憲法

科目名	憲法
教員名	石川晃司
単位数	2	学年	1～4	開講区分	文理学部
学期	半期	履修区分	選択

授業概要	憲法に関する基本的な考え方と知識の習得を目指します
授業のねらい・到達目標	本講義では私たちに身近な日本国憲法を中心に憲法の考察をおこないますが、憲法の一般原理との関係、諸外国の憲法との比較なども意識しながら議論を進めたいと考えています。いわば日本国憲法を相対化するような視点も踏まえて議論を進めます。こうした議論を通して、憲法についての基本的な考え方や知識を習得し、平和で民主的な国家・社会の形成者に必要な公民的資質の基礎を身につけてもらえればと考えております。この科目は文理学部（学士（文学））のディプロマポリシーＤＰ１DP３及びカリキュラムポリシーCP２，CP６に対応しています。
授業の方法	教科書を中心としますが、補助プリントも配布することになります。また、多角的な理解を深めてもらうために、必要に応じて、映画やビデオ教材を使用する予定です。受講生には、批判的精神をもって授業に参加されることを望みます。本授業の事前・事後学習は，各２時間の学習を目安とします。

授業計画
1	憲法とはなにか【事前学習】憲法 constitution とは何か、自分なりのイメージを形成しておくこと【事後学習】（他の諸法と比較して）憲法の根本的な特質について理解すること
2	国民国家と憲法1――国民国家の基本法の生成【事前学習】配布資料を熟読し、疑問点を明確にすること【事後学習】授業および教科書第Ⅰ部を参照し、理解を深めること
3	国民国家と憲法2――近代憲法の特質と展開【事前学習】配布資料を再度熟読し、近代憲法の特質を理解すること【事後学習】授業および教科書第Ⅰ部を参照し、理解を深めること
4	大日本帝国憲法（明治憲法）と天皇【事前学習】教科書第1章を通読し、大日本帝国憲法の性格を理解すること【事後学習】日本の近代化と憲法の関係について調べておくこと
5	日本国憲法の誕生と国民主権【事前学習】教科書第2章および第3章を通読しておくこと【事後学習】日本国憲法制定の経緯と問題点について明確にすること
6	平和主義と「戦争論」――憲法9条の世界史的意義【事前学習】教科書第4章を通読しておくこと【事後学習】憲法9条をどう考えるか、自分なりの見解をもてるようにすること
7	基本的人権の保障1――人権尊重の原理・人権の体系【事前学習】教科書第5章(1)基本的人権の保障を通読しておくこと【事後学習】人権という考え方の重要性について理解すること
8	基本的人権の保障2――精神的自由権・経済的自由権【事前学習】教科書第5章(2)精神的自由権、(3)経済的自由権を通読しておくこと【事後学習】精神的自由権と経済的自由権を比較して、その意味を考えてみること
9	基本的人権の保障3――身体的自由権【事前学習】教科書第5章(4)身体的自由権を通読しておくこと【事後学習】刑事司法制度との関連で人権の重要性を考えてみること
10	基本的人権の保障4――社会権と新しい人権【事前学習】教科書第5章(5)社会権、(6)国務請求権、(7)新しい人権を通読しておくこと【事後学習】生存権や新しい人権の意義について理解を深めること
11	権力の分立1――権力分立の意義と三権の相互関係【事前学習】教科書第6章を通読しておくこと【事後学習】近代憲法の核心に、なぜ人権と権力分立がおかれるのかを考えてみること
12	権力の分立2――立法・行政・地方自治【事前学習】教科書第7章、8章、10章を通読しておくこと【事後学習】日本における議院内閣制の問題点についても考えてみること
13	権力の分立3――日本の司法【事前学習】教科書第9章を通読しておくこと【事後学習】日本の司法制度は正しく機能しているか、問題意識をもって考えてみること
14	ディスカッション【事前学習】これまでの授業の論点を整理し疑問点を明確にすること【事後学習】議論を通して深めることができた知見をまとめること
15	到達度の確認と試験【事前学習】これまでの授業内容全体を復習しておくこと【事後学習】理解が間違っていたところを修正すること
16	【事前学習】【事後学習】
17	【事前学習】【事後学習】
18	【事前学習】【事後学習】
19	【事前学習】【事後学習】
20	【事前学習】【事後学習】
21	【事前学習】【事後学習】
22	【事前学習】【事後学習】
23	【事前学習】【事後学習】
24	【事前学習】【事後学習】
25	【事前学習】【事後学習】
26	【事前学習】【事後学習】
27	【事前学習】【事後学習】
28	【事前学習】【事後学習】
29	【事前学習】【事後学習】
30	【事前学習】【事後学習】

