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科目名 | ケアマネジメント論 | ||||
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教員名 | 井上直子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 社会福祉学科 | ||||
学期 | 集中 | 履修区分 | 選択 |
授業概要 | 介護保険制度等におけるケアマネジメントの概要について理解し、具体的な方法について理解する。 特に高齢化が進む現在におけるケアマネジメントの実際、具体的な事例を通して学んでいく。その他に、各社会保障制度(障害者福祉、公的扶助、介護保険、児童福祉、地域福祉)におけるケアマネジメントの現状と関連性、今後の課題についても理解を深めることも目的とする。 担当する教員は、行政機関における保健師、精神保健福祉士、介護支援専門員、地域包括支援センター職員等の経験として30年余に渡る現場経験(保健、医療、福祉)があり、現在も第一線で勤務している。その経験と知識を元にケアマネジメントについて講義を行う。特に、教科書等より、より具体的な事例を通してわかりやすく解説する。 |
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授業のねらい・到達目標 | 介護保険制度におけるケアマネジメントの概要について理解することを目的とする。ケアマネジメントについて、具体的な手続きや方法について、相談援助者になった場合に、相談者に説明することができる。 特に、どのような場合にどのような課題があり、、どのようなサービスを利用することが適切であるかを、具体的に説明できるような能力を獲得する。 この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP2に対応しています。 |
授業の方法 | プレゼンテーションは、板書と配布印刷物による。 授業形態は、講義形式と、グループワークを行う。 本授業の事前・事後学習は各2時間の学習を目安とします。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション、自己紹介 本講義の目的と概要について説明します。担当教員の実務としての行政機関における「保健、医療、福祉」について、実際の業務内容や講義キャリアについて紹介します。さらに、参加する学生の皆さんの個人の学習の興味、卒業後の進路希望や夢、目的について述べていただき、どのような学習を深めていきたいのかについて、学生の皆さんの意見希望も取り入れて、決めます。 【事前学習】シラバスを事前に確認してください。 【事後学習】2回目以降に、特に知りたいことについてキーワードを書いておいてください。(2~3個) |
2 |
〇ケアマネジメント概論について ケアマネジメントについての歴史と言葉の定義について学びます。 【事前学習】介護保険法について、履修したことを振り返っておくこと 【事後学習】学習した内容で、新たに理解したことをノートにまとめておくこと |
3 |
〇ケアマネジメントの実際について ケアマネジメントにおける最初の面談(インテーク)について説明します。説明後、実際に学生同士で、インテークを体験してみます。相談を受ける側、相談する側の各々の立場を体験して、その際の問題点等について考えます。 【事前学習】第2回で配布した資料を読み返しておくこと 【事後学習】第3回で学修した内容について、整理しておくこと。 |
4 |
〇ケアマネジメントにおける「アセスメント」について ケアマネジメントについて、言葉の説明と方法について解説します。 【事前学習】第3回までの内容について、復習しておくこと 【事後学習】学修した内容について整理しておくこと |
5 |
〇ケアマネジメントにおける「アセスメント」の実際について 具体的なアセスメントについて、事例を通して説明します。 【事前学習】アセスメントについて、言葉の定義を整理しておくこと 【事後学習】学修した内容について、整理し不明点をまとめておくこと |
6 |
〇ケアマネジメントにおける「アセスメント」の作製について 実際に、具体的な事例を元に演習を行います。アセスメントができたら、発表していただき、みなさんで意見交換をします。 【事前学習】第5回の授業の不明点を確認しておくこと 【事後学習】学修した内容について、自分の考えをまとめておくこと |
7 |
〇ケアマネジメントにおけるケアプランの作成① ケアプランに必要な項目(サービス)について説明します。 【事前学習】介護保険サービスの種類を調べておくこと 【事後学習】学修した内容について、整理しておくこと |
8 |
〇ケアプランにおけるペアプランの作成② 具体的な事例を通して、演習します。アセスメントに基づくケアプランを各々が作成していただきます。その後、発表してもらい、色々な考え方、プランがあることを学びます。 【事前学習】第7回までの学修内容について、読み返しておくこと 【事後学修】学修した内容について、他の人の発表から学んだことをまとめておくこと |
9 |
〇ケアマネジメントにおけるモニタリング① モニタリングについて説明します。実際の具体的事例を通して、モニタリングについて理解を深めます。 【事前学習】第8回までの学修内容を見直しておくこと 【事後学習】新たに学んだ言葉の定義について、ノートにまとめておくこと |
10 |
〇ケアマネジメントにおけるモニタリング② 具体的な事例を通して、実際に自分でモニタリングを行ってみます。その後、発表してもらいみんなでディスカッションを行い、良いモニタリングとは何か?について、考えます。 【事前学習】第8回で作成したプランについて、見直しておくこと。気になる点を2つチェックしておくこと 【事後学習】授業で話しあったことをまとめておくこと。自分の感想を書き留めておくこと |
11 |
〇ケアマネジメントにおけるサービス担当者会議について サービス担当者会議について説明します。実際に、役割について学んだ後にロールプレイを行い、感想を聞きます。 【事前学習】第1回から10回まで学修した内容について復習すること 【事後学習】ロールプレイの感想をまとめ、重要だと思う点をまとめておくこと |
12 |
〇障害者におけるケアマネジメントについて 介護保険制度におけるケアマネジメントが主な場合ですが、障害者制度におけるケアマネジメントの実際について、具体的な事例を通して説明します。 3障害(身体、精神、知的)について、教員が実際に体験した事例を元にわかりやすく説明します。 【事前学習】障害者の福祉サービスについて、履修したことのある内容を確認しておくこと 【事後学習】学修した内容で、新たに理解した言葉についてまとめておくこと |
13 |
〇多職種連携とケアマネジメント 現代の地域包括ケアにおける。多職種連携について説明します。特に、具体的事例について、色々な職種の連携について説明します。その後、事例について学生同士で、問題点、課題、解決策について議論し発表します。 【事前学習】1回から12回まで学修した内容について、復習しておくこと 【事後学習】多職種連携におけるケアマネジメントの重要な点をまとめておくこと |
14 |
〇地域包括ケアにおける各種社会保障制度について 各社会保障制度とケアマネジメントについて、関連性と今後の課題について論じます。その後、みなさんでもディスカッションをしてもらい、「あったらいいな」という考え方や「見える化」について考えてみます。 【事前学習】既に履修した社会保障制度について、何があるか法律の名前を書きだすこと 【事後学習】ディスカッションした内容で、特に重要だと思った点をまとめておくこと |
15 |
〇まとめと振り返り 今までの学習の振り返りを行います。最近の新聞記事を持参してもらい、それと今回の学習がどのように関連し、学習したことで、記事の考え方、見かたが違ってきたか?について、皆で考え、発表してもらいます。自分の考え、意見をもつこと、述べることについての重要性について体験します。 【事前学習】介護保険、障害者福祉、児童福祉等の新聞記事を3つ程度集めておき、持参すること 【事後学習】学修した内容を整理し、自分の言葉でケアマネジメントについて説明し、今後の課題についてまとめておくこと |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | なし |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業内テスト(20%)、授業参画度(30%) 授業参画度は、毎回のリアクションペーパーの提出内容で評価します。授業内容テストは、その日に行った授業の内容の確認で、教科書やノートをみて回答してかまいません。レポートは、授業に関する課題を提示し、提出日は学生のみなさんと、十分な時間が確保でき、書きあがる時間について話し合いをしてから決定します。 以上のことにより、総合的に成績評価をします。 |
オフィスアワー | 授業終了時 |