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科目名 | 日本史演習3 | ||||
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教員名 | 上保國良 | ||||
単位数 | 1 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業概要 | 『甲子夜話』の世界を学ぶ(その1)。 |
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授業のねらい・到達目標 | 松浦清(静山)の『甲子夜話』の記事を題材にして、あらためて「史料」とは何かということを説明できるようになる(その1)。 |
授業の方法 | 『甲子夜話』の記事に出てくる人名等の索引を作る。 |
授業計画 | |
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1 | 史料の索引化についていくつかの例をあげて説明する。 |
2 | 『甲子夜話』の記事について、いくつかの例をあげて説明する。 |
3 |
索引作成作業について、一般例をあげて説明する。 (人物索引を「コンピュータ」にデータを入力する前のカード作成について説明する。) |
4 |
受講生が確定したところで、これまでの作業内容の確認の作業に入る。 先輩達が作成した既成のカードの整理をする。これは何年に一回の作業であり、かなり時間を要すると思われる。 |
5 | 既成カードと『甲子夜話』自体の目録を合せてみて、不備の不足を確認する。このために東洋文庫版の目録をコピーしたものを配布する。 |
6 | 「甲子夜話目録序」を受講生全員で読んでみる。 |
7 | 初期の既成カードは記事内容の時期確定するのが目的であったので、改めて記事中の人物について確認が取れているかどうかをコンピュータをのぞいてみる。なければ改めて取り直し、カードには人物名のところにマーカーでサイドラインを引き、その人物を確定するのに活用した史料をはさんでおく。 |
8 | 前回の作業の続きを行う。(巻之1だけでも52条もあるので、それ相応の時間を要すると思われるが、重要な作業なので欠かすことが出来ない。) |
9 |
前回と同様な作業を繰り返し行う。 (時にはその史料そのものを読み返してみる。すなわち史料解読の作業を行い、その文中に出ている人物についての裏付け史料の検索作業を行ってみる。) |
10 |
『甲子夜話』巻之1には興味をひく出来事が多数あるので、そのことを注視して記事そのものを読んでみる。 受講院生(A・B・C)にその読みと裏付け史料の検索に関する作業を割り振る。 なお発表には「レジュメ」を作成しておくこと。 |
11 |
前回決定した割り振り担当者(A)が自分の選んだ『甲子夜話』の記事を読み、その記事の裏付けになる史料を示す。 教員ならびに他の院政は「読み」や「レジュメ」に関して疑義があれば質問する。 |
12 |
発表者(A)の発表に関し、最終的な討論に入る。 発表者はそこでの意見等をふまえて次回までに「レジュメ」の改訂を行って提出する。 |
13 | 発表者(B)の発表を聞く。その要領は発表者(A)の時と同様である。 |
14 |
発表者(B)の発表に関し、最終的な討論に入る。 発表者はそこでの意見等をふまえて、次回までに「レジュメ」の改訂を行って提出する。 |
15 | 途中になっている既成カードの確認を行い、作業場の問題点について整理する。 |
その他 | |
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教科書 | 開講時に「カード」資料を配布する。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 発表レジュメの完成度(80%)、授業参画度(討論参画度)(20%) |
オフィスアワー | 授業終了後 |
備考 | 受講院生の人数によっては、予定を変更することもある。 |