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平成30年度以降入学者 | 臨床心理学特別演習(含実習)2 | ||||
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教員名 | 津川律子/岡田和久・菊島勝也・河野千佳・山口義枝 | ||||
単位数 | 1 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業概要 | 【臨床心理士必修科目】 臨床心理士の資格を有し,臨床現場での実践経験も十分に有する専任教員5名の指導のもとで,心理臨床の現場理解,心理アセスメント及びトリートメント力の向上を目指す。 また,院生会議を通して,心理臨床センターにおけるクライエントの理解を深める。 |
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授業のねらい・到達目標 | 実際の臨床ケース等についてのスーパーヴィジョンを通して,自分自身の心理アセスメント及びトリートメント力を身につける。 心理臨床家の職業倫理を理解し,説明できるようになる。 倫理的配慮がなされたケースレポートを書けるようになる。 |
授業の方法 | 本授業では,以下の内容について複数の教員による集団スーパーヴィジョンを行う。修士1年生及び2年生の合同授業である。 1)院生会議(院生とセンター専任教員によるディスカッション)を行う。心理臨床センターにおいて院生が担当する曜日におけるクライエント対応等を発表する。そして,クライエント理解を深め,具体的な対応方法等を検討することで,情報を共有し,共通理解を図る。 2)少人数のグループに分かれ,①心理臨床センターのケース記録の熟読,②ケース担当のカウンセラーからのケースに関する情報収集,③グループでのディスカッション,を通して,ケースの見立てをした後にレポートにまとめ,発表・討論をする。 3)職業倫理に関する書籍を輪読して,倫理的視点を身につける。 学習状況により授業内容は変わっていくため,以下の授業計画は参考例である。 本授業の事前・事後学習は、合わせて2時間の学習を目安とします。 |
履修条件 | 臨床心理学コースの大学院生(修士1年生)に限定する。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する) [事前学習]シラバスを事前に確認すること。 [事後学習]第2回目以降の授業に備え,ケースレポートに慣れるようにする。 |
2 |
心理臨床センターでのケースまとめ①(グループ分け・役割分担) [事前学習]院生全体で,グループメンバーの構成を考えておく。 [事後学習]ケースまとめのための役割を確認しておく。 |
3 |
職業倫理①(日本臨床心理士会倫理綱領) [事前学習]倫理綱領を読み,疑問点をメモしておく。 [事後学習]授業を振り返り,職業倫理を説明できるようにしておく。 |
4 |
心理臨床センターでのケースまとめ②(ケースの選定) [事前学習]グループごとに役割を確認しておく。 [事後学習]次回のケースまとめにおける検討事項を確認しておく。 |
5 |
職業倫理②(「秘密保持」に関するワーク) [事前学習]倫理綱領を読み,疑問点をメモしておく。 [事後学習]授業を振り返り,「秘密保持」を説明できるようにしておく。 |
6 |
心理臨床センターでのケースまとめ③(ケース記録の読み込み) [事前学習]グループごとに役割を確認しておく。 [事後学習]次回のケースまとめにおける検討事項を確認しておく。 |
7 |
職業倫理③(「対象者との関係」に関するワーク) [事前学習]倫理綱領を読み,疑問点をメモしておく。 [事後学習]授業を振り返り,「対象者との関係」を説明できるようにしておく。 |
8 |
心理臨床センターでのケースまとめ④(レポート作成) [事前学習]グループごとに役割を確認しておく。 [事後学習]次回のケースまとめにおける検討事項を確認しておく。 |
9 |
職業倫理④(「インフォームド・コンセント」に関するワーク) [事前学習]倫理綱領を読み,疑問点をメモしておく。 [事後学習]授業を振り返り,「インフォームド・コンセント」を説明できるようにしておく。 |
10 |
心理臨床センターでのケースまとめ⑤(レポート提出) [事前学習]グループごとに役割を確認しておく。 [事後学習]ケース発表のための役割を確認しておく。 |
11 |
職業倫理⑤(「職務的資質の向上と自覚」に関するワーク) [事前学習]倫理綱領を読み,疑問点をメモしておく。 [事後学習]授業を振り返り,「職務的資質の向上と自覚」を説明できるようにしておく。 |
12 |
ケース発表①(Aグループのケース検討) [事前学習]ケースレポートを読み,疑問点をメモしておく。 [事後学習]授業を振り返り,ケースの見立てができるように復習する。 |
13 |
ケース発表②(Bグループのケース検討) [事前学習]ケースレポートを読み,疑問点をメモしておく。 [事後学習]授業を振り返り,ケースの見立てができるように復習する。 |
14 |
ケース発表③(Cグループのケース検討) [事前学習]ケースレポートを読み,疑問点をメモしておく。 [事後学習]授業を振り返り,ケースの見立てができるように復習する。 |
15 |
教育分野の実習に関する報告と検討 [事前学習]教育領域の実習報告の準備をしておく。 [事後学習]授業を振り返り,教育領域における心理臨床家の振る舞いを説明できるようにしておく。 |
その他 | |
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教科書 | なし。 |
参考書 | 授業中に,必要に応じて随時紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度を含めて総合的に評価する(100%) 担当する専任教員が合議のもとで成績を評価する。 |
オフィスアワー | 場所は各教員の研究室とし,事前に予約をとれば,随時相談に応じる。なお,臨床現場で緊急の相談事由が発生したときはこの限りではない。 |
備考 | 臨床心理士を目指す者,または日本大学文理学部心理臨床センターでの実習を行う者は,必ず本科目を履修すること。 |