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科目名 | 応用研究5 | ||||
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教員名 | 紅野謙介 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業概要 | 小説における一人称語りの機能と可能性について考える |
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授業のねらい・到達目標 | 社会学や臨床心理学等で注目されている「ナラティブ・アプローチ」の理論を文学研究においてどのように使えるのか、また逆にどのようにその理論を補強、修正できるのかを追究する。 ・文学の批評研究と「語り」理論とを接合し、理論と実践の相互関係を学ぶ。 ・一人称語りの小説を題材にして、テクスト分析の技術と方法を身につける。 ・一人称小説に「対話性」を見出すことによって、他者とともに生きる関係のあり方を探る。 ・教職実務においては欠かせない理論になるはず。 |
授業の方法 | 野口裕二や斎藤環らの「ナラティブ」理論や「オープンダイアローグ」についての考え方を学んだのち、一人称語りの小説を取り上げて一緒に読んでいく。毎回、配布資料を用意するので、これをもとに議論する。随時、参加者の発表や論文作成にも指導協力を行う。 なお、本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス、ナラティブ理論の説明 【事前学習】シラバスに目を通し、理論の概要を把握しておく。 【事後学習】参考資料の入手、確認。 |
2 |
「ナラティブ」理論の論文の講読。 【事前学習】配布資料の熟読。 【事後学習】文学研究にどのように応用できるかの検討。 |
3 |
「ナラティブ」理論の論文の講読つづき。問題点の確認。 【事前学習】配布資料の熟読。 【事後学習】文学研究は理論にどのように対峙するのかの検討。 |
4 |
一人称小説をとりあげて議論し、分析する(1回目)。 【事前学習】配布資料の熟読。 【事後学習】問題点の反省と確認。 |
5 |
一人称小説をとりあげて議論し、分析する(2回目)。 【事前学習】配布資料の熟読。 【事後学習】問題点の反省と確認。 |
6 |
異なる一人称小説をとりあげて議論し、分析する(3回目)。 【事前学習】配布資料の熟読。 【事後学習】問題点の反省と確認。 |
7 |
異なる一人称小説をとりあげて議論し、分析する(4回目)。 【事前学習】配布資料の熟読。 【事後学習】問題点の反省と確認。 |
8 |
ナラティブ理論と文学研究の接続をめぐる討議。 【事前学習】これまでの授業の振り返り。 【事後学習】文学研究の方法的反省。 |
9 |
一人称語りと対話をめぐるテクストをとりあげて議論し、分析する(1回目) 【事前学習】配布資料の熟読。 【事後学習】問題点の反省と確認。 |
10 |
一人称語りと対話をめぐるテクストをとりあげて議論し、分析する(2回目) 【事前学習】配布資料の熟読。 【事後学習】問題点の反省と確認。 |
11 |
一人称語りと対話をめぐるテクストをとりあげて議論し、分析する(3回目) 【事前学習】配布資料の熟読。 【事後学習】問題点の反省と確認。 |
12 |
一人称語りと対話をめぐるテクストをとりあげて議論し、分析する(4回目) 【事前学習】配布資料の熟読。 【事後学習】問題点の反省と確認。 |
13 |
オープンダイアローグの可能性と文学研究をめぐる討議。 【事前学習】これまでの授業の振り返り。 【事後学習】文学研究の方法的反省。 |
14 |
ナラティブとオープンダイアローグをめぐる方法的可能性についての討議。 【事前学習】前回の授業の振り返り。 【事後学習】応用可能性についての検討。 |
15 |
まとめと総括、展望。 【事前学習】前期授業の振り返り。 【事後学習】論文作成の準備。 |
その他 | |
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教科書 | 適宜、資料を配布する。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(20%)、授業参画度(80%) この授業は毎回の講義後の質疑、ディスカッション等がきわめて大きな意味をもち、それをもとに授業参画度を評価します。 |
オフィスアワー | 火曜日の昼休みと水曜日の3限。個人研究室にて。 |