳教育で印象に残っていることは何ですか?」に答えられるように整理する。 【講 義①】「学習指導要領」に示された道徳教育及び道徳科の主な内容(19~22)について理解する。 【講 義②】学校における道徳教育の指導計画や教育活動全体を通じた指導の必要性について考える。 【事後学習①】道徳科の主な内容(19~22)について、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 【事後学習②】道徳教育の指導計画の必要性を他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 |
7 |
【事前学習】「あなたが高等学校時代に受けてきた道徳教育等で印象に残っていることは何ですか?」に答えられるように整理する。 【講 義】道徳科の特質を生かした多様な指導方法の特徴の理解。 【事後学習】道徳科の授業を適切に行ううえで必要な視点について、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 |
8 |
【事前学習】「あなたは道徳科の授業における学習評価はどのようにすべきだと思いますか?」に答えられるように、自分の考えをまとめる。 【講 義①】道徳科における教材の特徴を踏まえた授業設計への活用について考える。 【講 義②】道徳科の特性を踏まえた学習評価の在り方について理解する。 【事後学習】道徳科の特性を踏まえた学習評価の在り方について、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 |
9 |
【事前学習】「あなたは道徳科の学習指導案の作成に向けて、大切な視点は何ですか?」に答えられるように自分の考えを整理する。 【講 義】授業のねらいや指導過程を明確にした道徳科の学習指導案の作成について検討する。 【事後学習】グループで検討した学習指導案の特徴について、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 |
10 |
【事前学習】「高等学校における道徳教育は、どの時間にどのような授業をしたらよいかと思いますか?」に答えられるように、自分の考えを整理する。 【講 義】模擬授業に向けた検討①。 【事後学習】模擬授業を行ううえで、その学年を選んだ理由を、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 |
11 |
【事前学習】「あなたが道徳科の授業を行う上で、大切な視点は何ですか?」に答えられるように、自分の考えを整理する。 【講 義】模擬授業に向けた検討②。 【事後学習】自分たちのグループが行う模擬授業の特徴について、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 |
12 |
【事前学習】「あなたは他者の授業を見る際に何を重視して見ますか?」に答えられるように、自分の考えを整理する。 【講 義】模擬授業① 【事後学習】本日の模擬授業を通して、気づいた事、感じた事、考えた事を、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 |
13 |
【事前学習】「改めて、あなたは他者の授業を見る際に何を重視して見ますか?」に答えられるように、自分の考えを整理する 【講 義】模擬授業② 【事後学習】生徒の心に届く授業の特徴について、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 |
14 |
【事前学習】「あなたは、これからの道徳科の授業は、どのように改善すべきだと思いますか?」に答えられるように、自分の考えを整理する。 【講 義】(道徳科の)授業改善の視点について考える。 【事後学習】道徳科の授業改善の視点について、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 |
15 |
【事前学習】これまでに講義で扱った内容等ついて整理をする。 【講 義】第1回~第14回までの総復習(到達度の確認) 【事後学習】学校教育における道徳教育の役割と意義について、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 |
その他 | |
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教科書 | 文部科学省 『『中学校学習指導要領解説 特別の教科 道徳編』 』 教育出版 2017年 第1版 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(20%)、授業参画度(50%)、模擬授業(30%) |
オフィスアワー | 初回の授業時に説明をする。 |