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科目名 平成29年度以降入学者 |
福祉政策論 | ||||
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教員名 | 諏訪徹 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 社会福祉学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業概要 | 本科目では、社会政策・福祉政策の基本的な概念や日本型の福祉レジーム(社会保障政策の姿やそれを支える政治・経済・社会体制)の成り立ちと背景を解説したうえで、社会政策としての雇用政策、教育政策、住宅政策、ケア政策の論点やありようについて、政策領域を横断して幅広く論じ、考える。これにより、学生が、社会政策的な視点をもって、社会のなかでの福祉の意義を幅広く、俯瞰的にとらえ、そのありようを考えることができるようになることを目指す。 担当教員は全国社会福祉協議会、厚生労働省における実務経験を有し、また現在も各種団体の委員会・審議会等での職務を行っている。この経験を踏まえ、現実の政策や実務と結びつけた講義を行う。 |
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授業のねらい・到達目標 | ・社会政策の基本的な概念について説明できる。 ・日本型福祉レジームの特質、形成過程について説明できる ・日本型福祉レジームが直面する課題とその社会的背景について説明できる。 ・各分野の社会政策・福祉政策の論点について説明できる。 ・自身の興味のある社会政策の課題について文献・記事・政策動向等を調べ、今後のありようや課題を考察できる。 この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP3に対応しています。 |
授業の方法 | ・資料は印刷し冊子で配布する。毎回持参すること。「Blackboard Learn」にもデータを掲載しておく。 ・リアクションペーパーにコメント等を記入し、毎回の授業終了時に提出すること(授業参画度として評価) ・毎回の授業際、授業テーマにかかわる参考文献を提示する。興味ある文献を読み、新聞記事・ニュース・政策動向等を調べること(最終的にはレポート等としてまとめ提出する)。 ・毎回の学習内容の習得のため、確認テストを行う(事前・事後学修課題)。毎回、事前・事後学修を行うこと。 ・本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とする。 ・私語はしないこと。スマートフォンはしまうこと。注意しても繰り返す場合は退出を命じる。 |
履修条件 | ・本科目は社会福祉士国家試験の「現代社会と福祉」に対応しており、国家試験受験を考えている者は履修する必要がある。 ・社会福祉士取得希望の有無にかかわらず、将来公務員を志望し政策形成に携わる者、卒業論文等で社会政策や海外比較に関するテーマを検討している者、社会における福祉について幅広く考えたい者には受講を勧める。 ・社会保障制度、各分野の福祉制度について、一定の予備知識が必要。 |
授業計画 | |
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1 |
イントロダクション~社会支出からみる日本の社会保障の姿 他国と比べどのような特徴があるのか、なぜこのような姿なのか [事前学習]シラバスを確認すること。社会保障論・各福祉論の概要を復習して臨むこと [事後学習]配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること |
2 |
社会的ニードと資源配分 [事前学習]配布資料の該当部分を読むこと [事後学習]配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること。参考文献等を調べること |
3 |
福祉国家比較論・福祉レジーム論~日本型福祉レジームの特質 [事前学習]配布資料の該当部分を読むこと [事後学習]配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること。参考文献等を調べること |
4 |
日本型福祉レジームの形成過程 [事前学習]配布資料の該当部分を読むこと [事後学習]配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること。参考文献等を調べること |
5 |
日本型福祉レジームの経済・政治・社会体制 [事前学習]配布資料の該当部分を読むこと [事後学習]配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること。参考文献等を調べること |
6 |
2000年以降の福祉改革の意義~残余的福祉から普遍的福祉へ [事前学習]配布資料の該当部分を読むこと [事後学習]配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること。参考文献等を調べること |
7 |
日本型福祉レジームの行き詰まり [事前学習]配布資料の該当部分を読むこと [事後学習]配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること。参考文献等を調べること |
8 |
社会政策・福祉政策の論点・課題~雇用政策・企業の役割 [事前学習]配布資料の該当部分を読むこと [事後学習]配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること。参考文献等を調べること |
9 |
社会政策・福祉政策の論点・課題~教育政策 [事前学習]配布資料の該当部分を読むこと [事後学習]配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること。参考文献等を調べること |
10 |
社会政策・福祉政策の論点・課題~住宅政策 [事前学習]配布資料の該当部分を読むこと [事後学習]配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること。参考文献等を調べること |
11 |
社会政策・福祉政策の論点・課題~セーフティネットの再構築、社会的包摂 [事前学習]配布資料の該当部分を読むこと [事後学習]配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること。参考文献等を調べること |
12 |
社会政策・福祉政策の論点・課題~ケア政策・家族政策 [事前学習]配布資料の該当部分を読むこと [事後学習]配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること。参考文献等を調べること |
13 |
社会政策・福祉政策の論点・課題~地域の持続可能性と地域社会政策 [事前学習]配布資料の該当部分を読むこと [事後学習]配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること。参考文献等を調べること |
14 |
まとめ~社会における福祉(これまでの復習・解説を行い、授業の理解を深める) [事前学習]これまでの学習内容で疑問に思ったことをノートにまとめること [事後学習]本科目の学習内容を復習・整理すること |
15 |
期末試験とその解説 [事前学習]第1~14回までの内容を復習すること [事後学習]解けなかった問題を解き直し、学習内容を復習・整理すること |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 坂田周一 『社会福祉政策 第3版』 有斐閣 2014年 第3版 ピート・アルコック ゲイリー・クレイグ 『社会政策の国際的展開』 晃洋書房 2003年 エスピン-アンデルセン 『福祉資本主義の三つの世界』 ミネルヴァ書房 2001年 『社会政策講義 (ポール・スピッカー)』 有斐閣 2001年 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(50%)、レポート(30%)、授業参画度(20%) ・毎回のリアクションペーパー等で授業参画度を評価する。 ・授業でとりあげた興味あるテーマについて、参考文献や関連文献、新聞記事、政策に関する資料等を調べ、レポートをまとめること ・提出すべきレポートを提出しない場合、試験で所定の点数に到達しなかった場合は、成績評価の対象としない ・一定の要件を満たす者について、追試、再試験を行う(詳細は授業で説明) |
オフィスアワー | 月曜日 12:15-12:45 火曜日 12:15-12:45 |