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科目名 | ドイツ文化講義6 | ||||
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教員名 | 大羅志保子 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | ドイツ文学専攻 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業概要 | 文学研究における文化学 (Kulturwissenschaft) の方法論的可能性を考える。 |
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授業のねらい・到達目標 | ゲルマニスティクや文学を専攻し、いずれも文学博士の称号を持つ3人の著者―H. Böhme(ローベルト・ムーズィル研究で博士号)、P. Matussek(ゲーテの『ファウスト』で博士号)、L. Müller(K. Ph. モーリッツの『アントン・ライザー』で博士号)―による文化学についての書物から、いくつかの箇所を抜粋して読むことで、文学研究における文化学の方法論的可能性について検討するのが本授業の目標です。 |
授業の方法 | オリエンテーションを兼ねた初回の授業でプリント配布されるテキストを、受講者は毎回前もって必ず調べてくることが本授業の前提です。また講義科目ではありますが、少人数授業の利点を考慮して、教員と学生との双方向性が確保される授業を念頭において、毎回授業時に事前学習を前提としている受講者に内容を発表してもらい、教員がフィードバックの意味合いで解説・補足・質疑応答をします。テキストで扱われている各種テーマや概念、人物、文芸思潮、思想や歴史的背景についても各自可能な範囲で下調べをしてください。場合によっては、学習事項の重要度に応じて、課題を課すこともあります。いずれにしろ、本授業に冠されたテーマを理解しようとする積極的な授業態度が要請されています。また、本授業の事前・事後学習は、合わせて2時間の学習を目安とします。 |
履修条件 | 専攻の履修規定による。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション: 授業のテーマ、授業の進め方、到達目標、事前学習・事後学習について解説します。受講生の研究分野について話してもらいます。使用テキストを配布しますので、第1回目の授業には必ず出席してください。 【事前学習】自らの研究分野や前期の研究プランについて、口頭での素描が可能なように、必要があれば文献を参照するなどして、できる範囲で準備しておいてください。 【事後学習】第1回目の授業で使用したテキスト該当部の音読練習と、授業内容の復習。 |
2 |
Kritische Theorie (1): Philosophie, die einmal überholt erschien...... 【事前学習】テキスト93-95頁を音読練習し、上記「事前学習・事後学習、授業計画コメント」欄に指示したやり方で調べておくこと。 【事後学習】第2回目の授業で使用したテキスト該当部の音読練習と、授業内容の復習。 |
3 |
Kritische Theorie (2): Die historischen Ereignissen sollten diesen Befund...... 【事前学習】テキスト96-98頁を音読練習し、上記「事前学習・事後学習、授業計画コメント」欄に指示したやり方で調べておくこと。 【事後学習】第3回目の授業で使用したテキスト該当部の音読練習と、授業内容の復習。 |
4 |
Kritische Theorie (3): Zu ihrer allem positiven Denken radikal skeptisch...... 【事前学習】テキスト99-101頁を音読練習し、上記「事前学習・事後学習、授業計画コメント」欄に指示したやり方で調べておくこと。 【事後学習】第4回目の授業で使用したテキスト該当部の音読練習と、授業内容の復習。 |
5 |
Kritische Theorie (4): Friktionen hatte es aber auch vorher schon...... 【事前学習】テキスト102-103頁を音読練習し、上記「事前学習・事後学習、授業計画コメント」欄に指示したやり方で調べておくこと。 【事後学習】第5回目の授業で使用したテキスト該当部の音読練習と、授業内容の復習。 |
6 |
Historische Anthropologie (1): Es ist erläuterungsbedürftig, von der "historischen" Anthropologie ...... 【事前学習】テキスト131-133頁を音読練習し、上記「事前学習・事後学習、授業計画コメント」欄に指示したやり方で調べておくこと。 【事後学習】第6回目の授業で使用したテキスト該当部の音読練習と、授業内容の復習。 |
