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科目名 | 日本地誌 | ||||
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教員名 | 井村博宣 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 地理学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業概要 | 本講義では、世界における日本の自然と生活や産業の地域的な特徴を確認した後、国内における地域的な特徴について、全国を一北海道、東北、関東、中部、近畿、中国四国、九州の7地方に区分し、それぞれの地方の自然と生活や産業の特徴を生態的な視点から解説する。授業では、担当者の研究成果を踏まえ、具体的な事例を通して生態的に考察する。またこれらの授業を通して、高等学校での実務経験を活かし、中学校・高等学校「地理」の教科指導において必要な、地誌的なものの見方・考え方について解説する。 |
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授業のねらい・到達目標 | 世界および日本国内における自然と生活や産業の地域的な特徴について、生態的に捉えて説明できる。地誌的な見方・考え方について、具体的な地域の事例を通して説明できる。 この科目は文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP1,DP2及びカリキュラムポリシーCP1,CP2に対応しています。 |
授業の方法 | 授業は講義形式にて行う。板書と配付資料に、パワーポイントを用いて現地の写真等を教材に加えて地域的特性が理解しやすいように工夫して解説する。なお、配布資料は当該授業時にのみ配布する。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 |
履修条件 | 他学科からの受講は、開講時(第1回授業)に受講調整を実施するので必ず出席してください。 |
授業計画 | |
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1 |
「地誌学」・「日本地誌」とは 【事前学習】シラバスを事前に確認しておくこと。 【事後学習】第2回目以降の授業に備え、授業で説明した内容について整理し理解しておくこと。 |
2 |
日本の国土と位置 【事前学習】日本の国土の広がりや位置について調べておくこと。 【事後学習】授業で説明した内容について、とくに広大な200海里水域に留意し理解しておくこと。 |
3 |
地 形 【事前学習】日本の大地形と小地形の特徴について調べておくこと。 【事後学習】授業で説明した内容について、地震、火山噴火、津波等の自然災害や減災・防災に留意し理解しておくこと。 |
4 |
気 候 【事前学習】日本の気候の特徴について調べておくこと。 【事後学習】授業で説明した内容について、風水害、干ばつ、冷害等の自然災害や減災・防災に留意し理解しておくこと。 |
5 |
人口と文化 【事前学習】日本の人口や文化の特徴について調べておくこと。 【事後学習】授業で説明した内容について、少子高齢化や文化的景観に留意し理解しておくこと。 |
6 |
生活と産業 【事前学習】日本の産業の特徴について調べておくこと。 【事後学習】授業で説明した内容について、産業構造の空洞化に留意し理解しておくこと。 |
7 |
北海道地方(泥炭地と酪農) 【事前学習】泥炭地について調べておくこと。 【事後学習】授業で説明した内容について、泥炭地の開墾と酪農の立地の経緯に留意し理解しておくこと。 |
8 |
東北地方(三陸海岸の村落) 【事前学習】三陸海岸の自然環境について調べておくこと。 【事後学習】授業で説明した内容について、漁業発達と津波災害に留意し理解しておくこと。 |
9 |
関東地方(江戸・東京の発達) 【事前学習】東京の自然環境について調べておくこと。 【事後学習】授業で説明した内容について、江戸のプランニングと東京への影響に留意し理解しておくこと。 |
10 |
中部地方(甲府盆地の治水) 【事前学習】甲府盆地の自然環境について調べておくこと。 【事後学習】授業で説明した内容について、扇状地の土地利用や霞堤(信玄堤)に留意し理解しておくこと。 |
11 |
近畿地方(琵琶湖と人々の生活や産業) 【事前学習】琵琶湖の特徴について調べておくこと。 【事後学習】授業で説明した内容について、琵琶湖の漁業や水資源開発を京都・大阪等との結びつきに留意し理解しておくこと。 |
12 |
中国四国地方(瀬戸内と南四国の生活と産業) 【事前学習】北四国と南四国の自然環境について調べておくこと。 【事後学習】授業で説明した内容について、防水地域と豊水地域の伝統的生活や産業の違いに留意し理解しておくこと。 |
13 |
九州地方(有明海周辺と南西諸島の水利用) 【事前学習】有明海周辺と西南地方の自然環境について調べておくこと。 【事後学習】授業で説明した内容について、有明海周辺の干拓地とクリークや宮古島の地下ダムに留意し理解しておくこと。 |
14 |
理解度の確認と解説 【事前学習】第1回~第13回の授業の内容について理解し直しておくこと。 【事後学習】解説を参考に理解度の低いところを中心に整理し直して理解を深めておくこと。 |
15 |
講義内容の復習・解説による理解度の深化 【事前学習】第1回~第14回の授業の内容について理解し直しておくこと。 【事後学習】到達目標に従い学んだ内容を振り返り、世界および日本国内における自然と生活や産業の地域的な特徴について、具体的な事例を通し生態的に捉えて説明できよう、さらに理解を深めておくこと。 |
その他 | |
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教科書 | 使用しない。適宜,プリントや資料を配付する。 |
参考書 | その都度、授業中に紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(70%)、授業参画度(30%) 授業参画度は,適宜リアクションペーパー等で評価します。 |
オフィスアワー | 時間は木曜日の12:30~13:30、場所は8号館5階A-506研究室とする。 |
備考 | ①資質向上のため手書きのノートを推奨し、板書の撮影等は禁止する。 ②本講義に関する連絡は、授業時もしくは地理学科掲示板(2年生欄)にて行う。 ③他学科からの受講は、開講時(第1回授業)に受講調整を実施するので必ず出席してください。 |