障害者福祉論１

科目名平成28年度以前入学者	障害者福祉論１
教員名	川村宣輝
単位数	2	学年	4	開講区分	文理学部
科目群	社会福祉学科
学期	後期	履修区分	必修

授業概要	障がい者福祉の施策の現状や課題を学ぶことにより、今後の障がい者福祉のあり方について考察する。障害者施策の特徴は、障がい者のすべてのライフステージに関わってくることであり、児童、高齢者福祉との大きな違いである。本授業の担当教員は障がい者の支援現場を長く経験しており、実践に基づいたわかりやすい授業としたい。
授業のねらい・到達目標	障がい者の福祉に関する法制度を学び、障がい者支援の方法やあり方について考える。障がいの概念や理念を理解し、障がい者の生活の質を高めるための法律・制度や具体的な支援サービス、その実践方法等について理解する。障がい者の基本的な知識を踏まえた上で、本授業では障害者施策の概要を学び、障害者施策がわが国においてどのように展開されているかを説明できるようにする。この科目は文理学部（学士（社会福祉学））のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP2に対応しています。
授業の方法	マスコミでは障がい者関連の報道が頻繁にされているが、そうした時事トピックスも取り入れながら授業を進める。また、教員による一方的な講義だけではなく障がい者福祉の実践現場で働くゲストスピーカーの招聘、グループディスカッションやDVDなどの視聴覚教材も活用しながら受講生の興味を拡げられるような授業としたい。なお、本授業の事前・事後学修は、各2時間の学習を目安とする。

授業計画
1	オリエンテーション（本講義の目的、障がい者についての基本的事項について説明） [事前学習]シラバスに目を通しておく [事後学習]授業の目的、概要を理解する
2	障がい者に関わる法体系①（法体系の概論について） [事前学習]テキスト第1章を読んでおく [事後学習]授業の概要をまとめる
3	障がい者に関わる法体系②（障害者基本法） [事前学習]テキスト第2章第1節を読んでおく [事後学習]授業の概要をまとめる
4	障がい者に関わる法体系③（身体障害者福祉法、知的障害者福祉法、精神保健福祉法） [事前学習]テキスト第2章第2～4節を読んでおく [事後学習]授業の概要をまとめる
5	障がい者に関わる法体系④（発達障害者支援法、障害者虐待防止法、バリアフリー新法） [事前学習]テキスト第2章第5～8節を読んでおく [事後学習]授業の概要をまとめる
6	障がい者に関わる法体系⑤（障害者差別解消法、障害者雇用促進法等） [事前学習]テキスト第2章第9～10節を読んでおく [事後学習]授業の概要をまとめる
7	障害者総合支援法①（成立の経緯、概要） [事前学習]テキスト第3章第1節を読んでおく [事後学習]授業の概要をまとめる
8	障害者総合支援法②（具体的なサービス内容） [事前学習]テキスト第3章第2､3節を読んでおく [事後学習]授業の概要をまとめる
9	障害者総合支援法③（組織や団体等の役割、専門家の役割） [事前学習]テキスト第5､6章を読んでおく [事後学習]授業の概要をまとめる
10	障がい者の生活支援と就労支援 [事前学習]テキスト第7章を読んでおく [事後学習]授業の概要をまとめる
11	ゲストスピーカー（障害者福祉分野の専門家からの提言） [事前学習]ゲストスピーカーへの質問を考えておく [事後学習]感想をレポートにまとめる
12	福祉分野以外の専門職の役割と実際 [事前学習]テキスト第2章第1節を読んでおく [事後学習]授業の概要をまとめる
13	授業内試験および解説 [事前学習]第2回～第12回の内容を復習 [事後学習]出題内容の確認
14	事前に課題を提示し、ディスカッション、質疑応答を行う [事前学習]ディスカッションのテーマを考える [事後学習]質疑応答の内容を整理する
15	全体のまとめ（総復習と質疑応答） [事前学習]テキストの見直し [事後学習]質疑応答事項を整理する

その他
教科書	社会福祉士養成講座編集委員会『障害者に対する支援と障害者自立支援制度（新・社会福祉士養成講座）』中央法規 2019年第6版
参考書	授業の中で適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準	授業内テスト(60%)、授業参画度(40%) 授業参画度は、毎回のリアクションペーパーで評価する。
オフィスアワー	月曜、水曜の昼休み