7 |
Historische Anthropologie (2): Neben der genealogisch orientierten Diskursanalyse...... 【事前学習】テキスト134-136頁を音読練習し、上記「事前学習・事後学習、授業計画コメント」欄に指示したやり方で調べておくこと。 【事後学習】第7回目の授業で使用したテキスト該当部の音読練習と、授業内容の復習。 |
8 |
Historische Anthropologie (3): In dieser Angleichung des Verstehens von Kulturen...... 【事前学習】テキスト136-138頁を音読練習し、上記「事前学習・事後学習、授業計画コメント」欄に指示したやり方で調べておくこと。 【事後学習】第8回目の授業で使用したテキスト該当部の音読練習と、授業内容の復習。 |
9 |
Historische Anthropologie (4): Die Geschichte der Sinne erörtert die Kulturwissenschaft...... 【事前学習】テキスト138-140頁を音読練習し、上記「事前学習・事後学習、授業計画コメント」欄に指示したやり方で調べておくこと。 【事後学習】第9回目の授業で使用したテキスト該当部の音読練習と、授業内容の復習。 |
10 |
Erinnerung und Gedächtnis (1): Im Vorwort seines Buchs "Das kulturelle Gedächtnis"...... 【事前学習】テキスト147-149頁を音読練習し、上記「事前学習・事後学習、授業計画コメント」欄に指示したやり方で調べておくこと。 【事後学習】第10回目の授業で使用したテキスト該当部の音読練習と、授業内容の復習。 |
11 |
Erinnerung und Gedächtnis (2): Daß Erinnerungsprozesse in Wirklichkeit anders ablaufen...... 【事前学習】テキスト149-151頁を音読練習し、上記「事前学習・事後学習、授業計画コメント」欄に指示したやり方で調べておくこと。 【事後学習】第11回目の授業で使用したテキスト該当部の音読練習と、授業内容の復習。 |
12 |
Erinnerung und Gedächtnis (3): Der Bedarf nach einer die antagonistischen...... 【事前学習】テキスト151-153頁を音読練習し、上記「事前学習・事後学習、授業計画コメント」欄に指示したやり方で調べておくこと。 【事後学習】第12回目の授業で使用したテキスト該当部の音読練習と、授業内容の復習。 |
13 |
到達度の確認と解説 【事前学習】テキスト93-103頁を音読練習し、上記「事前学習・事後学習、授業計画コメント」欄に指示したやり方で再確認しておくこと。 【事後学習】第13回目の授業で使用したテキスト該当部の音読練習と、授業内容の復習。 |
14 |
1回から13回目までの授業内容についての質疑応答を行う。 【事前学習】テキスト131-140頁を音読練習し、上記「事前学習・事後学習、授業計画コメント」欄に指示したやり方で再確認しておくこと。 【事後学習】第14回目の授業で使用したテキスト該当部の音読練習と、授業内容の復習。 |
15 |
これまでの復習・解説を行い、授業の理解を深める。 【事前学習】テキスト147-153頁を音読練習し、上記「事前学習・事後学習、授業計画コメント」欄に指示したやり方で再確認しておくこと。 【事後学習】第15回目の授業で使用したテキスト該当部の音読練習と、授業内容の復習。 |
その他 | |
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教科書 | 必要な教材をプリント配布します。 |
参考書 | 必要があれば指示します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(70%)、授業参画度(20%)、自分の研究テーマのみならず、授業で使用するテキストや資料についての広い見識が求められています。つまり、事前に充分下調べをし、それに基づいて、授業時に他の受講生や教員との検討や討論をする用意ができていることが期待されています。(10%) レポートは、第13回、または14回目の授業時に課する予定ですが、場合によっては、授業で扱った事柄について小レポートを課することもあります。また、授業参画度は、毎回のテキスト音読を伴う発表や質疑応答等が予測されます。 |
オフィスアワー | ドイツ文学科事務室に申し出でもらい、面談日を決めます。 |