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社会福祉ゼミナール3

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科目名
平成28年度以前入学者
社会福祉ゼミナール3
教員名 今泉礼右
単位数    2 学年    4 開講区分 文理学部
科目群 社会福祉学科
学期 通年 履修区分 必修
授業概要 社会福祉の理解とその分析方法の基礎的・応用的な把握ならびに卒業論文の作成
授業のねらい・到達目標 今日、経済・社会の急速かつ大幅な変動のなかで社会福祉の必要性と重要性は益々高まってきている。しかしそれは同時に多くの福祉問題を惹起する過程でもあった。このような現代社会状況の具体的な観察を通じて、各自それぞれが自らの問題関心に応じてテーマを設定し文献研究や調査に基づいてレポートを作成して、それをベースに繰り返しディシカッションを進めてきたのが「社会福祉ゼミナール1」であり「社会福祉ゼミナール2」であった。「社会福祉ゼミナール3」では、それらを基本としつつ、「卒業論文」執筆とその完成に向けて、各自の研究テーマをより精緻化していくとともに、社会福祉学的分析における方法論的を吟味し、さらに厳密化していくことを通じ福祉研究を一層深化させる。また卒論作成の過程を通して、文献の読解、資料収集の仕方、論文の書き方および引用の仕方、プレゼンのあり方等々の知識も養う。さらに、仲間同士の人的交流やディスカッションを通じて、社会人として必要な様々なスキルも学ぶ。

この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP4及びカリキュラムポリシーCP4に対応しています。
授業の方法 演習形式で行う。特に「社会福祉ゼミナール3」では、「卒業論文」の執筆が中心となるため、学生が積極的・主体的に行っていくことが重要となる。
①自らのテーマに基づき資料を収集し、読解・分析を行い、課題を考察する。
②目次を設定し、それぞれの課題をレポートとして作成し、発表する。
③質疑応答によって得た新たな知見を通して課題へのさらなる考察を深める。
尚、福祉学科では社会福祉士の国家試験受験のため、「卒業論文」の提出時期が早くなるため、授業そのものも前倒しとなる。

「本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とします。」
履修条件 「社会福祉ゼミナール1」「社会福祉ゼミナール2」を履修していること。
授業計画
1 オリエンテーション(卒業研究についての目的や意義について理解する)

