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科目名 | 分析化学6 | ||||
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教員名 | 高橋純一 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業概要 | 原子スペクトル分析を用いる実際の微量金属分析において、分析法の原理・装置の構成と共に、サンプリングから結果の考察に到るまでの過程を学ぶ。分析の失敗例から試料とは何か、なぜ失敗するのか、正しい分析値とは何を意味するのかを考察する。 |
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授業のねらい・到達目標 | 分析機器がブラックボックスではなぜいけないのか、正しい値とは誰にとって正しいのか、分析の目的とは何かについて説明できるようになること。 この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。 |
授業の方法 | プロジェクターを使う講義形式 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 |
履修条件 | 特になし |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス。なぜ分析をするのか? 【事前学習】分析実験ノートを見直して手順書を考えておくこと 【事後学習】キーワードをまとめる |
2 |
基本用語とその意味(1) 単位,純度,感度,検量線, 【事前学習】前回の配布プリントを通読 【事後学習】ノートの点検 |
3 |
基本用語とその意味(2) 精度,正確度,干渉,汚染,メモリー効果 【事前学習】前回の配布プリントを通読 【事後学習】ノートの点検 |
4 |
分析方法・装置各論 原子吸光分析 【事前学習】前回の配布プリントを通読 【事後学習】ノートの点検 |
5 |
分析方法・装置各論 ICP発光分析 【事前学習】前回の配布プリントを通読 【事後学習】ノートの点検 |
6 |
分析方法・装置各論 ICP質量分析法、授業内小テスト(1) 【事前学習】前回の配布プリントを通読 【事後学習】小テストの再考 |
7 |
分析をデザインする、閑話休題 【事前学習】前回の配布プリントを通読 【事後学習】回答コメントの確認 |
8 |
試料前処理 容器の選択および洗浄 【事前学習】前回の配布プリントを通読 【事後学習】ノートの点検 |
9 |
試料前処理 液体・固体・気体 【事前学習】前回の配布プリントを通読 【事後学習】ノートの点検 |
10 |
実試料分析(1)工場排水・太陽電池シリコン 【事前学習】前回の配布プリントを通読 【事後学習】ノートの点検 |
11 |
実試料分析(2)鉄鋼・食品・オイル 【事前学習】前回の配布プリントを通読 【事後学習】ノートの点検 |
12 |
分析に失敗する(1)依頼者と分析者の関係,毛髪分析を例にとる。授業内小テスト(2) 【事前学習】前回の配布プリントを通読 【事後学習】小テストの再考をする |
13 |
分析に失敗する(2)水晶原石,鉄鋼分析、ヒ素の分析を例にとる。 【事前学習】前回の配布プリントを通読 【事後学習】失敗をしないための工夫をリストアップする |
14 |
誤差・分析の結果について考える 最終課題を課す 【事前学習】築地市場移転問題,和歌山ヒ素カレー事件について新聞報道をみておくこと 【事後学習】課題レポート作成 |
15 |
課題解説、危険な試料と危険な行為,注意点など 【事前学習】課題提出,課題に対する質疑準備 【事後学習】まとめを作成する |
その他 | |
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教科書 | 特になし。授業前にプリントを配布する。 |
参考書 | 千葉光一他 『分析化学実技シリーズ4巻 (ICP発光分析)』 共立出版 2013年 第1版 太田清久他 『分析化学実技シリーズ5巻 (原子吸光分析)』 共立出版 2011年 第1版 田尾博明他 『分析化学実技シリーズ17巻 (誘導結合プラズマ質量分析)』 共立出版 2015年 第1版 原理・装置構成については授業の参考になる。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(40%)、授業内テスト(40%)、授業参画度(20%) レポートは内容と共に考え方がきちんとまとめられているかを評価対象とする。授業内で2回の小テストを行う。知識が整理されているかを問う。各20%配点。また授業中に質疑するが、応答頻度と内容を授業参画度として評価する。2/3以上の出席を単位取得の要件とする。 |
オフィスアワー | 授業前後1時間内。教室または講師控え室にて。 |