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ドイツ文学演習4

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令和元年度入学者 ドイツ文学演習4
教員名 本田博之
単位数    1 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 ドイツ文学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業概要 Friedrich Schillerの”Wilhelm Tell”を読む。子供の頭の上にのせられたリンゴを射る弓矢の名人ウィリアム・テルは有名ですが、多くの人はその原典を読んだことがないと思われます。その原典を読みます。
授業のねらい・到達目標 18世紀の劇作家として有名なフリードリヒ・シラーの”Wilhelm Tell”(1804年)を精読します。まずは、原典をしっかり読むことが重要でありますが、さらに、イエーナ大学で歴史学も講義していたシラーが歴史的な素材をいかに戯曲に仕立て上げたかという観点から、歴史家シラーと物語、ないしは歴史と物語という点についても受講者各自にじっくり考えてもらいたいと思います。
それとなく知っていると思われるシラーの戯曲をドイツ語でしっかり読み、文学テキストを読解できることを目標とします。この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 初回は、シラーの簡単な伝記をプリントで読みます。以降は、授業計画に沿って毎回精読を行っていきます。辞書は、『独和大辞典コンパクト版』(小学館)か『木村・相良 独和辞典』(博友社)を使用すること。初級用の辞書では載っていない単語があります。本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とします。
履修条件 学科の履修規定による
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明をする)。プリントによる第3幕までの要約テキストを読む。
《事前学習》ヴィルヘルム・テルについて調べてくる
《事後学習》基礎的な文法事項と単語を覚える
2 第4幕・第1場
《事前学習》未知の単語を調べる。
《事後学習》基礎的な文法事項と単語を覚える
3 第4幕・第2場
《事前学習》未知の単語を調べる。
《事後学習》基礎的な文法事項と単語を覚える
4 第4幕・第3場(キュスナハト)
《事前学習》未知の単語を調べる。
《事後学習》基礎的な文法事項と単語を覚える
5 第4幕・第3場(待ち伏せするテル)
《事前学習》未知の単語を調べる。
《事後学習》基礎的な文法事項と単語を覚える
6 第4幕・第3場 (ゲスラーを射るテル)
《事前学習》未知の単語を調べる。
《事後学習》基礎的な文法事項と単語を覚える
7 第5幕・第1場
《事前学習》未知の単語を調べる。
《事後学習》基礎的な文法事項と単語を覚える
8 第5幕・第1場
《事前学習》未知の単語を調べる。
《事後学習》基礎的な文法事項と単語を覚える
9 第5場・第2場
《事前学習》未知の単語を調べる。
《事後学習》基礎的な文法事項と単語を覚える
10 第5幕・最終場
《事前学習》未知の単語を調べる。
《事後学習》基礎的な文法事項と単語を覚える
11 歴史的素材と文学作品についての考察。
《事前学習》参考図書の『物語の哲学』ないし類似した書籍を読み、歴史と物語について考えてくる。
《事後学習》歴史と物語について短いレポートをまとめる。
12 歴史と物語についての短いレポートの発表。
《事前学習》レポートの準備
《事後学習》他の参加者の意見をふまえた上で、歴史と物語の再考
13 授業内試験と、その解説を行う。
《事前学習》試験勉強をする。
《事後学習》試験範囲の復習をする。
14 これまでの授業に関しての質疑応答を行う。
《事前学習》範囲の準備をする。
《事後学習》復習をする。
15 試験の講評と今後勉強すべき課題について説明する。
《事前学習》範囲の準備をする。
《事後学習》復習をする。
その他
教科書 教科書は使用しません。必要なテキストは授業中に配布します。
参考書 野家啓一 『物語の哲学』 岩波現代文庫 2005年
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(50%)、授業参画度(50%)
授業参画度は、毎回の発表等で評価します。辞書をしっかり引いて考えているか、初級文法をしっかり習得しているか、という点も毎回見ています。発表は授業参画度として考慮します。
オフィスアワー 授業終了時の教室。
メールアドレス: schillerbunnri@yahoo.co.jp

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