【事前学習】卒業論文のテーマ設定とその課題について吟味する

【事後学習】卒業論文への目的意識と課題意識の整理する
2 論文とは何かを理解する

【事前学習】テーマに沿った文献・「(調査)報告書」を読む

【事後学習】重要なポイントをノートに整理する。
3 論文作成に向けて基本的な準備をする

【事前学習】必要な授業やそこで取り上げたテーマについて考える

【事後学習】重要な論点をまとめノートに整理する
4 研究テーマの発表とディスカッション

【事前学習】発表者は卒論テーマの問題意識に基づいたレジュメを作成する

【事後学習】発表内容をノートにまとめ、自分のテーマと照らし合わせて発表内容を整理する
5 研究テーマの発表とディスカッション1

【事前学習】自らのテーマに基づいた発表を行う

【事後学習】発表内容をノートにまとめ、自分のテーマと照らし合わせて発表内容を整理する
6 研究テーマの発表とディスカッション2

【事前学習】図書館やインターネット、サイニー等によって必要な文献を収集する

【事後学習】発表内容をノートにまとめ、自分のテーマと照らし合わせて発表内容を整理する
7 論文作成への課題の検討を行う

【事前学習】研究テーマに即した文献を調査・選択・収集する

【事後学習】複数の文献から重要な論点をまとめ、その概要をノートする
8 データの扱いや分析方法を調べる

【事前学習】さまざまな調査報告に目を通し、観察やアンケートなどを通して分析手法を学ぶ

【事後学習】あるテーマについてのアンケートやインタビューを読み、そ内容や論点をノートに整理する
9 ブックレポートを作成してみる1

【事前学習】文献や論文を読み、その内容をや著者の主張を考えてみる

【事後学習】それぞれの内容をパラグラフ形式で要約し、主要な論点をノートに整理する
10 ブックレポートを作成してみる2

【事前学習】これまでの論点整理を通じてこの文献・論文の評価と批判点を考えてみる

【事後学習】文献・論文についての自分の意見や感想を整理する
11 卒業論文の目的や趣旨を理解しスケジュールをたてる

【事前学習】卒業論文の目的や課題を理解する

【事後学習】論文に課されている条件や評価基準を把握する
12 卒業論文のテーマに関する基本資料・文献の調査を行う

【事前学習】論文のテーマであるキーワードを探す

【事後学習】基本資料を熟読し基礎的な知識を身につける
13 キーワードに関する情報の整理を行う

【事前学習】キーワードを生み出した現状や社会的影響を整理する

【事後学習】先輩等の卒業論文やこれまでの研究を調べ情報の論点を確認する
14 卒業論文に対する自分の関心や疑問を整理する

【事前学習】卒業論文に対する問題意識を改めて明確化する

【事後学習】調査項目を絞り込み収集した情報の関連性を整理する
15 前期のまとめ、総括討論と夏季課題について

【事前学習】前期に行ったことを振り返り、時系列にまとめてみる

【事後学習】夏季期間に行うべきことを検討し、まとめてみる
16 「社会福祉ゼミナール3」についての後期ガイダンスと今後の課題を検討する

【事前学習】卒業研究の目的や課題、意義等を再度考え、整理しておく

【事後学習】後学期の卒業論文のスケジュールと手順の確認をする
17 基本資料の適切な活用(情報カードの作成と活用)のあり方を考える

【事前学習】基本資料を精査し活用可能なものをまとめる

【事後学習】出典情報などを整理し今後の行動や思いついたことなどをノートする
18 論文テーマに即した目標規定文を作成する

【事前学習】卒業論文テーマや自己主張に相応しい論証方法を考える

【事後学習】論証に相応しいデータ収集の方法を検討する
19 先行研究の検討と活用を考える

【事前学習】すでに行われた研究の成果を情報源として効果的に活用する

【事後学習】文献・論文として発表された成果(言説・図表・調査結果等)をデータの材料とすることを検討する
20 論証方法に沿った客観的データを収集する

【事前学習】自己主張の根拠となるデータを集める

【事後学習】単に文字情報だけでなく、図表を用いたデータの使用を検討する
21 論文の設計図であるアウトラインを作成する

【事前学習】「項目アウトライン」を考える

【事後学習】キーワードを中心に据え大まかな章立てを行う
22 各章の構成をより明確化・具体化する

【事前学習】「項目アウトライン」を単文化し、データの導入によって「文アウトライン」へと具体化する

【事後学習】「文アウトライン」に目標規定文を織り交ぜ、さらに具体化する
23 目標規定文に結論や自分の主張を付け加える

【事前学習】分析・論証方法に加え、章の構成や見出しを考える

【事後学習】分析や論証の方法とともに主張や結論を織り交ぜて目標規定文を完成させる
24 最終的な「完成版アウトライン」の作成

【事前学習】論文のテーマに照らし合わせ表題(タイトル)を決定する

【事後学習】必要なデータ、引用および参考文献の配置を決める
25 卒業論文を文章化し、記述する

【事前学習】それぞれの論点を分かりやすく分割してパラグラフ化する

【事後学習】論証の方法や資料・データの配置に主張・結論を加えて文章にする
26 論文の完成と最終チェックを行う

【事前学習】引用・参考文献の表記とレイアウトのチェックをする

【事後学習】漢字・記号・カナ・欧文や文章表現、表記などの確認
27 卒業論文に対する指導教員からのsuggestion1

【事前学習】卒業論文の構成や章立てについてチェックをする

【事後学習】必要に応じて論文の構成や章立てについての修正を行う
28 卒業論文に対する指導教員からのsuggestion2

【事前学習】テーマ・方法論・主張等についてチェックをする


【事後学習】必要に応じてテーマ・方法論・主張等についての修正を行う
29 卒業論文に対する指導教員からのsuggestion3

【事前学習】引用や注のつけ方の基本的なルール、資料やデータの提示の仕方等々の確認

【事後学習】必要に応じてこれらについての修正を行う
30 卒業論文の完成と提出

【事前学習】教員からのsuggestionを含めた最終的なチェックを行う

【事後学習】基本的な知識と他者の意見と自分の考えとの区別を整理し確認をする
その他
教科書 特に使用しない
参考書 授業の進展に応じて適宜指示する
成績評価の方法及び基準 授業参画度(20%)、卒業論文評価(60%)、発表・レポート提出(20%)
【授業参画度】
「授業参画度は,毎回のリアクションペーパー等で評価します。」
【卒業論文】
「卒業論文は、論文の書式・内容等を合わせて評価します。」
【発表・レポート提出】
「発表、レポート、ディスカッション等を合わせて評価します。」
オフィスアワー 今泉研究室
毎週月・水の昼休み及び放課後
備考 授業は積極的・主体的に参加してもらいたい
質問は大いに歓迎するが、私語は厳禁する

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