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科目名 | 無機化学5 | ||||
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教員名 | 岩堀史靖 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業概要 | 配位化学(錯体化学)そのものと、さらにそれを理解するために必要な基礎知識を講義する。 |
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授業のねらい・到達目標 | 配位化学(錯体化学)に軸足を置きながら、固体物理を理解できるようになる。 分子性化合物の諸物性を理解するためにも役立つ基礎知識を習得できる。 この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。 |
授業の方法 | 板書形式で行う。必要に応じて補助教材(私製印刷物)を配布する。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 |
授業計画 | |
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1 |
本講義の学習目的説明と、内容の全般的イントロダクション [事前学習]シラバスを事前に確認する。 [事後学習]第2回以降の授業に備え,配位化学に関連する書籍にあたる。 |
2 |
金属錯体について(1):d, f 軌道の化学、歴史的背景 [事前学習]d軌道の数や広がり方について調べておくこと。 [事後学習]配位説についてノートに整理してまとめる。 |
3 |
金属錯体について(2):錯体の構造と異性体 [事前学習]金属錯体にはどのようなものがあるか、少し調べておくこと。 [事後学習]錯体固有の異性体について、命名法についてノートに整理してまとめる。 |
4 |
結晶場理論 [事前学習]教科書p.605〜p.615を読んでおくこと。 [事後学習]LFSE, 分光化学系列、ヤーンテラー効果についてノートに整理してまとめる。 |
5 |
配位子場理論(1):σ結合のみを考える場合 [事前学習]教科書p.617〜p.620を読んでおくこと。 [事後学習]配位子場理論についてノートに整理してまとめる。 |
6 |
配位子場理論(2):π結合を考えに含めた場合 [事前学習]教科書p.620〜p.622を読んでおくこと。 [事後学習]逆供与性π結合についてノートに整理してまとめる。 |
7 |
錯体の性質(1):電子遷移について [事前学習]教科書p.622〜p.625とp.636〜p.638を読んでおくこと。 [事後学習]電子遷移の許容・禁制の選択律についてノートに整理してまとめる。 |
8 |
錯体の性質(2):項とそのエネルギー [事前学習]教科書p.623〜p.628を読んでおくこと。 [事後学習]微視的状態の分類と項のエネルギーについてノートに整理してまとめる。 |
9 |
錯体の性質(3):錯体の電子スペクトル [事前学習]教科書p.628〜p.632を読んでおくこと。 [事後学習]項の分裂とオーゲル図についてノートに整理してまとめる。 |
10 |
錯体の性質(4):田辺・菅野ダイヤグラム [事前学習]教科書p.631〜p.634を読んでおくこと。 [事後学習]田辺・菅野ダイヤグラムの使い方についてノートに整理してまとめる。 |
11 |
錯体の性質(5):錯体の磁性 [事前学習]教科書p.639〜p.642を読んでおくこと。 [事後学習]磁気的な振る舞いの種類、それらの性質についてノートに整理してまとめる。 |
12 |
錯体の反応(1):配位子置換反応の機構 [事前学習]教科書p.646〜p.658を読んでおくこと。 [事後学習]配位子置換反応とキレート効果についてノートに整理してまとめる。 |
13 |
錯体の反応(2):配位子置換反応の利用 [事前学習]教科書p.646〜p.658を読んでおくこと。 [事後学習]トランス効果についてノートに整理してまとめる。 |
14 |
第2回から第13回までの講義内容について演習形式で振り返り、その内容に関する質疑応答を行う。 [事前学習]第13回までの講義内容を整理し、疑問点や理解不足と思われる点をまとめておく。 [事後学習]演習問題で理解不足だった部分をノートに抜き出し、再度問題を解く。 |
15 |
到達度の確認(授業内テスト)と内容解説。 [事前学習]第14回までの講義内容を理解し消化しておく。 [事後学習]自分の解答と正解を照らし合わせ、理解不足だった部分をノートにまとめる。 |
その他 | |
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教科書 | 田中勝久、平尾一之、北川進 訳 『シュライバー・アトキンス無機化学(下)』 東京化学同人 2017年 第6版 過年度生の方:教科書は第4版でもかまいません。 |
参考書 | 錯体化学、配位化学、無機化学などの名前を冠した一般的な学術書籍をなるべく数多く読むことを勧める。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(100%) 授業内テストは,学期末に行う到達度確認テストで評価します。 |
オフィスアワー | 時間は特に指定しないが、来室の際は事前にアポイントメントを取ってほしい。 アポ無しの訪問は受けられない場合がある。 オフィス:本館6階・化601教室 |