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科目名 平成29年度以降入学者 |
社会福祉調査演習 | ||||
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教員名 | 高瀬幸子 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会福祉学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業概要 | 社会福祉の分野でも、科学的なエビデンスに基づいた実践が重視されてきている。社会調査は科学的なエビデンスを得る基礎的な方法である。本講義では主に量的なデータに焦点をあて、データの収集と分析について講義する。 |
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授業のねらい・到達目標 | リサ―チクエスチョンに基づいて、基本的な調査の設計をし、調査票を作成できるようになる。 統計解析ソフトを用いて、調査によって得られたデータについて基本的な分析ができるようになる。 この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP3及びカリキュラムポリシーCP3に対応しています。 |
授業の方法 | 本授業の事前・事後学習は,合わせて1時間の学習を目安とします。 (1)プレゼンテーションの方法 配布資料、板書、パワーポイント (2)授業形態 基本的に講義形式で行うが、一部で統計解析ソフトを用いた演習も取り入れる。 |
授業計画 | |
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1 |
イントロダクション―リサーチクエスチョンと研究デザイン 社会福祉が科学的であることの重要性を踏まえ、なぜ研究が必要なのかについて考える。 【事前学習】シラバスを事前に確認すること 【事後学習】授業を踏まえ、自分の関心領域で自分なりのリサーチクエスチョンを考えてみること |
2 |
概念をとらえる―変数 実際に調査を行うためには概念を変数という形で捉える必要がある。定量変数・定性変数、尺度の種類、信頼性・妥当性などについて学ぶ。 【事前学習】第一回の授業の内容を復習しておくこと 【事後学習】授業で学んだ各尺度の具体例を考えてみること |
3 |
調査の実際―調査対象と調査票の設計 実際に調査を実施するにあたり、どのようにサンプルを抽出するのか、どのように調査票を作成するのかを学ぶ。 【事前学習】変数に関する内容を復習しておくこと 【事後学習】授業で学んだことを踏まえて、関心のあることについて調査票を作成してみること |
4 |
データの集計―1変数の分析 度数分布表、代表値、分散と標準偏差などについて学ぶ。 【事前学習】尺度の種類についてもう一度よく復習しておくこと 【事後学習】分散と標準調査についてもう一度自分で算出してみること |
5 |
統計解析ソフトによる演習―データ・変数の入力と記述統計 統計解析ソフトに実際に触れてみて、データの分析について学ぶ。変数やデータを入力してみて、ソフトの使い方を身につける。 【事前学習】記述統計の各用語について復習しておくこと 【事後学習】統計解析ソフトの変数とデータの入力をもう一度してみること |
6 |
仮説の検証 仮説と帰無仮説、検定の意味、母集団の推計について学ぶ。 【事前学習】変数に関する内容をもう一度確認しておくこと 【事後学習】自分の関心領域で対立仮説と帰無仮説をたててみること |
7 |
データの集計―2変数の分析(1) 共分散と相関係数について学ぶ 【事前学習】記述統計について復習しておくこと 【事後学習】共分散を算出してみること |
8 |
データの集計―2変数の分析(2) 定性的データを分析する方法としてクロス集計を学ぶ。カイ二乗検定について学ぶ 【事前学習】仮説の検証、検定について復習しておくこと 【事後学習】クロス集計、カイ二乗検定についてもう一度やってみること |
9 |
統計解析ソフトによる演習―2変数の分析 統計解析ソフトを用いて、相関係数、クロス集計、カイ二乗検定について実際に行ってみる 【事前学習】統計解析ソフトの使い方について復習しておくこと 【事後学習】相関係数、クロス集計、カイ二乗検定をもう一度自分でやってみること |
10 |
データの集計―2変数の分析(3) t検定について学ぶ 【事前学習】検定の意味について復習しておくこと 【事後学習】t検定の考え方をよく理解しておくこと |
11 |
データの集計―2変数の分析(4) 分散分析について学ぶ 【事前学習】t検定の考え方についてよく復習しておくこと 【事後学習】分散分析の考え方をよく理解しておくこと |
12 |
統計解析ソフトによる演習―2変数の分析 t検定と分散分析を実際に行ってみる 【事前学習】統計解析ソフトの使い方について復習しておくこと 【事後学習】統計解析ソフトを用いてt検定、分散分析をもう一度やってみること |
13 |
演習―調査票の設計 関心のある領域について立てたリサーチクエスチョンに基づいて、自分で調査票を設計してみる 【事前学習】これまでの授業で分からなかった点を整理しておくこと 【事後学習】作成した調査票を発表できるように準備しておくこと |
14 |
発表 自分で作成した調査票について発表し、意見交換を行う 【事前学習】発表できるように作成した調査票を整えておくこと 【事後学習】授業内で得られたアドバイス等を踏まえて調査票を修正すること |
15 |
これまでに学んだことを踏まえて試験を行う 【事前学習】第1回から14回までに学んだことをよく復習しておくこと 【事後学習】分からなかった問題についてこれまで学習した資料やノートを振り返って学習しておくこと |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | なし |
成績評価の方法及び基準 | 試験(80%)、授業参画度(20%) 授業参画度はリアクションペーパー、ディスカッションへの参加等によって評価します |
オフィスアワー | 授業終了後 |