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科目名 | 社会地理学特論Ⅰ | ||||
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教員名 | 佐野充 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業概要 | 風土・文化に調和した地域・まちづくりを考える。熟成した経済社会と高度な科学・情報化に裏打ちされた現代日本における生活を取り巻く自然環境,地域の歴史・文化,都市発展と経済システムの成立,地域経済の自立性,自治体経営などをツールとして,地理学的地域分析視点をもって、現代日本社会に内在する地域社会問題を明らかにする。 専門地域調査士として,地方自治体の都市政策・地域創生事業へ参画した経験をもとに,地域社会の研究には地理学的手法が重要であることを提示する。 |
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授業のねらい・到達目標 | 「環境に影響される暮らし」の観察視点を持って、問題解決型の授業を進めるため、社会地理学研究は、自然環境・社会環境の変化を把握することを基盤として、地域を調査・分析し、人間生活・暮し方を明らかにすることができる研究分野であることを理解することができる。さらに、地域研究の実践には、社会地理学の考え方、地域の捉え方を持って望む姿勢が重要であることを理解することができる。 |
授業の方法 | 随時、諸君の考え方や評価を聞く。各授業終了時に授業内容の総括的リアクションペーパーを作成し提出する。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とする。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス;社会地理学の基本的概念。「環境に影響される暮らし」の観察視点を持って地域社会問題に取り組む授業を説明する。 【事前学習】地域社会と地理学の関係について学習しておくこと。 【事後学習】学修した内容を整理しておくこと。 |
2 |
社会地理学を取り巻く周辺学問領域の現状と地理学との関連を説明する。 【事前学習】地域社会を研究対象としている周辺学問領域について学習しておくこと。 【事後学習】学修した内容を整理しておくこと。 |
3 |
地域を社会地理学的手法により調査することのメリットとデメリットを説明する。「環境に影響される暮らし」の観察視点の重要性を説く。 【事前学習】地理学における地域調査・診断の方法について学習しておくこと。 【事後学習】学修した内容を整理しておくこと。 |
4 |
地域社会の捉え方;生活を取り巻く自然環境Ⅰ;「風景のなかの環境哲学」から捉える。 【事前学習】教科書の関連部分を読んでおくこと。 【事後学習】学修した内容を整理しておくこと。 |
5 |
地域社会の捉え方;生活を取り巻く自然環境Ⅱ;近隣学問分野と地理学との地域を捉える視点の共通性と相異点と考える。 【事前学習】教科書の関連部分を読んで、共通点と相違点をまとめておくこと。 【事後学習】学修した内容を整理しておくこと。 |
6 |
地域社会の捉え方;地域の歴史・文化 【事前学習】教科書の関連部分を読み、配付資料を用いて事前学習しておくこと。 【事後学習】学修した内容を整理しておくこと。 |
7 |
地域社会の捉え方;伝統的な生活・生活様式 【事前学習】教科書の関連部分を読み、配付資料を用いて事前学習しておくこと。 【事後学習】学修した内容を整理しておくこと。 |
8 |
風土・文化に調和した人間の営み;都市発展と経済システムの成立の視点から地域社会を捉える。 【事前学習】教科書の関連部分を読み、配付資料を用いて事前学習しておくこと。 【事後学習】学修した内容を整理しておくこと。 |
9 |
風土・文化に調和した人間の営み;地域経済の自立性の視点から地域社会を捉える。 【事前学習】教科書の関連部分を読み、配付資料を用いて事前学習しておくこと。 【事後学習】学修した内容を整理しておくこと。 |
10 |
風土・文化に調和した人間の営み;自治体経営とサブシディアリティの視点から地域社会を捉える。 【事前学習】教科書の関連部分を読み、配付資料を用いて事前学習しておくこと。 【事後学習】学修した内容を整理しておくこと。 |
11 |
風土・文化に調和した人間の営み;都市廃棄物と環境保全の視点から地域社会を捉える。 【事前学習】教科書の関連部分を読み、配付資料を用いて事前学習しておくこと。 【事後学習】学修した内容を整理しておくこと。 |
12 |
社会地理学における統計の図表表現;統計のGISデジタル地図表現の重要性と説明力の高さを説明する。 【事前学習】配付資料を用いて事前学習しておくこと。 【事後学習】学修した内容を整理しておくこと。 |
13 |
社会地理学的調査の実践;日本の事例として、北海道中川町の地域活性化調査結果を用いる。 【事前学習】配付資料を用いて事前学習しておくこと。 【事後学習】学修した内容を整理しておくこと。 |
14 |
社会地理学的調査の実践;海外の事例として、中国における地方学手法を導入した地域再生・活性化の実践事例を用いる。 【事前学習】配付資料を用いて事前学習しておくこと。 【事後学習】学修した内容を整理しておくこと。 |
15 |
風土・文化に調和した地域・まちづくりにおける社会地理学のおかれた位置と地域社会への貢献度について整理する。 【事前学習】社会地理学のおかれた位置と地域社会への貢献度についてまとめておくこと。 【事後学習】学修した内容を整理しておくこと。 |
その他 | |
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教科書 | 桑子敏雄 『 風景のなかの環境哲学 』 東京大学出版会 2005年 近隣科学分野からの視点を持って,社会地理学を考える。 |
参考書 | 授業の進度に合わせて紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度(30%)、各授業のリアクションペーパー(20%)、口述試問(50%) 授業参画度は,授業への参加度、最終口述試問試問により評価する。 |
オフィスアワー | 水曜日 18:00-19:00 地理学研究室A-407 |
備考 | 日常的に新聞の社会経済欄を読むこと。 |