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ボランティア学1

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科目名 ボランティア学1
教員名 長谷川洋昭
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
(実務経験のある教員による科目)
科目群 総合教育科目
学期 前期 履修区分 選択
授業概要 児童福祉施設にて勤務経験があり、社会福祉士かつ法務省保護司である教員が、ボランティアに必要な知識と視点、心構え等を講義する。
授業のねらい・到達目標 私たちが暮らす社会は、様々な組織や個々人が支え合い、補い合うことで成立している。フォーマルなものからインフォーマルなものまで、私たちは立場を変えながら社会の一員としての役割を果たしているのである。「出来る人が 出来ることを 出来るだけ」がボランティア活動の基本原則であるとするならば、まず私たちが考えるべくは「今の自分は何が出来るのか」を知ることから始める必要がある。その視点が持てるとともに自己覚知が折々に出来るようになる。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP1に対応しています。
授業の方法 理論の整理、および実際にボランティアに取り組んでいる具体的事例から、ボランティアの現状を鳥瞰していく。視聴覚教材は2回の使用を予定する。また、受講学生同士の話し合いを通し、自らの考え・価値観を言語化する作業を実施する。
授業計画
1 ボランティアを身近に感じてみよう。
[事前学習]なぜ本講座を受講したいのか考えを整理して臨むこと。
[事後学習]講義を踏まえ今後どのように本講座を受講したいか具体的に整理すること。
2 自他の価値観の違いを理解する(グループワーク)
[事前学習]自己覚知について復習して臨むこと。
[事後学習]自他の価値観の違いについて、自らの成育歴も振り返りつつ整理すること。
3 ボランティアの定義
[事前学習]自分なりのボランティアの定義について整理して臨むこと。
[事後学習]ボランティアの考え方がその他どのように存在するか確認すること。
4 ボランティアの歴史
[事前学習]各自関心のある分野のボランティアの歴史を可能な限り調べておくこと。
[事後学習]講義で学んだ中で関心ある分野を深めて確認すること。
5 ホームレスへのボランティアの実際(視聴覚教材)
[事前学習]ホームレスの定義について整理して臨むこと。
[事後学習]ホームレスの現状について整理すること。
6 障害者に関するボランティアの実際
[事前学習]自分なりの「障害観」をまとめて臨むこと。
[事後学習]障害の定義について歴史的経緯も併せて確認すること。
7 高齢者に関するボランティアの実際
[事前学習]身近な高齢者(の家族)の抱える課題について整理して臨むこと。
[事後学習]高齢者の「生きがい作り」について地域の取り組みを確認すること。
8 要保護児童の自立支援(視聴覚教材)
[事前学習]保護が必要な子どもの存在をイメージしてから臨むこと。
[事後学習]リスクの発見についてその手段について確認すること。
9 子ども・家庭福祉に関するボランティアの実際
[事前学習]「子ども・家庭」が普遍的に持つ(であろう)課題を整理して臨むこと。
[事後学習]自らの子ども時代を振り返り存在したらよかったと思われる様々を整理すること。
10 現場実践者の講話
[事前学習]質問事項をいくつか考えたうえで臨むこと。
[事後学習]自らが語るべき言葉を持つためには何をしたら良いか考えること。
11 罪を犯した人へのボランティアの実際
[事前学習]人が更生することの意味を整理して臨むこと。
[事後学習]犯罪被害者支援について整理すること。
12 マイノリティーに対するボランティアの実際
[事前学習]社会におけるマイノリティと呼ばれる存在を整理して臨むこと。
[事後学習]受講後に得た視点でマイノリティと考えられる存在を見出してみること。
13 学生ボランティア体験発表
[事前学習]事前に示したレジュメを教員に送付すること。
[事後学習]感想を記すこと。
14 地域におけるボランティアの組織化
[事前学習]自分の地域の社会資源について整理して臨むこと。
[事後学習]自分の地域の社会資源に自らが加わる手段を考えてみること。
15 ボランティアを行う際の対人援助技術・総括
[事前学習]自分なりのボランティア観が言語化できるようにして臨むこと。
[事後学習]日々の営みの中で出来ることを見出すこと。
その他
教科書 使用しない
参考書 必要に応じ、講義内で提示する。
成績評価の方法及び基準 レポート(35%)、授業参画度(30%)、リアクションペーパーの内容(35%)
オフィスアワー 非常勤講師のため授業終了時。また受講生は連絡先を伝えるので、相談は随時受け付ける。
備考 受講者の上限を40名とする。(学年に関係なく、コンピュータの無作為抽選)

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