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平成30年度以降入学者 | 臨床心理実習1 | ||||
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教員名 | 津川律子/山口義枝 | ||||
単位数 | 1 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業概要 | 【臨床心理士必修科目】 心理臨床の現場理解、心理アセスメント力及びトリートメント力の向上 |
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授業のねらい・到達目標 | 授業テーマ到達のために、本授業、学外施設における心理実践実習、学内施設である心理臨床センターでの実践、の3科目で構成されている。学外実習、心理臨床センター実習という2つの実習を中心として、複数教員による指導により、多面的な臨床の視点を訓練する。そして、実際の臨床ケース等についての理解を深めることを目標としている。また、関連する倫理、法律、制度等の知識を増やすことも目的としている。 |
授業の方法 | 本授業は原則として、受講生が体験したケースについての事例検討を行う。検討するケースは、前述の2つの実習で受講生自身が体験したものを中心に、他の臨床現場で体験したケースも可とする。初回授業において、事例の報告方法、そのための事前準備等を詳しく伝える。2回目以降は原則として事例検討とし、90分で1ケースの事例報告と検討を行う。本授業は180分授業であるため、1授業につき最大2ケースを検討する。事例報告に際しては、検討課題を明確にすることが求められる。そのためには、事前に行うケース報告書作成時に、なぜ「いま」このケースを検討したいのかを内省し、意識化、言語化することが肝要である。漫然と提出するのは、最もよくないものと考える。事後には、教員、院生からの助言、コメントを考え、関連する文献を読み返し、ケース理解を深める作業を行う。本授業においては積極的に事例提出を行い、討議にも能動的に参加することが要求される。何よりも、現実の事例に則った発想及び対応ができるように学習を行う。なお、個別スーパーヴィジョンを受けている心理臨床センターケースは、必ず本授業でも最低1回は事例報告を行うこととする。 |
履修条件 | 平成30年度以降に入学した臨床心理学コースの院生であり、かつ「臨床心理基礎実習1・2」の単位取得者に限定する。 |
授業計画 | |
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1 | オリエンテーション:事例報告提供の方法、倫理規定、グループ・スーパーヴィジョンにおける基本的ルール等についての説明。 |
2 | 事例についてのグループ・スーパーヴィジョン:受講生からの事例報告と全体討議、教員からの助言、コメント。学習の段階的目標として、事例報告として経験をまとめる力をつける。 |
3 | 事例についてのグループ・スーパーヴィジョン:受講生からの事例報告と全体討議、教員からの助言、コメント。学習の段階的目標として、過不足ない事例の焦点づけ。 |
4 | 事例についてのグループ・スーパーヴィジョン:受講生からの事例報告と全体討議、教員からの助言、コメント。学習の段階的目標として、事例の問題点の記述。 |
5 | 事例についてのグループ・スーパーヴィジョン:受講生からの事例報告と全体討議、教員からの助言、コメント。学習の段階的目標として、事例の問題点を面接の文脈より記述する。 |
6 | 事例についてのグループ・スーパーヴィジョン:受講生からの事例報告と全体討議、教員からの助言、コメント。学習の段階的目標として、事例の問題点について、自分なりの仮説を作る。 |
7 | 事例についてのグループ・スーパーヴィジョン:受講生からの事例報告と全体討議、教員からの助言、コメント。学習の段階的目標として、他の受講生より報告された事例の問題点が理解できる。 |
8 | 事例についてのグループ・スーパーヴィジョン:受講生からの事例報告と全体討議、教員からの助言、コメント。学習の段階的目標として、他の受講生より報告された事例の問題点についての仮説を作る。 |
9 | 事例についてのグループ・スーパーヴィジョン:受講生からの事例報告と全体討議、教員からの助言、コメント。学習の段階的目標として、自身の報告する事例の問題点について仮説を作る。 |
10 | 事例についてのグループ・スーパーヴィジョン:受講生からの事例報告と全体討議、教員からの助言、コメント。学習の段階的目標として、他の受講生より報告された事例の問題点についての仮説を複数作る。 |
11 | 事例についてのグループ・スーパーヴィジョン:受講生からの事例報告と全体討議、教員からの助言、コメント。学習の段階的目標として、自身の報告する事例の問題点に関する仮説を複数作る。 |
12 | 事例についてのグループ・スーパーヴィジョン:受講生からの事例報告と全体討議、教員からの助言、コメント。学習の段階的目標として、報告された事例についてアセスメント仮説を作る。 |
13 | 事例についてのグループ・スーパーヴィジョン:受講生からの事例報告と全体討議、教員からの助言、コメント。学習の段階的目標として、報告された事例についてのアセスメント仮説を複数作る。 |
14 | 事例についてのグループ・スーパーヴィジョン:受講生からの事例報告と全体討議、教員からの助言、コメント。学習の段階的目標として、報告された事例について、アセスメント仮説の根拠を明示する。 |
15 | 事例についてのグループ・スーパーヴィジョン:受講生からの事例報告と全体討議、教員からの助言、コメント。前期授業に関するまとめとして、現時点での自身の事例理解を内省し言語化する。 |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 検討した事例に関する書籍等を、必要に応じで随時紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度を含めて、総合的に評価する。担当する複数教員の合議により、成績評価を行う。(100%) |
オフィスアワー | 場所は各教員の研究室とし、事前予約により随時相談に応じる。なお、臨床現場で緊急の相談事由が起きた場合は、この限りではない。 |