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科目名 平成29年度以降入学者 |
養護原理 | ||||
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科目名 平成28年度以前入学者 |
養護原理1 | ||||
教員名 | 髙橋幸成 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3・4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 社会福祉学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業概要 | 児童虐待が大きな社会問題となっている。時には子どもたちの尊い命が失われるなど、子どもたちを取り巻く危機的な状況を目の当たりにする。子どもたちの暮らしは「家族に見守られ、安心して成長する」場で営まれなければならないが、その家族から虐待を受け、心身に傷を負ったり、家庭が崩壊してしまうケースが後を絶たない。 児童福祉法第41条において、「保護者のない児童(中略)、虐待されている児童その他環境上養護を必要とする児童」が「要保護児童」と規定されており、こうした状況にある子どもたちを保護・支援する営みとしての社会的養護について、児童相談所、児童養護施設等の現場経験をもとに講義する。 |
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授業のねらい・到達目標 | 社会的養護の意義と歴史的変遷、児童の権利擁護、社会的養護の制度や実施体系について理解すること及び、社会的養護の現状と課題等について理解することができるようにする。 この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP3に対応しています。 |
授業の方法 | (1)プレゼンテーションの方法 パワーポイント、配布印刷物、視聴覚メディアによる。 (2)授業形態 講義形式 (3)本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とする。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス及び社会的養護の理念と概念 【事前学習】シラバスを事前に確認すること。 【事後学習】学習した内容の整理をする。 |
2 |
社会的養護の歴史的変遷 【事前学習】教科書P16-P39を通読し、ポイントをメモしておく。 【事後学習】教科書PP.16-39の記述と講義を振り返り、ヨーロッパと日本における児童養護の変遷と展開について理解を確実なものにする。 |
3 |
社会的養護の制度と実施体系 【事前学習】教科書P40-P52を通読し、ポイントをメモしておく。 【事後学習】教科書PP.40-52の記述と講義を振り返り、社会的養護の仕組みと実施体系ついて理解を確実なものにする。 |
4 |
児童相談所の役割と社会的養護 【事前学習】教科書P53-P69を通読し、ポイントをメモしておく。 【事後学習】教科書PP.53-69の記述と講義を振り返り、児童相談所の役割と機能について理解を確実なものにする。 |
5 |
児童の権利擁護 【事前学習】教科書P70-P85を通読し、ポイントをメモしておく。 【事後学習】教科書PP.70-85の記述と講義を振り返り、児童福祉法、児童憲章、児童の権利に関する条約について理解を確実なものにする。 |
6 |
福祉サービスの利用児童の苦情解決体制 【事前学習】教科書P86-P91を通読し、ポイントをメモしておく。 【事後学習】教科書PP.86-91の記述と講義を振り返り、入所児童の苦情解決体制、施設内虐待について理解を確実なものにする。 |
7 |
要保護児童の理解・施設養護の基本原理 【事前学習】教科書P92-P106を通読し、ポイントをメモしておく。 【事後学習】教科書PP.92-106の記述と講義を振り返り、児童、保護者、虐待、障害等、要保護児童の理解のための基本的な視点について理解を確実なものにする。 |
8 |
施設養護における専門的なかかわり 【事前学習】教科書P108-P119を通読し、ポイントをメモしておく。 【事後学習】教科書PP.108-119の記述と講義を振り返り、子どもの多様な価値観、職員のチームワーク、関係機関との連携について理解を確実なものにする。 |
9 |
社会的養護の領域 家庭養護 【事前学習】教科書P120-P129を通読し、ポイントをメモしておく。 【事後学習】教科書PP.120-129の記述と講義を振り返り、里親制度の現状と課題について理解を確実なものにする。 |
10 |
社会的養護の領域 施設養護 【事前学習】教科書P130-P173を通読し、ポイントをメモしておく。 【事後学習】教科書PP.130-173の記述と講義を振り返り、養護、障害等施設の領域と実践課題について理解を確実なものにする。 |
11 |
施設養護の実践 【事前学習】教科書P174-P191を通読し、ポイントをメモしておく。 【事後学習】教科書PP.174-191の記述と講義を振り返り、自立支援、権利擁護、援助の実際について理解を確実なものにする。 |
12 |
支援の専門性と職員倫理 【事前学習】教科書P192-P222を通読し、ポイントをメモしておく。 【事後学習】教科書PP.192-222の記述と講義を振り返り、求められる専門性、職員の倫理、職員のストレス等について理解を確実なものにする。 |
13 |
施設の運営管理 【事前学習】教科書P223-P232を通読し、ポイントをメモしておく。 【事後学習】教科書PP.223-232の記述と講義を振り返り、施設利用者の権利擁護と情報開示、措置制度について理解を確実なものにする。 |
14 |
社会的養護の現状と課題 【事前学習】教科書P233-P256を通読し、ポイントをメモしておく。 【事後学習】教科書PP.233-256の記述と講義を振り返り、被措置児童等虐待の防止、社会的養護と地域の関係について理解を確実なものにする。 |
15 |
まとめ これまでの復習・解説を行い、養護原理について理解をさらに深める。 【事前学習】これまでの授業の教材・資料を見直す。 【事後学習】学習した内容の整理をし、養護原理の全体像を理解・把握する。 |
その他 | |
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教科書 | 小野澤昇・田中利則・大塚良一 『子どもの生活を支える社会的養護』 ミネルヴァ書房 2013年 第初版 |
参考書 | なし |
成績評価の方法及び基準 | レポート(100%) 授業終了時に、1回レポートの提出を求める。 その他注意事項については、授業の中で提示する。 |
オフィスアワー | 授業中及び授業終了時 |