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ソーシャルワーク論1

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科目名 ソーシャルワーク論1
教員名 久保田純
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会福祉学科
学期 前期 履修区分 選択
授業概要 ソーシャルワークとは、社会福祉を体現する方法論である。本講義ではこのソーシャルワークを理解する上で、基礎的な知識となるソーシャルワークの概念や形成過程、そしてソーシャルワークを行う専門職であるソーシャルワーカーの概念について講義する。またソーシャルワーカー経験をもとに、実際のソーシャルワーク実践現場での事例を用いて、ソーシャルワークの理念についての授業を行う。
授業のねらい・到達目標 ソーシャルワークを理解し実践する上で基盤となる、ソーシャルワークの概念や形成過程について学ぶ。また現代のソーシャルワークにおける重要な理念や、実際の支援における援助関係やジレンマについて理解する。その上でソーシャルワークを体現する専門職についての理解を深めることを目的とする。

この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP3及びカリキュラムポリシーCP2に対応しています。
授業の方法 パワーポイントや配布資料を使いながら、講義を中心に行う。講義はテキストを用いて行うが、適宜参考資料を配布する。また必要に応じてグループディスカッションや事例検討などの演習、それに伴う発表を行う。
本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とする。
授業計画
1 オリエンテーション 本講義の概要とそのねらい
【事前学習】シラバスに目を通して、授業の流れを理解しておく
【事後学習】「社会福祉士」がどのような職種が確認する
2 ソーシャルワークの概念
【事前学習】「ソーシャルワーク」という用語に対する自分のイメージを確認する
【事後学習】IFSWの2000年の定義と2014年の定義の差異を整理する
3 ソーシャルワークの構成要素
【事前学習】「クライエント」という用語の意味を確認する
【事後学習】「ソーシャルワーカー」が働いている場所を確認する
4 ソーシャルワークの形成過程1(19C〜1930年代)
【事前学習】イギリスの産業革命前後の世界情勢を理解しておく
【事後学習】リッチモンドが強調した部分を整理する
5 ソーシャルワークの形成過程2(1940年代〜現代)
【事前学習】第二次世界大戦後の世界情勢を理解しておく
【事後学習】医学モデルと生活モデルの差異を整理する
6 ソーシャルワークにおける価値と社会正義
【事前学習】ソーシャルワークの概念を再確認しておく
【事後学習】ソーシャルワークにおいて「価値」が重要視される理由を整理する
7 利用者主体とストレングス視点
【事前学習】「ストレングス」という用語の意味を確認する
【事後学習】エンパワメントと生活モデルの関連性を確認する
8 権利擁護とアドボカシー
【事前学習】「アドボカシー」という用語の意味を確認する
【事後学習】ソーシャルワークにおいて「権利擁護」が重要視される理由を整理する
9 ソーシャルワーク実践の実際(ゲストスピーカー)
【事前学習】「社会福祉士」について再確認しておく
【事後学習】ゲストスピーカーの講義に対するレポートを課す
10 ノーマライゼーションと社会的包摂
【事前学習】「ノーマライゼーション」という用語の意味を確認する
【事後学習】現代日本において「社会的排除」されている人々の具体的な状況を確認する
11 ソーシャルワーカーの倫理とジレンマ
【事前学習】「ジレンマ」という用語の意味を確認する
【事後学習】価値の優先順位について整理する
12 地域を基盤としたソーシャルワーク
【事前学習】自分の持つ「地域」のイメージを確認する
【事後学習】ソーシャルワークが「地域」を基盤する必要性を整理する
13 ジェネラリスト・ソーシャルワーク
【事前学習】「システム」という用語の意味を確認する
【事後学習】自分自身のエコマップを作成する
14 専門職の概念と範囲
【事前学習】「専門職」と呼ばれる職業を確認する
【事後学習】ソーシャルワーカーが「専門職」である必要性を整理する
15 到達度の確認と授業のまとめ
【事前学習】これまでの講義を復習しておく
【事後学習】試験結果を踏まえて講義全体の振り返りを行う
その他
教科書 社会福祉士養成講座編集委員会編 『相談援助の基盤と専門職(新・社会福祉士養成講座〔6〕)』 中央法規出版 2015年 第3版
参考書 岡本民夫・平塚良子編著 『新しいソーシャルワークの展開』 ミネルヴァ書房 2010年
成績評価の方法及び基準 試験(50%)、レポート(25%)、授業参画度(25%)
授業参画度は、毎回のディスカッション・発表等で評価します。
オフィスアワー 火曜12:10〜13:00

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