その他
教科書	石川晃司『『改訂版　国民国家と憲法』』三和書籍 2019年テキスト『改訂版　国民国家と憲法』は文理学部の学生のために書き下ろしたものです。第1部と第2部から成り、第1部は「国民国家と憲法」の関係を理論的・歴史的に考察した論説です。こちらは少し難しいかもしれませんが、授業内外の質疑・応答などを通じて理解を補いたいと考えております。第2部は日本国憲法についての概説ですが、かなり多くの問題提起を含んでおります。
参考書	浦部法穂『『世界史の中の憲法』　　』共栄書房 2008年この著作は、憲法の基礎概念の歴史的生成を簡明に解説したものであり「憲法という考え方」を理解するうえでたいへん役に立ちます。
成績評価の方法及び基準	試験(80%)、授業内テスト(20%) 基本的には定期試験でおこないますが、その他に授業内テストなどを行った場合は、それも加味します。
オフィスアワー	2504室（石川研究室）月曜日16時20分～17時20分　火曜日13時～14時

授業計画
1	憲法とはなにか【事前学習】憲法 constitution とは何か、自分なりのイメージを形成しておくこと【事後学習】（他の諸法と比較して）憲法の根本的な特質について理解すること
2	国民国家と憲法1――国民国家の基本法の生成【事前学習】配布資料を熟読し、疑問点を明確にすること【事後学習】授業および教科書第Ⅰ部を参照し、理解を深めること
3	国民国家と憲法2――近代憲法の特質と展開【事前学習】配布資料を再度熟読し、近代憲法の特質を理解すること【事後学習】授業および教科書第Ⅰ部を参照し、理解を深めること
4	大日本帝国憲法（明治憲法）と天皇【事前学習】教科書第1章を通読し、大日本帝国憲法の性格を理解すること【事後学習】日本の近代化と憲法の関係について調べておくこと
5	日本国憲法の誕生と国民主権【事前学習】教科書第2章および第3章を通読しておくこと【事後学習】日本国憲法制定の経緯と問題点について明確にすること
6	平和主義と「戦争論」――憲法9条の世界史的意義【事前学習】教科書第4章を通読しておくこと【事後学習】憲法9条をどう考えるか、自分なりの見解をもてるようにすること
7	基本的人権の保障1――人権尊重の原理・人権の体系【事前学習】教科書第5章(1)基本的人権の保障を通読しておくこと【事後学習】人権という考え方の重要性について理解すること
8	基本的人権の保障2――精神的自由権・経済的自由権【事前学習】教科書第5章(2)精神的自由権、(3)経済的自由権を通読しておくこと【事後学習】精神的自由権と経済的自由権を比較して、その意味を考えてみること
9	基本的人権の保障3――身体的自由権【事前学習】教科書第5章(4)身体的自由権を通読しておくこと【事後学習】刑事司法制度との関連で人権の重要性を考えてみること
10	基本的人権の保障4――社会権と新しい人権【事前学習】教科書第5章(5)社会権、(6)国務請求権、(7)新しい人権を通読しておくこと【事後学習】生存権や新しい人権の意義について理解を深めること
11	権力の分立1――権力分立の意義と三権の相互関係【事前学習】教科書第6章を通読しておくこと【事後学習】近代憲法の核心に、なぜ人権と権力分立がおかれるのかを考えてみること
12	権力の分立2――立法・行政・地方自治【事前学習】教科書第7章、8章、10章を通読しておくこと【事後学習】日本における議院内閣制の問題点についても考えてみること
13	権力の分立3――日本の司法【事前学習】教科書第9章を通読しておくこと【事後学習】日本の司法制度は正しく機能しているか、問題意識をもって考えてみること
14	ディスカッション【事前学習】これまでの授業の論点を整理し疑問点を明確にすること【事後学習】議論を通して深めることができた知見をまとめること
15	到達度の確認と試験【事前学習】これまでの授業内容全体を復習しておくこと【事後学習】理解が間違っていたところを修正すること
16	【事前学習】【事後学習】
17	【事前学習】【事後学習】
18	【事前学習】【事後学習】
19	【事前学習】【事後学習】
20	【事前学習】【事後学習】
21	【事前学習】【事後学習】
22	【事前学習】【事後学習】
23	【事前学習】【事後学習】
24	【事前学習】【事後学習】
25	【事前学習】【事後学習】
26	【事前学習】【事後学習】
27	【事前学習】【事後学習】
28	【事前学習】【事後学習】
29	【事前学習】【事後学習】
30	【事前学習】【事後学習】