検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
科目名 | 無機化学1 | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 岩堀史靖 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業概要 | 原子レベルからの化学基礎にはじまり、化学結合や分子の性質などを理解するための知識を講義する。 |
---|---|
授業のねらい・到達目標 | 無機化学のみならず化学全般で必要とされる原子レベルの基礎知識に加え、化学結合と分子構造に関する知識を学習・理解し、それらについて説明できるようになる。 この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。 |
授業の方法 | 板書形式で行う。必要に応じて補助教材(私製印刷物)を配布する。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
基礎概念:原子(1) [事前学習]シラバスを事前に確認する。 [事後学習]第2回以降の授業に備え,化学に関連する書籍にあたる。 |
2 |
基礎概念:原子(2):電子の波動性と井戸型ポテンシャル [事前学習]教科書p.1〜p.6を読んでおくこと。 [事後学習]電子の波動性、閉じ込められた電子の振る舞いについてノートに整理してまとめる。 |
3 |
基礎概念:原子(3):波動方程式と量子数 [事前学習]教科書p.6〜p.9を読んでおくこと。 [事後学習]波動方程式の扱い、意味するところについてノートに整理してまとめる。 |
4 |
基礎概念:原子(4):水素型原子の軌道形状 [事前学習]教科書p.9〜p.13を読んでおくこと。 [事後学習]原子軌道の広がりや特徴についてノートに整理してまとめる。 |
5 |
基礎概念:原子(5):多電子原子の有効核電荷と構成原理 [事前学習]教科書p.13〜p.22を読んでおくこと。 [事後学習]多電子原子における電子配置の規則についてノートに整理してまとめる。 |
6 |
基礎概念:分子(1):ルイス構造とオクテット則 [事前学習]教科書p.28〜p.31を読んでおくこと。 [事後学習]ルイス構造の組み立て方についてノートに整理してまとめる。 |
7 |
基礎概念:分子(2):VSEPRと原子価結合理論 [事前学習]教科書p.45〜p.50を読んでおくこと。 [事後学習]分子の形の推定方法についてノートに整理してまとめる。 |
8 |
基礎概念:分子(3):分子軌道理論の基礎 [事前学習]教科書p.31〜p.37を読んでおくこと。 [事後学習]分子軌道の組み立て方についてノートに整理してまとめる。 |
9 |
基礎概念:分子(4):等核二原子分子の分子軌道理論 [事前学習]教科書p.31〜p.37を再度よく読んでおくこと。 [事後学習]p軌道を含む分子軌道の組み立て方、電子の配置についてノートに整理してまとめる。 |
10 |
原子核の性質(1):原子核の性質とエネルギー [事前学習]教科書p.55〜p.68を読んでおくこと。 [事後学習]原子核の性質やエネルギー、放射能についてノートに整理してまとめる。 |
11 |
原子核の性質(2):原子核を利用した分析技術 [事前学習]教科書p.68〜p.77を読んでおくこと。 [事後学習]年代測定法や核磁気共鳴などの技術についてノートに整理してまとめる。 |
12 |
分子の対称性序論(1):対象操作と対象要素 [事前学習]教科書p.83〜p.88を読んでおくこと。 [事後学習]対象要素の表現についてノートに整理してまとめる。 |
13 |
分子の対称性序論(2):点群と指標表 [事前学習]教科書p.88〜p.93を読んでおくこと。 [事後学習]簡単な指標表のもつ意味についてノートに整理してまとめる。 |
14 |
第2回から第13回までの講義内容について演習形式で振り返り、その内容に関する質疑応答を行う。 [事前学習]第13回までの講義内容を整理し、疑問点や理解不足と思われる点をまとめておく。 [事後学習]演習問題で理解不足だった部分をノートに抜き出し、再度問題を解く。 |
15 |
到達度の確認(授業内テスト)と内容解説。 [事前学習]第14回までの講義内容を理解し消化しておく。 [事後学習]自分の解答と正解を照らし合わせ、理解不足だった部分をノートにまとめる。 |
その他 | |
---|---|
教科書 | 巽和行・西原寛・穐田宗隆・酒井健 監訳 『ハウスクロフト無機化学(上)』 東京化学同人 2012年 第1版 再履修の学生は、シュライバー・アトキンス第6版を使うことができます。 |
参考書 | 本講義は「無機化学」と題しているが,物理化学や量子化学の要素も多分に含まれるので、 そのようなジャンルの参考書もあわせて読んでみると理解の助けになる。 どちらかというと平易な参考書を数多く読むことを勧める。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(100%) 授業内テストは,学期末に行う到達度確認テストで評価します。 |
オフィスアワー | 時間は特に指定しないが、来室の際は事前にアポイントメントを取ってほしい。 アポ無しの訪問は受けられない場合がある。 オフィス:本館6階・化601教室 |