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科目名 | 学校論研究1 | ||||
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教員名 | 北野秋男 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業概要 | 「世界の学力テスト政策の国際比較研究をしよう!」をテーマとする。2007(平成19)年以降に「全国学力・学習状況調査」を実施する日本、サッチャー政権以降にStandard Achievement Testを実施する英国、小学校終了時に卒業試験を課すシンガポール、小6・中3・高1を対象に実施する韓国の「国家水準学業成就度評価」など、各国の学力テスト政策は多様である。各国のテスト政策の状況からすれば、日本の悉皆調査による学力テスト政策は極めて異例である。世界の学力政策を比較検証しながら、日本ン学力テスト政策のあり様を考えてみたい。 |
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授業のねらい・到達目標 | この授業では、世界の学力テストの実態を調べながら、各国の学力政策の国際比較研究を行う。取り上げる国は、アジアからは日本・韓国・中国・シンガポール、ヨーロッパではイギリス、ドイツ、フインランド、ノルウエー、北米ではアメリカ・カナダなどを取り上げる。これらの国々は、厳しいテストを課す「ハイステイクス・テスト国家」、緩やかなテストを課す「ローステイクス・テスト国家」に区分できるが、それぞれの国の学力テスト政策の比較研究を試みる。到達目標は、テーマに基づいて、自分で文献を調べ、収集し、レジュメを作成し、報告することである。大学院の修士課程に求められる基本的な能力を身に着けること目標にする。 |
授業の方法 | 授業の方法は、世界の学力政策に関する基本文献の購読を行いながら、担当する国を決めて、各自が自由に知らべて報告することを求める。基本文献を購読しながら、文献を自分で調べ、収集し、発表用のレジュメを作成する。基本文献は大桃敏行他『教育改革の国際比較』(ミネルヴァ書房)2007年を使う予定であるが、それ以外にも関連資料を毎回、配布する。レジュメに基づいて意見交換、討論する。その際には、報告する国の学力政策の特色を他国との違いを意識して報告してほしい。報告したレジュメは、最後には完成原稿として提出する。 |
履修条件 | 特になし。海外の比較研究なので、留学生は大歓迎。 |
授業計画 | |
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1 |
授業のテーマ・内容・方法・評価について説明する。事前学習・事後学習、質問などある場合の連絡方法など。 【事前学習】シラバスをよく読み、授業内容をよく理解しておくこと。学力の国際比較の視点を考えておくこと。 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること |
2 |
基本文献の紹介と研究方法の確認。世界の学力政策を比較検証する際の枠組みに関する意見交換。報告者の仮順番。 【事前学習】基本文献の目次や「はじめに」を読んで、世界の学力政策を比較検証する際の枠組みを予め理解しておくこと。 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること |
3 |
近年の日本の学校制度改革と学力政策。 【事前学習】事前に配布した資料を読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと。 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること |
4 |
近年の日本の学力テスト政策の内容と課題 【事前学習】事前に配布した資料を読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと。 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること |
5 |
中国の学校制度と教育改革 【事前学習】事前に配布した資料を読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと。 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること |
6 |
中国の学校制度と学力政策 【事前学習】事前に配布した資料を読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと。 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること |
7 |
韓国の学校制度と学力政策 【事前学習】事前に配布した資料を読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと。 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること |
8 |
シンガポールの学校制度と学力政策 【事前学習】事前に配布した資料を読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと。 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること |
9 |
アメリカの教育改革と学力政策 【事前学習】事前に配布した資料を読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと。 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること |
10 |
アメリカの学力政策とテスト政策 【事前学習】事前に配布した資料を読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと。 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること |
11 |
カナダの教育制度改革と学力政策 【事前学習】事前に配布した資料を読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと。 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること |
12 |
イギリスの教育制度と学力政策 【事前学習】事前に配布した資料を読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと。 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること |
13 |
ドイツの教育制度と学力政策 【事前学習】事前に配布した資料を読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと。 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること |
14 |
ノルウエーの教育制度と学力政策 【事前学習】事前に配布した資料を読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと。 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること |
15 |
授業全体の振り返り。学力政策の国際比較の共通枠組みの検討。完成レポートの提出。 【事前学習】完成レポートの提出準備。配布した資料やノートなどを読み返し、国際比較研究の枠組みを検討する。 【事後学習】授業全体の要点と課題をノートにまとめ、自分自身の国際比較研究の枠組みを持つこと。 |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(40%)、授業参画度(60%) 授業への出席、平常点、課題報告の内容などを総合的に評価する。 |
オフィスアワー | 授業開始前と終了後。その他は、個別に対応。 事前にメールにて連絡を下さい。(kitano@chs.nihon-u.ac.jp) |