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生物・有機化学実験(含演習)

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科目名 生物・有機化学実験(含演習)
教員名 大崎 愛弓・矢田 智・柳川 昭久・垣田 浩孝・黒須 泰行 ・亀谷 富由樹
単位数    4 学年    3 開講区分 文理学部
学期 後期 履修区分 必修
授業概要 (有機化学実験)
有機化合物の構造と性質の理解,合成実験法や種々の有機分析機器を用いた分析法の習得。

(生物化学実験)
生体高分子であるタンパク質・酵素・遺伝子の取り扱い方法、生体高分子の詳細な構造や性質を知るための技術、その原理の修得。また、産業技術総合研究所での勤務経験のある教員が、その経験を生かして、生物化学の実験研究における技術の指導を行う。
授業のねらい・到達目標 (有機化学実験)
合成原料並びに生成物となる有機化合物の構造と物理的,化学的性質を良く理解した上で合成反応実験を計画,実行出来るようになる。
また,実験を通して有機化合物の取り扱いを習得するとともに,講義で学んだ有機化学の体系を自らの経験として実感することを目的とする。赤外吸収スペクトル,ガスクロマトグラフィー,GCMSを用いた有機化合物の分析や一次元,二次元NMRを用いた構造解析の手法についても理解し、学生自身で説明することができる。

(生物化学実験)
実験毎に対象である生体高分子、その取り扱い方法、分析手法を事前学修した上で、生物化学実験を実行する。事前学修および講義において蓄積した基礎知識を、実験による体験を通して活用可能な技術として習得する。特に重要な実験項目に関しては演習・テストを行い、知識・技術を確実なものとする。実験結果について発表の機会を設け、プレゼンテーション能力の向上を図る。

この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 (有機化学実験)
講義と実験,演習を行い,実験終了後にレポートにまとめて提出する。実験の理解の確認として試験を行う。実験内容については各回に記載する。

(生物化学実験)
実験、演習、テスト、ディスカッションを行う。実験毎にレポートを提出する。実験内容については各回に記載する。
履修条件 (有機化学実験・生物化学実験)
学科で定める単位を修得していること。
授業計画
1 (有機化学実験)
ガイダンス
器具チェック
有機化合物のNMRによる構造解析法についての講義
2 (有機化学実験)
A,Bグループに分けて実験を行う。(A班について以下記載を行う。)
①②4-メチルシクロヘキサノールの合成
3 (有機化学実験)
①②有機化合物の定性分析・構造決定
4 (有機化学実験)
①②アスピリンの合成
5 (有機化学実験)
①②アジピン酸の合成
6 (有機化学実験)
①②クロスカップリング反応
7 (有機化学実験)
①試験,ノートチェック
②器具片付け,統括
8 (生物化学実験)
①ガイダンス
②演習1
9 (生物化学実験)
①酵素の反応速度測定1
②酵素の反応速度測定2
10 (生物化学実験)
①リゾチームの結晶化、タンパク質の定量
②タンパク質のSDSゲル電気泳動
11 (生物化学実験)
①PCRを用いた遺伝子クローニング1
②PCRを用いた遺伝子クローニング2
12 (生物化学実験)
①プラスミドDNAの分離と分析1
②プラスミドDNAの分離と分析2
13 (生物化学実験)
①微量生体分子分析実験(標準物質)(産総研で開発した装置による実験)
②微量生体分子分析実験(未知試料)(産総研で開発した装置による実験)
14 (有機化学実験・生物化学実験)
①②事前に示した課題について,質疑応答及びフィードバックを行う。
15 (生物化学実験)
①ディスカッション
②器具の洗浄、片付け
その他
教科書 日本大学文理学部化学科編 『大学基礎,専門課程の化学実験マニュアル』 共立出版 2009年 第2版
飯田,菅原,鈴鹿,辻,宮入編 『イラストで見る化学実験の基礎知識』 丸善株式会社 2010年 第3版
『ヴォート基礎生化学』 東京化学同人 2014年 第4版
『ヴォート基礎生化学』 東京化学同人 2017年 第5版
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 有機実験:試験60%, 授業参画度 20%, レポート20%(50%)、生物実験: 授業参画度 30%, 演習約40%, レポート約30%(50%)
オフィスアワー (有機化学実験)
開講時間内および終了後。

(生物化学実験)
火曜日2時限、新本館7階化学科703研究室。ただし不在の時のあるので事前に要連絡。
備考 毎回,実験内容について予習をしておくこと。実験の実施,操作,経過の記録の取り方や危険に対する予防措置,実験後の廃棄物の処理などについてガイダンスで講義を行うので,その指示に従うこと。各実験毎の注意事項は下記に記す。

(有機化学実験)
学生実験室内では常時保護メガネを着用のこと。

(生物化学実験)
生物化学1,2を履修しておく事が望ましい。

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