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基礎物理学3

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科目名 基礎物理学3
教員名 名越篤史
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
学期 前期 履修区分 選択必修
授業概要 分子の力学、および分子と外場の相互作用
授業のねらい・到達目標 調和振動子のシュレディンガー方程式と、その固有関数および固有値を理解する。
実在気体と理想気体の挙動の差異について説明できる。
電磁波の一般的な性質と、電磁波に対する電気双極子の応答について理解する。

この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 講義を主体とする。小テストを行なう。
本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
授業計画
1 調和振動子のシュレディンガー方程式。調和振動子の固有関数と固有値 
教科書2.2
[事前学習]シラバスを事前に確認する
[事後学修]教科書26~33ページまでよんでおくこと。
2 二原子分子の回転エネルギーと剛体回転子のシュレディンガー方程式
教科書2.4
[事前学習]教科書38~40ページまでよんでおくこと。
[事後学修]並進・振動の波動関数のエネルギー固有値についてについてノートに整理してまとめておくこと。
3 球面極座標
教科書2.4
[事前学習]教科書40~43ページまでよんでおくこと。
[事後学修]球面極座標を使って、41ページの各式の導出を自分でやってみること。
4 実在気体とファンデルワールス方程式
教科書11.6.1
[事前学習]教科書223~228ページまでよんでおくこと。
[事後学修]ファンデルワールスの状態方手式のふるまいについてノートに整理してまとめておくこと。
5 分子間相互作用の大きさとビリアル展開
教科書11.6.3、11.7
[事前学習]教科書227~232ページまでよんでおくこと。
[事後学修]LJポテンシャルの極小値付近をテーラー展開して、近似式を導出すること。
6 レナード-ジョーンズポテンシャルと剛体球ポテンシャル
教科書11.7.3-4
[事前学習]教科書232~234ページまでよんでおくこと。
[事後学修]各ポテンシャルについてノートに整理してまとめておくこと。
7 電磁波の波動方程式
教科書6.1-3
[事前学習]教科書104~110ページまでよんでおくこと。
[事後学修]それぞれの式について自分で導出し、ノートに整理してまとめておくこと。
8 光の干渉と回折
教科書6.4-6
[事前学習]教科書110~117ページまでよんでおくこと。
[事後学修]それぞれの式について自分で導出し、ノートに整理してまとめておくこと。
9 古典的双極子
教科書7.1
[事前学習]教科書121~126ページまでよんでおくこと。
[事後学修]7.15式について自分で導出し、ノートに整理してまとめておくこと。
10 量子論的な電気双極子
教科書7.2
[事前学習]教科書127~130ページまでよんでおくこと。
[事後学修]遷移行列要素についてノートに整理してまとめておくこと。
11 光の吸収と放出の速度論
教科書7.3
[事前学習]教科書130~132ページまでよんでおくこと。
[事後学修]誘導放出と自然放出についてノートに整理してまとめておくこと。
12 吸収係数と光の散乱
教科書7.5-6
[事前学習]教科書135~138ページまでよんでおくこと。
[事後学修]7.41式について自分で導出し、ノートに整理してまとめておくこと。
13 スペクトル線の形状
教科書7.7
[事前学習]教科書138~140ページまでよんでおくこと。
[事後学修]均一拡がりと不均一拡がりについて、ノートに整理してまとめておくこと。
14 授業内試験と試験の解説
[事前学習]第13回までの内容について、復習しておくこと
[事後学修]⾃分の解答と正解を照らし合わせ、理解不⾜だった部分について教科書をよく読むこと。
15 これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める。
[事前学習]第14回までの講義内容を理解し 消化しておく。
[事後学習]授業を通して理解不⾜だった部分をノートにまとめる。
その他
教科書 寺嶋 正秀・馬場 正昭・松本 吉泰 『現代物理化学』 化学同人 2015年 第1版
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(100%)
授業内テストは,小テストと学期末に行う到達度確認テストを合わせて評価します。
オフィスアワー 授業終了時
備考 教科書の指定範囲を各自予習のこと。また、授業終了後必ず復習すること。復習しても、わからないことは質問すること。

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