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社会的企業論

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科目名
平成29年度以降入学者
社会的企業論
科目名
平成28年度以前入学者
福祉NPO論
教員名 工藤啓
単位数    2 学年 3・4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会福祉学科
学期 前期 履修区分 選択
授業概要 本年度「福祉NPO論」と「社会的企業論」という二つの名前となっています。これらは重複する領域を持ちながらも、やや異なる視点で学びを深めなければなりません。本講義では、福祉領域におけるNPOの経営と実践について学びつつ、近年、認知が広がってきた社会的企業についても同時に学ぶことができるようにします。

担当教員は、現在、若者や子どもを支援するNPO経営者として、その実践とNPOマネジメント、広くは社会的企業分野で活動しています。本講義を通じて、福祉領域のNPOおよび社会的企業についての学び、多様なゲストを招きながら、いまの社会課題の現状と解決への実践を知っていただくことを目的とします。
授業のねらい・到達目標 本講義では、福祉領域のNPOおよび社会的企業を俯瞰し、この社会に現存する社会課題の解決に対してどのような実践があるのかを理解します。

その上で、学生がどのようなキャリアを歩むにせよ、社会の一員として、多角的な視点を身に着け、社会課題の発見と具体的な解決方法の開発、および解決への寄与貢献の方法を考えることができるようになることを到達目標とします。

この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP4及びカリキュラムポリシーCP3に対応しています。
授業の方法 [1]プレゼンテーションの方法:パワーポイントと配布印刷物、板書など
[2]授業形態:講義、ワークショップ、ゲスト招聘など
授業計画
1 ガイダンス(講義のテーマや到達目標および授業の方向性などについて説明する)

【事前学習】シラバスの事前確認

【事後学習】第2回以降の講義に備え、NPOや社会的企業分野の言葉に慣れておく
2 総論[1]NPO/社会的企業とは何か・定義を確認する

【事前学習】NPOおよび社会的企業の定義を確認しておく

【事後学習】定義に基づき、関心のあるNPO/社会的企業を見つける
3 総論[2]NPO/社会的企業とは何か・事例から実践を知る

【事前学習】関心のあるNPO/社会的企業を整理しておく

【事後学習】事例として示された団体の活動を確認しておく
4 ワークショップ[1]組織理解・NPO/社会的企業を多角的に観察する方法を理解する

【事前学習】関心のある団体についての理解を深めておく

【事後学習】他者が提示した団体について観察する
5 ワークショップ[2]組織理解・NPO/社会的企業を収支の面から観察する方法を理解する

【事前学習】関心のある団体の財務・収支情報を見ておく

【事後学習】他者が提示した団体の財務・収支情報を観察する
6 ゲスト講義[1]子どもの福祉領域で活動するNPO/社会的企業

【事前学習】ゲストで来られる団体の情報を見ておく

【事後学習】ゲストで来られた団体の活動が挑む社会課題について調べる
7 ワークショップ[2]ゲスト[1]団体が挑む社会課題を整理し、別の解決手段を考える

【事前学習】ゲスト[1]団体が対峙する社会課題領域を見ておく

【事後学習】講義中には思いつかなかった解決手段を考える
8 ゲスト講義[2]障害者領域で活動するNPO/社会的企業

【事前学習】ゲストで来られる団体の情報を見ておく

【事後学習】ゲストで来られた団体の活動が挑む社会課題について調べる
9 ワークショップ[3]ゲスト[2]団体が挑む社会課題を整理し、別の解決手段を考える

【事前学習】ゲスト[1]団体が対峙する社会課題領域を見ておく

【事後学習】講義中には思いつかなかった解決手段を考える
10 ゲスト講義[3]若者支援領域で活動するNPO/社会的企業

【事前学習】ゲストで来られる団体の情報を見ておく

【事後学習】ゲストで来られた団体の活動が挑む社会課題について調べる
11 ワークショップ[4]ゲスト[3]団体が挑む社会課題を整理し、別の解決手段を考える

【事前学習】ゲスト[1]団体が対峙する社会課題領域を見ておく

【事後学習】講義中には思いつかなかった解決手段を考える
12 議論[1]今後の福祉NPO/社会的企業の在り方を共有する・社会課題解決の担い手とは

【事前学習】これまでの講義を通じて得られた福祉NPO/社会的企業への疑問点を整理する

【事後学習】福祉NPO/社会的企業以外で、社会的課題を解決しているケースを見ておく
13 議論[2]今後の福祉NPO/社会的企業の在り方を共有する・課題解決のための持続可能性とは

【事前学習】「持続可能性」というワードについて理解を深めておく

【事後学習】福祉NPO/社会的企業と他の組織における持続可能性について比較してみる
14 まとめ(これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める)

【事前学習】これまで講義内容を振り返り、疑問点をまとめておく

【事後学習】自身の疑問点と他者の疑問点を比較整理する
15 期末試験(講義内の時間で与えられたテーマについて)

【事前学習】これまでの復習・解説を振り返り総合的な理解に努める

【事後学習】期末試験の「問い」に対して、自らの解について改めて反芻する
その他
教科書 なし
参考書 なし
成績評価の方法及び基準 試験(80%)、授業参画度(20%)
最終講義日に小論文形式の試験を行います。
オフィスアワー 授業終了時

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