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科目名 | 古環境・古生態学実験1 | ||||
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教員名 | 中尾有利子 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 地球科学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業概要 | 現在の生物の生息環境の理解から過去の環境復元の方法を学習する. |
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授業のねらい・到達目標 | ねらい: 現在の潮間帯ではどのような生物が生息しているのか,野外実習を通して環境勾配にそった生物相の変化を理解する.また、化石に基づいた古環境の復元の手法を習得する. 到達目標: (1) 古環境・古生態を理解するための基礎的知識を身につける(1-15) (2) 標本の記載方法を身につける(2) (3) 野外での観察方法や試料の採取方法を身につける(3-5) (4) 試料の処理方法を身につける(5-12) (5) 現生データの古環境・古生態への応用方法を理解する(13-15) (6) 得られた結果をとりまとめ,評価し,発表・討論できる(14-15) 学科プログラム(JABEE認定プログラム含む)の学習・教育到達目標とのかかわり: 「(G) 専門知識」に寄与する. なお,平成27年度以前の入学者は各入学年度の学習・教育到達目標「(D) 専門技術」に寄与する. この科目は地球科学科ディプロマポリシー(G)に対応する. (G)地球科学の専門知識を修得している. この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応する. |
授業の方法 | 配付資料などを用いて講義を行うとともに,野外実習においてサンプルの採取方法を学び,現生生物の生息環境を理解する.室内では各種サンプルの処理方法,標本の作製方法,データの取り扱い方について学ぶ.得られたデータを元に,生物の生態,地形との関わり,環境復元にどのように役立てるかについて考察し,発表,討論を行う. |
履修条件 | なし |
授業計画 | |
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1 | 古環境・古生態を理解するための基礎的知識 |
2 | 動物分類の基礎.標本のスケッチと記載方法 |
3 | 粒度表の作成と堆積構造の理解 |
4 | 地形と生物群集の観察と記載(野外実習) |
5 | 現生試料の採取方法(野外実習) |
6 | 野外調査結果のまとめ方と試料の保管方法.レポートの書き方(野外調査). |
7 | 現生試料の分析方法1(二枚貝の洗浄,標本の取り扱い方) |
8 | 現生試料の分析方法2(二枚貝の分類・同定,データのまとめ方) |
9 | 現生試料の分析方法3(有孔虫・貝形虫の試料の洗浄) |
10 | 現生試料の分析方法4(有孔虫・貝形虫の試料の拾い出し) |
11 | 現生試料の分析方法5(有孔虫・貝形虫の分類・同定,標本の作製方法) |
12 | 現生試料の分析方法6(現生貝形虫の解剖と同定方法) |
13 | 古環境・古生態復元への応用 |
14 | 分析結果のまとめ方,レポートの書き方(室内分析) |
15 | 分析結果の発表と総合討論 |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | なし |
成績評価の方法及び基準 | レポート(80%)、調査・分析結果を報告会で発表、議論する(20%) 総合的に判断し,60点以上を合格とする. 〈達成度評価基準〉 (1) 古環境・古生態を理解するための基礎的知識を身につけている(10点) (2) 標本の記載方法を身につけている(20点) (3) 野外での観察方法や試料の採取方法を身につけている(15点) (4) 試料の処理方法を身につけるている(15点) (5) 現生データの古環境・古生態への応用方法を理解している(10点) (6) 得られた結果をとりまとめ,評価し,発表・討論できる(30点) レポートには授業内の提出物も含まれる. |
オフィスアワー | 原則として、当該授業日の昼休みに研究室(A211室)にて対応する. |
備考 | 分析結果のまとめと発表については各自事前に十分な準備をしておくこと. |