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科目名 | 労働法1 | ||||
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教員名 | 松井丈晴 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 |
文理学部
(実務経験のある教員による科目) |
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業概要 | 就業構造・労働環境が大きく変化するなかで、職場において発生する法的問題、すなわち、採用・入社から退職(解雇)までの間に職場で出会う基本的な労働問題について、関連法規等を紹介しながらできるだけ簡潔に講義する。本講義では、労働基準法の内容を中心として講義する予定である。 労働相談員としての経験を生かし、現在、リアルに起きている労働問題に対し、解決策を提示した授業を行う。 |
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授業のねらい・到達目標 | 労働法は、社会生活をする上で、最も身近な法律である。 学生が就職してから退職するまでの過程で、あるいはバイト先で経験する労働法上の主要な問題を取り上げ、労働条件がどのようにして決まり、もし、問題があった場合は、どのようにして解決するかを知ることができる。(問題発見・解決力) その際に、労働基準法や労働契約法を理解することができる。(専門分野に関する知識・理解) この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1,DP3及びカリキュラムポリシーCP2,CP6に対応しています。 |
授業の方法 | 講義形式で行う。 本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安にします。 |
履修条件 | 200名を超えた場合、最初の授業出席者のみの履修を認め、2回目以降は履修を認めない場合もありますので、 必ず、最初の授業に出席すること。 |
授業計画 | |
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1 |
労働法序説 民法(一般法)と労働法(特別法)との関係を説明した上で、なぜ、労働法が必要なのかを理解する。 【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。 事前に、教科書、プリントを通読しておくこと。2時間程度を目安。 【事後学習】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。2時間程度を目安。 |
2 |
労働契約の締結と雇用の成立(1) 採用の自由については、どこまで許されるのか。また、採用の自由の例外は何かを理解する。 採用内定による労働契約成立の時期と内定期間中の法律関係(例:入社前研修やレポート提出義務)について理解する。 【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。 事前に、教科書、プリントを通読しておくこと。2時間程度を目安。 【事後学習】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。2時間程度を目安。 |
3 |
労働契約の締結と雇用の成立(2) 契約期間は何年まで定めることができるのか。労働者への損害賠償(留学費返還請求など)について理解する。 【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。 事前に、教科書、プリントを通読しておくこと。2時間程度を目安。 【事後学習】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。2時間程度を目安。 |
4 |
労働基準法と労働条件決定のしくみ(1) 労働基準法上の労働者・使用者と労働組合法上の労働者・使用者の違いについて理解する。 【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。 事前に、教科書、プリントを通読しておくこと。2時間程度を目安。 【事後学習】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。2時間程度を目安。 |
5 |
労働基準法と労働条件決定のしくみ(2) 労働契約上の権利義務関係(賃金支払い義務と労務提供義務などの主たる義務、安全配慮義務や競業避止義務などの付随義務)について理解する。 【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。 事前に、教科書、プリントを通読しておくこと。2時間程度を目安。 【事後学習】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。2時間程度を目安。 |
6 |
労働基準法と労働条件決定のしくみ(3) 労働契約、就業規則、労働協約とは何か。 労働契約、就業規則、労働協約との三者間関係について理解する。 【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。 事前に、教科書、プリントを通読しておくこと。2時間程度を目安。 【事後学習】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。2時間程度を目安。 |
7 |
雇用の展開と労働契約(1) 配転と出向の違いと権利濫用法理による制限について理解する。 【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。 事前に、教科書、プリントを通読しておくこと。2時間程度を目安。 【事後学習】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。2時間程度を目安。 |
8 |
雇用の展開と労働契約(2) 労働条件の不利益変更、懲戒処分について理解する。 【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。 事前に、教科書、プリントを通読しておくこと。2時間程度を目安。 【事後学習】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。2時間程度を目安。 |
9 |
賃金の保護(1) 労基法上の賃金とは何か、平均賃金の考え方、賃金の決め方について理解する。 【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。 事前に、教科書、プリントを通読しておくこと。2時間程度を目安。 【事後学習】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。2時間程度を目安。 |
10 |
賃金の保護(2) 労基法24条の賃金支払いの原則について理解する。 休業手当、賞与、退職金について理解する。 【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。 事前に、教科書、プリントを通読しておくこと。2時間程度を目安。 【事後学習】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。2時間程度を目安。 |
11 |
労働時間、休憩、休日、年次有給休暇(1) 労働基準法上の労働時間とは何か。労働時間規制について理解する。 【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。 事前に、教科書、プリントを通読しておくこと。2時間程度を目安。 【事後学習】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。2時間程度を目安。 |
12 |
労働時間、休憩、休日、年次有給休暇(2) 時間外労働(時間外労働義務はあるのかなど)と割増賃金(割増率など)について理解する。 【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。 事前に、教科書、プリントを通読しておくこと。2時間程度を目安。 【事後学習】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。2時間程度を目安。 |
13 |
労働時間、休憩、休日、年次有給休暇(3) 年次有給休暇(例えば、アルバイトは年休を取得できるのかなど)の法的性質について理解する。 【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。 事前に、教科書、プリントを通読しておくこと。2時間程度を目安。 【事後学習】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。2時間程度を目安。 |
14 |
労働災害の予防と補償 労働災害の予防【労働安全衛生法】(例えば、定期健康診断)と労働災害の補償【労働者災害補償保険法】(例えば、業務災害の認定など)について理解する。 【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。 事前に、教科書、プリントを通読しておくこと。2時間程度を目安。 【事後学習】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。2時間程度を目安。 |
15 |
講義内容の整理 【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。 事前に、教科書、プリントを通読しておくこと。2時間程度を目安。 【事後学習】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。2時間程度を目安。 |
その他 | |
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教科書 | 増田幸弘 『フロンティア労働法』 法律文化社 2019年 第3版 ブラックボード上に添付した資料とは別に、適宜必要に応じ、参考資料としてプリントを配付します。 |
参考書 | 新谷眞人 『(Next教科書シリーズ)労働法』 弘文堂 2019年 第2版 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(80%)、授業内テスト(20%) 試験80%、小テスト5回20%で評価する。 なお、小テストを実施した際、欠席した場合は、救済レポートの提出を認める。 |
オフィスアワー | 授業開始前後、本館2階講師室にて20分間受け付ける。 また、ブラックボードを利用するので、各自使えるようにすること。 |
備考 | 履修を検討している学生は必ず最初の授業に出てくること。 関連する法律科目(法学通論、市民社会と法など)を受講することでより理解が深まる。 |